イタドリ虫 ジョロウグモ | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/

 

 

 

イタドリ虫

 

 

 

釣り餌にする「イタドリ虫」は「アズキノメイガ」(フキノメイガ)。

春先成虫が発生し産卵、幼虫は初夏以降イタドリなどの茎に潜り込んで芯を食って成長し、そのまま蛹で越冬、春先羽化。

釣具屋でアズキメイガ入りのイタドリの茎が売り始めるのは9月半ばごろから11月末頃まで

それを過ぎると蛹になってしまい釣り餌には向かなくなる。

 

このイタドリ虫を生食するという人がいる。遠藤ケイさんという方だが、驚きだ。

著作に記されている。

釣り餌イメージが強くて、マジかよって思うが、ただ、かなりおいしいそうだ(笑)。

特に6月、それから夏場にかけて茎の中の蛹が一番大きくなるそうで、これを火にあぶるとかなりいけるようだ。

大人の小指ほどあり、脂がのっていて、香ばしい。

高たんぱく。

根元にカマキリの巣に似たこぶ状の塊があれば蛹がいるとのこと。

これは虫の糞だそうだ。

 

 

イタドリといえば、子どもの頃高速道路の法面に侵入してワラビなんかを取っていた(母にうまく言いくるめられて取らされた 笑)、時に、のどが渇き、思わず茎の中にたまった酸っぱい水をすすってのどを潤したたことが懐かしい。

あと、高知県で、イタドリが普通に売られていたが、あれなかなかおいしかった。

特にゴマ油で炒めたもの。

絶品だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョロウグモは巣を張る時には尻から糸を出し、たたむときには口から飲み込むという。

コスパ良いのう。

ジョウロウグモは、網を張って客を待つ妖艶なる遊女の例えだ。

秋になるとメスの腹に鮮紅紋が現れる。婚姻色のようなもの。

これを見たらオスは命がけで交尾に臨む。

たらたらしていると餌と間違われて捕食だ。

ジョロウグモを食べるとチョコの味がするといわれていたが、実際には枝豆味だそうだ。

ちなみに日本最大のジョロウグモは沖縄にいるオオジョロウグモで、最大5センチ。網は直径2メートルにもなるという。

うっかり網に引っ掛かると襲い掛かりに来られるかも(笑)。

えげつないのう!