宇能鴻一郎の浮気日記
結婚三年目の人妻が、再び働きだしたとき、ついつい浮気してしまう姿をコミカルに描く。脚本は「おさな妻(1980)」の鹿水晶子、監督は「新入社員 (秘)OL大奥物語」の白井伸明、撮影は「赤い通り雨」の前田米造がそれぞれ担当。
キャスト鹿沼えり金田明夫安西エリ
宇能 鴻一郎(うの こういちろう、1934年7月25日 -)は、北海道札幌市出身の小説家、官能小説家、推理作家。本名鵜野 廣澄(うの ひろずみ)。下の名前を音読みした「ウノコウチョウ」をもじったペンネームであり、同人誌時代には「宇野興長」の筆名も用いていた。嵯峨島 昭(さがしま あきら)名義で推理小説も執筆している。
寝屋川新婚夫婦殺害事件 1975
住吉の長屋
住吉の長屋は知る人ぞ知る家。
建築家安藤忠雄の初期の代表的住宅建築 。
実質のデビュー作1976年 ( 昭和 51年) 2月 竣工、 大阪市 住吉区 の三軒長屋の真ん中の1軒を切り取り、中央の三分の一を中庭とした鉄筋コンクリート造りの小住宅。 コンクリートの打ちっ放し、安藤先生の得意なアレだ。
総工費予算は解体費を含め1000万円。
未だに語り草になるような名建築で、様々な伝説がある建物である。
安藤先生ってボクサー上がり。
それからヨーロッパ・アメリカを放浪して帰ってきて、建築を独学で学んだような人だから、ちょっと普通じゃない。
目つきもギラギラしている。
どんな建物かというと、2階建ての四角くて細長い建物。
間口が3m30cmで奥行きが14m10cm。
日本の尺で言うと2間×8間。
よくある奥行きが長い長屋。
まず玄関を入るといきなりリビング。
奥はトイレ・洗面・お風呂・ボイラー室そしてダイニング・キッチン。
ポイントは、建物1階の真ん中に位置する中庭。
通り庭と言うのか4方をコンクリートの打ちっ放しに囲まれた空間。
驚くなかれ、庭の上には屋根が無い。
南側にも家がビッシリと建っていて光を採りようがないので、上から採っているためだ。
つまるところ、採光目的の窓をあえて設けず、この建物の通風と採光は庭で採るという、割り切った設計になっている。
中庭と居住スペースを隔てるドアとFIX窓は全面ガラスなので、リビングにも奥のダイニング・キッチンにも光が入ってくる。
1階のリビングとダイニング・キッチンの行き来には、中庭を通る。
1階は全部土足だ。
しかし屋根の無い屋外なので、雨の日は2階への移動などにも中庭を通り、傘をさす。
そしてびっくりするのが2階。
ベッドルームが2つ両端にあって、真ん中にそれらを通す渡り廊下があり、その脇から1階の中庭に降りるという造りになっている。
ここも雨の日にもう片方のベッドルームに行こうと思ったら、靴を履いて傘を差して行かなければならない。
豊かな空間を創作するため機能性や便利さを犠牲にし、真に必要な生活の質を究極にまで突き詰め機能性や連続性に絶対的価値をおくことに疑問を持っていたという安藤の渾身の表現。
関西に根付いた長屋の住み方を現代風にアレンジしたものとして高く評価されている。
自分もこの長屋タイプに住んでいる友達家族(東淀川区)がいて、何度か行ってみたが、非常に使いにくい半面、かなりおしゃれである。
ストレスあるけど心地よいという摩訶不思議な空間だった。
ちなみに、この家のトイレは公衆トイレとか、公共施設にあるような作りで、かなりたまげた。









