ジャニーさん、やっぱりやってた? ヒロ ポン ナラ枯れ | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

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基本毎日更新。名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
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ジャニーさん、やっぱりやってた?

 

時の人「ジャニー喜多川」は2019年、すでに死亡しており、その後いろいろなことが沸き上がってきたわけで、これはつまりはどれだけジャニーさんの権力が膨大だったかの証左に他ならぬ。

公正取引委員会がジャニーズ事務所に独占禁止法違反の恐れがあるとして注意したことがあった。事務所を離脱した国民的アイドルグループの元メンバーを番組に出演させないようにと、各民放テレビ局に圧力をかけたという、あれだ。

公正取引委員会が公然と勧告しているので単なる濡れ衣ではなかろうかと。

事実なんでしょうな。こういうことをやる所なんだという認識が、もやからリアルへと、形を変えた瞬間だった。

1999年頃からジャニー喜多川の性加害疑惑を、一貫して追及し続けてきた某雑誌の姿勢は、実は正しかった。名誉棄損で訴えられようが、負けないで、くじけず、決して変えなかったことは、なんか、立派だと思う次第。

基本きらいなんだけどね、新潮も、文春も(笑)。

 

 

ナラ枯れ

 

最近、里山の森の中では、「ナラ枯れ」という現象が進行しているという。

「ナラ枯れ」とは、森林病害虫であるカシノナガキクイムシが病原菌である「ナラ菌」を増殖させることで、樹木の水吸い上げる機能を阻害、結果枯死させる伝染病。

ドングリを実らすことが特徴のコナラやミズナラなど、ブナ科の木ナラ類やシイ・カシ類に発生

ブナ科で、薪や木炭製造のために移入した常緑植物のマテバシイも野生化大繁茂の後、ナラ枯れが見られるという

それ以外の植物への影響が出た事例はなく、人体やほかの動物に影響はないと言う

コナラの幹から、おがくずのようなものがたくさん出て泣いているように樹皮からたくさんの樹液が流れた跡があればナラ枯れで、たぶん来夏には枯れてしまう

 

コナラやミズナラなどのブナ科の木が大量枯死するこの現象。

直接の原因は、確かに、カシノナガキクイムシという体長4~5mmの黒褐色で円柱形の甲虫の仕業だ(あだ名はカシナガ)

キクイムシという名前だが木を食べているのではなく、木をかじって開けた穴にナラ菌と呼ばれるカビの仲間を植えつけて畑とし、穴に生えたナラ菌を食べ大径木を好むとされる。

このナラ菌(数種類ある)は、生きた木から栄養を吸収する種だ。

が、その元をたどると人間の勝手な行動が引き起こした結果にたどりつく

 

ひとつは、戦後に著しく増加した、都会での木炭使用の中止

 

戦後まで里山のコナラやミズナラは、木炭や薪にするために、数年に1回程度の頻度で切り株を残し切られており、すぐにひこ生え(脇芽)が伸びて、木は数年で再生。

数年に一度切られてしまうという環境には、成長が早く、ひこ生えによる再生能力が高いコナラのほうが、ブナ科でも常緑のカシやクスノキ科のタブなどの木よりも適しており、こうして長い年月をかけて、里山の樹種はコナラ若木中心の雑木林ばかりという、いびつな状態になってしまった。

 

さらに木炭の生産は壊滅状態になり、雑木林のコナラも切られることはなくなった。

こうして雑木林のコナラは大径木が多くなる。

これがカシノナガキクイムシにとって都合がよい環境となってしまったのである。

 

もうひとつの理由は、地球の温暖化。

近年の急激な温暖化によって、西日本の暖地で小さな規模で生活していたカシノナガキクイムシが、いっきに分布域を広げた可能性がある。

 

 

 

 

ヒロ ポン

 

終戦後は50万人を超す覚せい剤ジャンキーがいたそうだ。

 

当時は普通に街の薬局でヒロポンを安価購入できたという。

ヒロポン。

大日本製薬販売のメタンフェタミンである。

塩酸メタンフェタミン製剤ともいう。

発明者は日本薬学の父こと長井長義

 

麻黄からエフェドリンを抽出、メタンフェタミンを作ったという。

エス、スピード、シャブなどと呼ばれる覚醒剤の原料となる化学薬品で、現在では個人間の売買や使用は法律で禁止されている。

中枢神経を高揚させる効果があり、除倦効果が期待され、爽快感が増したり眠気を払ったり、ハイになる覚醒剤にはこのメタンフェタミンが用いられてい

 

 

ヒロポンはこれを主成分としている徐倦覚せい剤(笑)。

 

商品名はその語源はギリシア語の「労働を愛する(philoponus)」という言葉が元になっている。
「疲労がポンととれる」という意味だという説もある(笑)。

 

で、今のエナジードリンク並な扱いで、闇市で売れまくっていたという。

もう名前からして、今基準ではやばすぎる。

効用の説明には、頭脳明晰化、作業能力亢進、披露除去、睡気一掃。

これがオロナミンやリポビタン、リゲイン、ユンケル並みに大ヒット。

そしてジャンキーが大蔓延。

つまり、このヒロポンは、今で言うシャブなのだ。

大日本製薬は、かって、イソミンことグリュネンタール社(西ドイツ)のサリドマイドを販売していたこともある。

1951年、覚せい剤取締法が制定されるに至る。

 

 

 

ヒロポンは疲労回復、強壮作用をうりにしており、墨東の工場街にはヒロポン売りがよく訪問販売に来ていたとか。

色街にも同様に訪問。

蔓延、多くの中毒者を作る。

 

実際にヒロポンを打つと全能感に包まれて二日くらいの徹夜も平気になるという。

その威力は、坂口安吾の堕落っぷりひとつ見ても、何よりもリアルに物語っていたりする。

 

ピロポンを打ち、高揚した女は、手を握っただけで、激しく抱き着いて、どこにもついてきたそうだが、それを利用して、安上がりに済ませるために、外でセックスをした輩もいたとか。

ヒロポンでアオカンというやつだね。

 

なんにしても、以前はこういう時代だったんですな。