かなりの地力を持ちながら、なかなか甲子園に届かない学法福島。
学法石川はかなりの強豪だが、福島の方は無名。同じ福島県内にあるのにこの差は何か。
ただ、ここのところ秋の県大会を制したり、徐々に甲子園へと近づいている感が否めない。
がんばれ、学法福島。
赤い森
昔「赤い影」という相当怖い映画を見て寝られなくなったことがある。
「赤い」という単語は、本当に不穏で不気味なイメージを想起する気がしてやまない。
トラウマだろうか。
「赤い森」は、ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所から10 km圏内に、現実にある。
1986年4月26日のチェルノブイリ原子力発電所事故により高レベルの放射性物質を含む煙やちりが雲となり、大量の放射性物質がこの地域に降り注ぎ、マツの木々は枯死し赤茶色に見えることが由来。
立ち入り制限区域内に位置し、現在でも世界で最も汚染された地域の1つ。
事故を起こした4号炉の爆発と火災による土壌、水、大気の汚染は広島・長崎に投下された原子爆弾による放出量の20倍とのこと。
事故後、赤い森にあるマツの木々の大部分が伐採されて埋められたが、木々が朽ちるにつれて放射性物質が地下水に達することが懸念されており、人々は赤い森の周辺の汚染された地区から避難することを余儀なくされた。
人々が避難すると、放射性物質に汚染されているにも関わらず、赤い森へ動物が移動してきたのだ。
還ってきたということもできる。
これにより、事故後、数年間で赤い森の生物多様性が増加。
その中には、巨大化、突然変異を起こした植物が多数存在するとの報告もある。
しかし皮肉にも、この場所は驚くべきことに、多くの絶滅危惧種にとって豊かな生息地にもなっているといわれている。
原子炉を囲む地域から人々が避難したことにより、草木が生い茂り他に類の見ない生息地が形成されるに至ったのだ。
現在、コウノトリ類の鳥、オオカミ、ワシなどが多数存在しているという。
それはそうと、BBCのドキュメンタリーで流された、「事故を起こした4号炉の中にできた大きな穴から鳥たちが出入りしている動画」はなんとも言えないほど不気味だったと語られていたりする。
荒れる、我が故郷・山科の中学。