宅録ミュージシャン雑記  11月某日  | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/



阪神西宮駅、阪急西宮北口などは本当に好きなエリアだ。



阪急沿線は特にお気に入りで、京都から三宮、元町まで、本当に、本当に、本当によく利用したものである。



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ところで、阪神のほうの駅前にインドカレー店がある。

「SITA-KAMALA」で、内装は雑貨屋さん的。

なかなか洒落ている。


店主いわく、カレーは、毎日でも食べられるヘルシーフードだという。

そうはいっても毎日は胃が重たそうだなぁと思うが、おいしいカレー屋を食べ歩いていると、毎日でもエエか!という気分になるから不思議である。


今このコラムを書いていて、前回カレーを食べたのはいつかを探り、要するに無性にカレーが食べたくなったということだ。



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ここのじっくりと煮込まれたカレーは相当上手いほうだと思う。

以前、京都に「ボルツ」という、いわゆる劇辛系のカレー屋があり、何度か行ったことがある。

もう随分前の話である。

本屋の二階か三階、映画館の下か上うろ覚えだが(笑)。



ここはレベルが1~20くらいまであったと思う。

10くらいになると自分は食べることなんてできなかった。

眩暈がして、汗が止まらなくなった。

牛乳が出てくるのだが、そんなものは焼け石に水。

あれは、十分に体を痛めつけているだけだったのかもしれないと、今更ながらに思う次第。



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さて、SITA-KAMALAの日替わりカレーセットは、まずメインの日替わりカレーが2種類つく!

それにライス、チャペック、サラダも付く。

キーマカレーは特に秀逸で、ひき肉はすでにとろけている。

最初の一口はなんともないが、その後じわじわと、スパイスが口いっぱいに広がってきて、とても爽やかな後味を残す。



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自分的には、甲子園球場がすぐ近所にあるというだけで、なんか心惹かれるのだ。

西宮は、とても良い街である。

暮らしやすそうだと、なんとなく感じる。




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さて、そんな西宮の店で、自分的なお気に入りがもうひとつある。

それは阪神甲子園駅近くにある。



中津浜線と酒蔵通りの交差点にある謎の店「味庵喰好」は、上手く読むことができない人のほうが多いはずだ。

当然である。

暴走族や愚連隊でも書かないであろう、こういう4文字漢字の並びは(笑)。



「あじあん、たべよ」と読む。

地味とでは有名な店らしい。

中国がメインで・台湾・ベトナム・インドネシア、それにタイ料理に創作を加えて料理しているそうだ。



メニューは超多彩。

しかしどれもかなり本格的で、なんちゃって感はない。

ランチは¥700を切っているし、日替わりは売り切れになることが多いと聞く。

肉とピーマン炒め定食、酢豚定食が自分の定番である。





こういうメニューが多い店に行くと、頻繁に通いたくなる。

京都の千本北大路をあがったところ、要するに母校の大学のそばにある「おもいで」もそんな店である。

メニューが超多い!

コンプリートするのに必死な仲間もたくさんいた。

自分も一応はチャレンジはしたのだが、その内にどれを頼んで、どれをまだ頼んでいないのかが良くわからなくなってしまい、結果、頓挫、断念...。

こういう「どれが、どれで、どうなのかが、よくわからなくなる」という混乱は、多メニュー店制覇のための「永遠の命題」だと思った。



しかし年を食ってからは、次々とオーダーを変えるのに何らかの抵抗が出てきて、いくつかの選択肢を自分なりに設定して、その日の気分で、その中から選ぶという方式に変えている。

もう冒険はしない年齢なのだ(笑)。


味庵喰好のマスターはまだ若い方である。


「流行る、流行らないは度外視して、お客様が美味しいと思って、また来てくれたらそれが一番良い」と言い切られる方だ。



この人は、料理を心から楽しみ、愛しているんだなぁと、自分は思った。