1972年式 スバル サンバー K55 360 整備終了 奇跡の低走行 | trides-point-autoworks トライズポイント オートワークス    ☆ローバーミニ・欧州車・旧車 整備 アウトドア☆

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こんにちは、トライズポイントオートワークスです。

 

今日は、先日こちらのブログでご紹介した昭和47年式 SUBARU サンバー K55の整備が終わりましたのでご報告いたします。

 

このサンバーは、当店が親しくさせて頂いている同業者様から整備と委託販売を依頼されて、当店にやってきました。

製造から48年経過していますが、10年ほど前にボディをレストアしてあり、その後屋根下保管されていたためとても綺麗な状態です。

ボディーカラーは、新車時の色に極力近づけて塗装してあります。

ナンバーは、「6群」のシングルナンバーで新車から一度もナンバーが変更されていないことを物語っています。

新車時の書類や点検記録簿も揃っておりますので確実に証明できます。

走行距離は3万9千キロでこちらも記録簿の確認ができるため実走行です。

 

 

当店で、灯火類の電装系とブレーキ周り他を整備いたしました。

ブレーキは、今では少なくなりましたが、新車当時はポピュラーな4輪ドラムブレーキです。

ホイールシリンダーに傷みがあり、部品が手に入らない事もあり、修理に手間取りましたが完治いたしました。

 

この年式のサンバーには、低床モデルと高床モデルの2種類がありますが、このサンバーは高床モデルになります。

 

丸形ヘッドライトの、この表情が何とも言えず愛らしいです。

 

テールランプは、赤一色で(ウインカーのオレンジ色のレンズは有りません)ストップランプ、ウインカー、テールランプのすべての役割を赤一色で表示する構造です。

リバースランプは右側に配置されています。

 

この写真では、分かり難いですがルーフの端にウインカーが設置されていて、現代のクルマでは見ることのない構造です。

 

高床モデルの特徴は、このフラットな荷台です。

低層モデルはフロント側の2/3ほどしか荷台が無く、リヤ側の1/3はエンジンルームになります。(リヤエンジン・リヤ駆動の為)

 

リヤバンパー上のエンジンフードを開けると、2サイクル空冷2気筒のエンジンが顔を出します。

エンジンルーム右端に見えるベージュ色に変色したタンクは2サイクルオイルのタンクです。

2サイクルエンジン車にとって、大変重要なオイルです。

2サイクルには、分離給油/混合給油がありますが、これは分離給油のためのタンクです。

混合給油はガソリンを給油した際に、入れたガソリンに見合った分の2サイクルオイルをガソリンタンクに入れます。手間もかかりますし、うっかり入れ忘れる心配もあります。

どちらの構造もオイルを切らせてしまうと、エンジンが焼き付いてしまいますので、重要ですね。

そのため、室内のメーターには2サイクルオイルの残量が少なくなったことを知らせる警告灯が装備されています。

 

メーターやラジオ、ハンドル周りにも、シンプルで時代を感じる素晴らしさがあります。

 

シート生地は、新車当時のものではありませんが、とてもきれいに張替えが仕上がっています。

 

一見の価値ありですので、一度ご来店いただき現車を確認いただけますと嬉しいです。

ご興味のある方はお問い合わせください。

当店URL:http://tr-p-a.com/index.html

 

当店では、国産旧車/輸入車の販売や車検点検修理も承っております。お気軽にご相談ください。

 

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