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ボルドー「安物ワイン、作るの辞めます!高級品種やロゼに力入れます、市場(輸出先)を半減させます」なお話
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2742287/5996206

ボルドーって赤でしょ? 私は(多分体質的な理由で)赤ダメなんですよ、二日酔いはしないけど悪酔いはするタチで

写真は(一応) シャトーマルゴーです
マルゴー村産だからって全部シャトーマルゴーじゃないんですよ!
コレは本物のシャトーマルゴー、一番安いヤツですが(笑)
確かハーフボトルで3000円ホド 調べたら4級でした

写真じゃわかりにくいケド 競獅子(イギリス王室の紋章)が書いてあります
ボルドーって 元々イギリスの領土らしいんですが 多分その関係でしょう

さてワイン、ここからは私の推察たっぷりで書きます

まず、近年のワイン業界の傾向として、
「フランス国内の消費の低迷」
「新世界(ニューワールド)の台頭」
「新興国の消費拡大」
が あります

注目は「新世界(ニューワールド)の台頭」です。

新世界とは具体的には カリフォルニア、チリ アルゼンチン 南アフリカ オーストラリア 等を連想して下さい

早い話、伝統に縛らがちなフランスでは真似出来ない 大規模設備投資や技術革新、そしてインターネットという情報ツールを駆使して コストパフォーマンスの高いワインを世に送り出しています

フランスワインは世界各地でコレらのワインと競合しなければならないわけです。


「その数字が戦略を決める」という本があります
ワインの質を定量的に分析するのには、「冬の降水量」「ブドウの育成時期の平均気温」「収穫時期の降雨」の大小 を使うとあります(多い程有利だが、流石に程度の問題だと思います)

つまり 恵まれた土地をもつ新大陸には高いポテンシャルがあるといえそうです
あのロートシルト(ロスチャイルド)もチリにワイナリーを持っているそうで


つまり、新世界という強敵に対しての生存戦略の話しになります。

通常、価格と品質は2つの方向にしか動きません
「高い」か「低い」か です。

なら 戦略は(大規模なブレイクスルーがない限りは)
「高級品を少量生産する」か「低級品を大量生産する」となります 高級品は大量生産には向きませんし利益の薄い低級品は大量生産しないと経営は難しいからです。

ボルドーの戦略は「高品質高価格」を選んだ訳です。


一般に不況下では低価格戦略をしがちですが これには落とし穴があります
先程 低価格では大量生産しないと経営が成立しないと書きました。

大量生産には大資本が必要です、ワイナリーなら広大な土地、多くの労働力 大掛かりな醸造設備等ですね

つまり 大企業(強者)でないと出来ない戦略でもあります
フランスの場合 フランス革命等で土地は多くの農民に分配され、早い話零細農家が比較的多いとされています(私の認識不足かも知れませんが)
新世界では 土地自体が広大ですし、資本力もあります

つまりボルドーは低価格戦では 苦戦を強いられる可能性が高いです。


だから 高価格戦略は正解だと私は思います。

消費者の関心は「価格の理由」にあると思います。

例えば、日本製品(中国で)人気なのは「日本製品が高品質」「日本製品が丁寧に作られている」という「理由」があります

自動車なんかですと下取り価格やメンテ費用に跳ね返ります

じゃ ボルドーの場合、価格が安いとどう説明するのか?
「合理性の追求」なら新世界に分がありそうです
「低品質追求」消費者は納得しないでしょう

ですから ボルドーが高価格戦略をするのはわかります
ならば「新世界に対してのアドバンテージ」をいかにアピールするか?この辺にかかってくると思います
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EADS、北米企業を買収? 資産査定(デューデリジェンス)を開始
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-16391020100722

EADS、多分たいていの人には馴染みがない会社と思いますが 「エアバスの親会社」といえばわかりやすいと思います
ヨーロッパ最大の航空会社であり宇宙開発にも一枚かんでおります。
そして、「死の商人」軍需産業としての顔も持ち合わせております。
ユーロファイター、タイフーンやA400輸送機、ティーゲル(独仏軍の攻撃ヘリ)もコチラの商品でございます。

つまり、ヨーロッパ有数の軍需企業がアメリカの軍需産業に食い込もうとしてめぼしい会社を漁っているのが今回の趣旨。

以下 続報!

ではアレなんで 解説を少々

世の中 不景気です、特にヨーロッパは不景気に加えソブリン危機 つまり財政破綻ネタに喘いでいます。
現状を鑑みるに欧州諸国は軍事費を減らさざる得なくなりつつあります(だから協力して軍の効率化をせなならん訳だが)。
またエアバスのA380、大変贅沢な機体だそうで

この不景気じゃ売れませんな(笑)

ただでさえスケジュールが遅れていたのに

まぁ近年のユーロ安がいい方向には働くでしょう

実際今年第一四半期決算は大幅な営業赤字減少を経験しています

端的に言いますと、、、、、

欧州市場は軍需が冷え込み 民需も苦しい
なら世界最大の市場アメリカに足場を作りたい、アメリカに食い込みたい
アメリカで実績を作れば アジア太平洋の親米国(日本、韓国、オーストラリア等)でのビジネスに有利

と言ったところでしょうか

実際 今 こんなコトしています
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE3E2E2E3E08DE3E2E2E5E0E2E3E29C9C97E2E2E2
米空軍次世代空中給油機の受注合戦
敵はボーイング、767の改修型、商いは350億ドルのビックディール

EADSも商いを有利に進めようと可能な限りアメリカでの生産をしようとしています
ちょっとアメリカの事情を

アメリカには上院がありますが 選出人数は「各州2人」どんなド田舎でも2人でございます、つまり田舎の力が相対的に強いわけです
で 軍需産業はド田舎に雇用のチャンスを産みます
つまり 地元の上院議院の支持(軍への圧力)が期待できる訳ですな

事実今回の案件でEDASが受注すればアリゾナ州に4万8000人の雇用を産むとか
また、アメリカ政府が採用すればアメリカの同盟国なんかもビジネスチャンスが生まれます


結論になりますが、ヨーロッパの軍需企業がアメリカや同盟国の市場を狙って アメリカに進出を狙っているのではないか?というのが今回の趣旨

だが 気になることが1つ
最近のユーロ安で買収費用が高騰しているんじゃないのか?というコト


とりあえず写真はヨーロッパにちなみ、最近買ったフランスワイン
貴腐ワインですが 店員いわく「アイスワインです、美味しいと思います」
ちょい(笑)

ここで食通ぶって「これだから素人は困る、アイスワインを作っているのはドイツと南アフリカ、カナダぐらいだよ、後はオセアニアの一部だ、フランスでアイスワイン作れる訳無いよ」なんて言えば、美味しんぼの山岡が「これだから三つ子は浅はかだ、ならフランスのアイスワインを持ってきてあげましょう」となるんでしょうね、きっと
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意味あるのか?

因みに出典は「日経ビジネス、IFRS国際会計基準 利益激変 決算書の常識が変わる」P123 より

多分 神田から日本橋辺りのやたら地方銀行の多いエリア
タイトルは適当です。
まぁコチラ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16382120100721
エロい人(欧州銀行監督委員会)「ストレステストご苦労さん、ところでさ、景気がどん底なってソブリン危機が発生しても中核自己資本比率6%維持すんのにナンボ必要か計算しといてね」

つまり 何かとバタバタなヨーロッパの銀行に「自己資本比率維持の為のプラン出せ」との事

中核的自己資本とはつまり「内部留保(利益剰余金等)」と「資本金」のコト

極論すれば、自己資本の維持=配当出すな、増資しろ という意味

じゃ何が問題なのか
この問題が世界中に波及している事です。

例えば、日本ではみずほ銀行が大規模な増資(1兆円規模とも)を計画しています。
また 現状では新生銀行なんかもなんか考えているかもしれません。

アメリカでは大手はともかく 地方銀行が結構がたがたです

中国でも近年の「異様な」融資増大に伴う自己資本比率低下を補うため 中国農業銀行や工商銀行等 5大銀行が軒並み増資をしていますhttp://blog.kajika.net/?eid=996154

まさに時代は銀行の増資ブーム!

で 何が問題なのか?
株価の問題です

通常株価は 配当や期待収益率に比例します

今回の流れでは
内部留保蓄積→配当規制
増資→株式価値希薄化
となります(少なくとも短期的には)

結論、(少なくとも一時的な)世界規模な銀行株の低迷

さらにいえば、銀行株保有の金融機関や企業に評価損が発生する可能性があります。

実はコレ 03年ころにも同じ動きがありまして、この繰り返しが おきんじゃねーの?が今回の趣旨
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-16354120100720

JFE会長「中国ってさ、鉄鋼の在庫、嵩んでね?」
な話

以前、バルチック海運指数から中国の鉄鋼生産に陰りがある と書きましたが、どうやら在庫問題があるようです。

普通 企業は過剰在庫を嫌がりますから、今年後半は鉄鋼の生産を縮小させる動きが出て来ると思います。

EUの不振によるユーロ安による 輸出減衰と併せても 三つ子は今年後半の中国経済は減速する、と想定します。


まぁ もうちょい踏み込めば 中国に対して資源を輸出している国、例えばブラジルやオーストラリア経済にも あまり良い影響は出ないでしょう。


ただコレは怖いことで、通常 GDPの計算は
国内所得=消費+投資+政府支出+国際収支
と出します

で 中国は08年のリーマンショック以来 国際収支の悪化(輸出の減少)を政府支出と投資の増大で補ってきました。

この政府支出は まぁかなり怪しいモノで、つまり2年で56兆円 と言っておきながら 中央政府が出すのは3割程度、後は地方政府と企業がなんとかせい、との事
で 地方政府には財源がなく(地方債発行に制限がある) 結局は、投資に頼らざる得ないのが現状です。

で 人は何故 投資をするのでしょうか?
答えは「将来にリターンを得る」為です。
リターンを得るためには収益を出さなければ行けません

で、その収益を出すための経済がどうも怪しいです。

つまり 経済が怪しい→リターンがでない→投資が減る→投資に依存する経済が疲弊→さらに経済が悪化
となりかねない訳です。

コレはバブル崩壊後の日本経済そのものですね