http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT876858320100906
独紙「バーゼル3、狭義の中核的自己資本比率(資本金+内部留保)9%だってよ」な記事

正気か?

ハイ、問題は 自己資本比率高い→資本÷資産(リスクアセット)→資本を増やすか資産を減らす→融資減少
となるからです

だいたい国内銀行は5%をクリアした水準
で 6%ならなんとかなる、7%はちとアレかな?といった感じです。

ちょっと9%は高すぎでは?と思います。

この辺は まぁ金融バブルに酔った英米系金融機関に対する「お仕置き」という側面があります
が 付き合わされる日独系にはたまらん!というのが現状です


今の所は6%を軸に議論中 といった感じですが どーなることやら
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100906-00000133-jij-bus_all
9月6日 国債10年物利回り1・195%へ急上昇、小沢か? な話

まぁ理由は色々でしょう。
1)小沢出馬で国債増発懸念
2)米国経済 若干安定化
3)金融機関の利食い?
4)それまでが安すぎた

でしょうね

某blogで「2ヶ月半ぶり」とか吐かしていたが 「だからどーした」という話し。

だいたいまだ小沢が民主党代表になれるかどうかすら不透明なんだがね。

この状態が当面続き、長期金利が2週間以内までに1・5%いくなら流石に警戒必要でしょう(銀行は一定以上の国債価格変動があるならリスクを感じて売却に動く為、VaR参照)

ぶっちゃけ短期的な傾向か 長期的なソレかはわかり兼ねます

しかし打歩(国債利回り<表面利回り、の状態)っていうのはちょっと異常かな?と思っています

まぁ ミツゴの見立て
1)外部要素(米国と欧州経済動向)からまだ上がる余地はありそう
2)だけど長短金利を考えれば 「暴落」はなさそう

な感じ
先程の記事で 韓国が 名目GDP<実質GDP つまりウォンが物価に比して安い と書きました。

通常 通貨安には2つの顔があります
・輸出品の相手国での価格を押し下げる(価格的に有利になる)
・輸入品の自国での価格を押し上げる(価格的に自国製品が有利になる)

今回は後者に注目。

普通は 通貨安は「輸出有利、輸入不利」となり 外需の他に内需拡大の側面があります。
何故なら、外国製品が高くなれば その分自国製品が捌けるからです。

で、韓国
輸出大国の他に輸入大国としての側面があります、ジェトロのサイトで確認したら だいたいGDP比40%程
普通は「国産品の方が安い!→国産品バカ売れ→輸入減少」と動くはずですが ここは小国故に産業の裾野の狭さに由来するでしょうね。

で、疑問
韓国人は相対的に割高な輸入品を大量に使わざる得ないのはわかります。
なら 普通は物価上昇→名目GDP上昇 と動くはずです。

さて、ここで1つ情報を
物価は普通 先進国>途上国 ですが、その差額は 工業品<サービス だったりします。
経済学的に言えば裁定機会の差です。
例えば工業製品で日本より中国で作った方が安ければ 中国→日本 となり価格が調整されます。
が いくら安くてもわざわざ中国まで散髪に行きますか?(行かないですよね?)
因みに私は保育園の時分より通っている地元の床屋の3600円のカット愛用

つまり 貿易の対象になる工業品や農作物は途上国で割高、サービスは途上国で割安に動きます。(BPO、つまりホワイトカラー職のアウトソーシングはまた違うかも知れないが)

結論
1)韓国の物価は安い
2)でも輸入品なんかは決して安くない

3)つまり 他の部分、具体的にはサービス業が全体を押し下げている

との事。

なるほど 韓国が 格差社会と言われる所以です、輸出関連は国際価格でモノが売れるが サービス業は格安で仕事をせざる得ない、と

じゃ 為替を引き上げればいいのか?
確かに輸入品を安くしてサービス業関係者には買い物がしやすく(実質所得が高く)なります。
が 今度は輸出が潰れ、サービス業の市場として輸出関係者がいなくなります。
でも経済成長を望めば確実に通貨は高くなっちゃうんですよね(経済水準が高い国ほど通貨高になるから)

犠牲無しの発展はない という事でしょうか
ソレは200年前に遡るお話です
そして今なお続くお話でもあります。
おそらく フェルマーの最終定理より難しいのではないのでしょうか?

19世紀始め、リカードという経済学者がいました。
早い話「各国が一番得意な産業に特化して、生産物を貿易すれば、生産が増える」という話。
現在では国際分業体制なんていいます。

が、噛み付いた人物がいました
リストというドイツ寄りの経済学者です。
つまり「各国が得意な産業に特化すれば、農業国は工業にアプローチできないから、農業の生産性<工業の生産性 である以上、発展に制約がかかる」というモノ。

当時 ドイツ 特にプロイセンは農業国で、早い話 地主(ユンカー)が農奴をこき使い 生産物を巻き上げ、西ヨーロッパから工業品や奢侈品を輸入していました。
コレをクーツゲルシャフトといいます。

まぁ実際はドイツは工業化に成功、先進国になった訳ですが。

さて 時代は変わり1950年代、途上国日本の産業界は岐路に立たされていました。

一言で言えば 今後の日本の飯の種を「途上国張りの軽工業にするのか」、「先進国へのキャッチアップの為重工業にするのか」という問題
折しも当時 アメリカから日本への市場開放圧力が加わっており コレを認めれば アメリカからの工業製品が日本に溢れ 日本は(利益の薄い)繊維産業主導国家へまっしぐらです。

城山三郎「官僚達の夏」はこの頃の通産省のお話で、主人公の立場は、「日本の将来の為」重工業に力を入れるべき というモノ
もっと言えば、「重工業に力を持つアメリカへの市場開放(とアメリカ企業との自由競争)の否定」ですね。

話は少々ややこしくなります。
軽工業重視路線は楽です、既存路線を貫くだけですから

問題は重工業重視路線です、重工業の育成には莫大な投資が必要であり つまりは財政拡大(国の借金増大)という意味合いを持ちます。
ここに産業政策は金融政策という顔を覗かせます。

ここで2人の人物を紹介しましょう。

1人は 大蔵省の出身の 池田勇人、さらにブレーンとしての下村治です。
彼等は所得倍増論、つまり大規模開発と産業の重工業化による経済発展を主張してきました。

もう1人は一萬田尚登、日銀総裁です。 この人は大規模開発には金融緩和が必要であり、金融安定の見地から否定的でもありました。

かくして
重工業重視派(政府、大蔵省、通産省統制派)
軽工業重視派(日銀、外務省、通産省国際派)
という関係が生まれました。

若干補足 日銀は当時「銀行の銀行」という顔をもち、復興支援関連も含めて 産業界に資金提供を担う立場にありました。


さて 具体的なお話は城山三郎に押し付けるとして、言葉では到底語り尽くせない戦いの結果 勝ったのは重工業重視派でした。

月日は流れ新世紀になりました。

人々はあのメロ・・・・は やり過ぎましたね(笑)


ハイ 結論
・自由貿易(グローバリズム)は途上国において必ずしも正解ではない という事

別に私はグローバリズム否定論者ではありません。

事実 日本経済がなんとか廻ってきたのは輸出の存在があるからです。

グローバリズムがデフレ要因という方に聞きたいのは よりグローバリズムが進んだ欧米が何故 長期デフレにならなかったか という事、貿易が停滞期にある現在では 何故デフレが囁かれるか という事です。

何が言いたいか 結局 未だによくわかっていない、という事

わからないことを知るのは前進の第一歩ですよってに
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E2E0E2E1918DE2E1E2EBE0E2E3E2819A93E2E2E2;df=2 つまり 「アジア諸国1人あたりGDP、購買力平価なら近々日本を抜く予定」な記事

感想を・・・踏み込みが甘い。

例えば韓国 今年の1人あたりGDPは
名目値→2万ドルちょい
購買力平価→3万ドル弱
で、日本が
名目値→4万ドル強
購買力平価→3万3千ドル強

まぁ この差は円高とウォン安でしょう。

ここに注目!

一般に 途上国程、通貨が安い。
コレは何かと叩かれがちな人民元を見ればわかりやすい。
何の事はない 途上国は一般に経済や社会システムが未熟な為 その通貨にニーズか少ないからです。
ジンバブエドルとアメリカドルならどちらが買い物に便利か?つまり市場での流動性があるのか?という話。
みんな便利なモノの方がイイし、便利なモノは人気があって、価値が高くなる のも道理

で 本題
「何故韓国(とアジア先進国群)の通貨は購買力平価に比べて安いのか」という事
中国みたいな国ならまだ解る。

が、一応は先進国水準に追い付いたのに、何故か その辺の分析がなっていない(記事批判ね)

また、今後 韓国が発展すれば通貨は高くなると思われるが、輸出依存が桁違いに高い韓国経済への影響も書いていない(コレも記事批判)。

個人的にはアジア諸国はコレから少子化から労働力不足(生産人口への影響期)へ突入予定だから発展速度は鈍化するだろうと思っています。


結論、アノ記事は薄い!
管理会計的思想だが、情報とは分析する為のツールでもあります。
その辺の分析がなっていない。

別に外れたって構わない、重要なのはロジックだから。

私はアジアの発展についてややネガティブだが、別に「強くなったアジア諸国が日本買い走る可能性がある」でも構わない。

日本ダメポでオマンマにありつこうなんざ、プロとして恥ずかしくないのか!
という話

正直 記事の書き方がヘタという事

ただ数字を並べていて 感想を書きました・・・・ってだけ