今回は、何故共産主義が敗北したか みたいなエッセイを書いてみたいと思います。
まず、マルクスが「資本論」を書いた当時を考えてみたいと思います。
19世紀前半、イギリスは産業革命を迎え発展の最中でした。
ソレは結構なのですが、工業化にはお金が必要です、土地は神からの恵みかも知れませんが、機械や原材料はお金を出して買うか自分で作るしかありませんから。
つまり「お金を出して(投資)、配当をもらう人」と「働いて給料をもらう人」が「増えた」事が言えそうです(株式が大航海時代からあるようにシステム自体は昔からあった)
一般に前者を「資本家」後者を「労働者」と言います。

問題は、工業化で作られた製品の利益分配です、当時は資本家に多く、労働者に少なく分配されていました。
ココからがマルクスのミソですが、工業化で作られた製品を購入するのは労働者です しかし労働者は賃金が少ないからあまりモノが買えない・・・・
逆に言えばあまりモノが売れないからあまり利益がでない、その利益も投資家が持って行きますから ますます労働者の賃金が下がり モノが売れなくなり・・・・いつか破滅する、という事です。
つまりマルクスは「労働者に利益分配をしないと、経済が回転しなくなるぞ」と主張した訳です。
その為には資本家を排除しなければなりません、でもモノをつくるには資本(設備や原材料)は必要ですよね?
なら資本を国が管理、出来れば皆のモノにしちゃえ、これが共産主義のベースです。

さてコレが今後100年以上に渡り世界を徘徊する怪物の登場ですが、実は解決策があります。
私見ですが2つ程
まずは経済成長です。
マルクスの考えは「限りある利益を」分かち合う事の問題なのですが、その利益が「限りなく」あればどうでしょうか?
技術が進み、資本が増えれば生産も増えます、つまり利益も増えますよね?
つまり利益が増えれば労働者への分配も増えます コレで消費も増え 生産増加を支えます。
個人的な考えですが、たいていの問題は「不足」からおきます だから電車で「弱者に席を譲りましょう」というスローガンは大嫌いです。
別に傲慢とかではなく自分も高齢者が立っていればなるべく譲りますが、鉄道各社には他人のモラルに訴えるより まずは車両やダイヤの拡充しろと思っています。

閑話休第、つまり経済成長により分配を増やせば購買を確保出来る訳です。

もう一つは「労働者の分配を増やす」事です。
経済成長の為には技術と資本が必要と書きましたが、コレを行うには教育のある労働者、つまり機械を使いこなせたり、能力のある労働者が必要になります。
そしてそういう労働者はたいてい賃金が高いです。
つまり19世紀後半からの教育の普及が労働者の質を高め、賃金の上昇を支えた事が言えそうです。
この辺は逆U字仮説といいますが、つまり 工業化→労働者貧乏→生活工場の為労働者、様々な努力→労働者の地位向上 となります
詳しくはhttp://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je07/07b03040.htmlまで

結論になりますが、自分はマルクスを責める気はありません 彼が見たのは初期の産業革命、つまり「未熟な資本主義」なのでそこから正解を出すのは難しいからです。

問題は彼のエピゴーネンやフォロワー達です。
彼等は「ある程度成熟した資本主義」を知っていながら(知らなかったかも知れないが) 「未熟な資本主義」しかしらない人間の書物を聖典化して 内容を高度化するのを辞めてしまったからです。
プトレマイオスが偉大だからといって、彼の考えを絶対化してコペルニクスを否定するのは誤りですよね?プトレマイオスの生きた時代には満足な望遠鏡が無いんですから。
「社会は進歩する」唯物史観の最大の否定者は彼等だったのかも知れません。
三つ子のキャットシットワンのブログ-俺のヨメ.JPG

ぼたすきぃはかわいい、あの独特なツートンが僕等のハートをわしづかみする。
ボタスキーとは小林源文「CATSHITONE」に出て来る畜生の事である。
設定ではアフリカ系アメリカ人で差別主義者の臆病者、しかも能力的にはパーキンスやラッツに比べかなり劣る・・・ こう書くとかなりダメダメな感じなんですな ボタスキー。
しかしググって見るとボタスキーの人気が1番な気がします、よく漏らしたり野糞したりしますが。

だからと言ってだ~めじゃない だ めじゃない ボ・タ スキィ 駄目じゃない

漏らしながら怯えながら決して仲間を見捨てようとしないボタ 通信兵だから壊れた無線を決して捨てようとしないボタ 「オレ、コレないとみんなのお荷物だ」 なんか成功した後大量の像(カーネルサンダース風)を作るボタ
か、かわいすぎる

やっぱり書評です
あと批判的なコメントも歓迎しますが、出来れば内容に遵守してください
魚の味を語っているのに肉の話をされても困ります。

さて、行くでガンス
「世界自動車メーカーどこが生き残るのか」土屋勉男 大鹿隆 井上隆一郎
この本は世界の自動車メーカーの現状、環境、戦略の分析の本です。
はい、面白いです。
気になるポイントを2つ程書きたいと思います。

今後の自動車メーカーの動向です。
製造業には大きく別けて、「モジュール型」と「インテグラル型」があります。
「モジュール型」とはパソコンや家電みたいに、部品を集めて、組み立てるスタイルです
この場合のポイントは「いかに部品を効率的に集めるか」「いかに安く組み立てるか」になります
だから技術力よりも生産規模や労働力が重要ですから 韓国や中国に強味があります。

「インテグラル型」これは自動車メーカー、そして日本のお家芸です。
例えばパソコンなら、演算処理を司るのはCPUであり、モニターやハードディスクは(故障は論外ですが)あまり関係ありません。
しかし、自動車は燃費を司るのはエンジンですが、車体の軽量化やサスペンションの改善も大きな要因になります。
つまり「燃費を改善したい」と思えば、エンジンだけでなくあらゆる部品を調整しなければなりません。(パソコンなら演算処理を高めたいならスペックの高いCPUを使えばいい)
日本企業の御家芸とは、この「調整」にあります。
さて本題ですが、今後電気自動車の時代が来た場合、電気自動車は「モジュール型」か「インテグラル型」か という問題です。
「モジュール型」という事は「御家芸」による技術的優位性が低下しますから日本の自動車メーカーは経営的な困難を突き付けられる事になります。
勿論対処方法はあります、部品メーカーとして世界最高のバッテリーやモーターを販売する事です。

もう1つは次世代自動車に対する展望です。
「エコ」の方向に進むのはわかっています、しかしその方法が「電気」「水素」「ハイブリット」「ガソリンエンジンの改良」「フレックス(バイオエタノール)」「ディーゼル」 どれになるのか?の展望がありません。
そしてこれらは高い技術と莫大な投資を要求するため、1社で全てに対応する事は困難です。
よって自動車メーカー同士、また異業種との合従連衡が盛んになります。
例えばスズキとフォルクスワーゲン(VW)の資本提携の背景にはスズキがVWのもつ莫大な研究予算とハイブリット等の技術を欲した事が背景にあります。
また異業種との交流については、09年にホンダがジーエスユアサとハイブリット専用電池の会社(ブルーエナジー)を立ち上げたり 07年には日産はNECトーキンや日本電気とともに電池会社AESCを立ち上げたりしています。

世界の製造業が自動車を中心に激変する可能性があります、日本という国がその渦中にある事を自覚した方がいい そう感じてます。

「経営危機のルーツ」野口悠紀雄
まぁ面白いですよ
内容は東洋経済の連載の単行本化なのですが、正直複雑ですね。
というのも私見ですが 過去の分析や現在の経済分析は非常に優れているんですが、どうも将来のビジョンが「結論ありき」な面が否めません。
例えば「これからは金融立国の時代、何故なら製造業は中国が台頭してくるから」「お金の流れる事が変わらない以上金融は発展する」等
難しいですね 氏は「金融は製造業と違い中国とぶつからない」とありますが、中国とぶつかる事が脅威なら中国とぶつからないモノを作ればいい話です。
例えば中国は世界最大の鉄鋼生産国ですが高張力鉄鋼(ハイテン)等 高付加価値製品は日本企業が強いです。
勿論中国企業が力をつける可能性はおおいにあります しかしそれは金融も同じではないでしょうか?
また「資金の流れが~」の下りも問題ありです。
氏はイギリスのオイルマネー運用について書いていますが、石油価格が下がれば流れるお金も当然減ります。
また、「現在の金融危機は金融工学軽視による」これは事実です、金融工学の本質はリスクヘッジです。
しかしコレは氏が賞賛する07年までのアングロサクソン諸国の経済成長もまたまやかしであった事の証明になります。
自分は当時から氏の雑誌連載を読んでいましたが、米英の金融立国戦略が金融工学無視という主張は見た記憶がありません。
流れをみれば 1)規制緩和や金融工学で金融による経済成長→2)その後ユーフォリアに陥り、金融工学軽視に→3)バブル発展 となりますが、07年までの金融賞賛を見る時は1)を 現在の金融擁護を見る時は1)と3)しか見ていない気がします
つまり、07年までの発展を「金融工学のおかげ」と見て「ユーフォリアのおかげ」とは見ていなく 現在の破滅を「ユーフォリアのせい」にしています。

07年までの成長は例えば資産を収益率還元法を使えば「怪しいかも」とわかります(後智恵ですが)
その辺の指摘がないのが残念です

しかし、複雑になりがちな金融商品やシステムの問題指摘は大変優れていますので その辺はオススメできます
今回読んでみた本は、張世進・著「ソニーVSサムスン」です
内容はソニーとサムスンの経営と組織を分析する事で、決して一部のバカどもが言うような「サムスンマンセー」ではございませんし、政治的なカラーは全くありませんから安心して読めます。

では簡単にまとめてみたいと思います。
・組織
ソニー→事業部制、権力分散構造
サムスン→中央集権的 CEOと「秘書室」が全体を厳しく管理
・経営スタイル
ソニー→「モルモット」と呼ばれる程先進的な製品を開発投入
サムスン→「半導体は刺身」と言う程 とにかく既存の製品を「より早く」市場に投入する事を至上命題とする

・強味
ソニー→創造的かつ高い品質の製品を市場に投入可能
サムスン→迅速かつ大胆な意志決定により、短期間に大量の製品市場に投入可能、商機を逃さない

・弱み
ソニー→事業部制により、会社内での競業や対立が発生しやすい、例えばMP3プレーヤーで出遅れた背景には音楽のネット配信に対するコンテンツ部門の反対があった
サムスン→意志決定が中央集権化しすぎた為、「創造性」「独自性」が弱い
また、前近代的な会社構造(軍隊とも専制君主とも例えられている)の為、コンプライアンスやコーポレートガバナンスに問題がありNYSEから締めだし喰らった経験アリ

ここでサムスンの将来についての考察を行いたいと思います。
歴史上、数多の国家が滅亡した背景には「偉大なリーダーの死(失敗)」があります、始皇帝しかり、ナポレオンしかり
人は誰でも死にますし失敗もします、つまり本質的に「偉大なリーダーの喪失を補う力が組織になかった」と言う事が出来そうです。
サムスンはどうか? 偉大なリーダーとして君臨したイ・コンヒ(李健熙、ただし対外的には08年に引退したとしている)はかなりの高齢であり(68歳)、また
・既にDRAM市場で35・5%ものシェアを獲得した事http://jp.ibtimes.com/article/biznews/091125/45049.html
・海外展開に力を入れているのに外国人取締役が殆どいない事
・収益の大部分をデバイスソリューションに依存している事
等から、既に現在の組織構造が制度疲労の陰がちらついている事は明らかです。
今後とも成長を維持するためには海外の人材を積極的に引き受け、経営スタイルを国際基準レベルまで近代化し、収益源の多様化とリスク分散を計る必要性があります。
つまり これまでサムスンを支えて来た「有能な同族経営者への権限集中」「上意下達な天才経営」の放棄を余儀なくされます。
コレはサムスンの経営構造を激変させる事を意味します。
ある意味では、CEOへイギリス人を起用したソニー化への道とも言えそうです、または「追う立場から追われる立場へ」ともいえそうです、韓国経済自身が中国やインドから追撃される立場になったように・・・
はたして、体制の転換はうまくいくのだろうか?体制の転換は常にリスキーで失敗する事が多いです。
「邯鄲の歩み」という言葉がありますが、中途半端な改革は組織をダメにし、徹底的な改革は経営に混乱を招く要因になります。
おそらくあと数年以内にサムスンは大きな岐路に立たされる、個人的にはそう思っています。


Q・何故のれん代は償却されるのか?
A・のれん代にはブラント価値や技術、営業権等の「数値化できない資産」が含まれるが、それらは時と共に陳腐化したり、環境の変化等で収益性が低下したりするから

Q何故、欧米ではのれんの償却は減損を採用するのか?
Aある種の会計不信
ブランドや技術の価値が落ちるとしても、規則正しく落ちる訳ではないため、毎年のれん償却を計上するより「落ちた」と判断した時まとめて落とした方がイイとの判断

Q何故日本ではのれん償却は認められるのか
A収益費用対応の原則重視の為

Q何故近年株式配当の原資に剰余金の使用が認められるのか?
A業績に関係なく配当を安定させて 長期保有株主を確保するため
また経営の裁量を拡げてより柔軟な経営を可能にするため(これは私見)

Q�の問題点は何か?
A「剰余金」に含まれる資本剰余金の取り崩しが可能になるため、タコ配当の可能性が出て来る事
資本の部(純資産)の減少によって、債権者保護機能の低下
Q�への対策は?
A財務諸表の公開等の情報提供、また取締役の任期を1年にしたり、監査役をつける等の株主総会によるチェック機能増加

Q非上場企業の株式の価値はどう認識するか?
A純資産額で判断する

Q�問題はあるか?
A純資産が激減(半分以下)になった場合、減損会計による強制減損で株式の価値も半値になる

Q「親子上場」にはどんな問題があるか?
A子会社は親会社の支配を受ける為、子会社の一般株主の利益より親会社の利益を優先して、一般株主の利益を損ねる危険があるから

Q営業利益<経常利益な会社はあるか?
Aセブンイレブンからの配当を受けていたイトーヨーカ堂等ある

Q資本調達コストでは株式配当と借り入れではどちらが有利か?
A一般には借り入れが有利
・近年の株主の台頭で配当性向が上昇傾向にあること
・支払い利子は損金算入が可能な為 法人税が安くなる
等がある

学生時代にやった事をテキトーに書いて見ました
たまには真面目にかこうとヤッてみましたが間違えているかも