三つ子のキャットシットワンのブログ-SMBOTA.JPG

ジビエ・・・(涙)

今回はみずほの話です
何も空母からB52が飛び出すお方ではありません 銀行の方です。

まずはコチラを
みずほ銀 大規模増資を検討?
http://www.j-cast.com/2010/05/11066218.html

つまりみずほ銀行が1兆円規模の増資を検討?と言う話です。
この背景には はい、新BIS規制があります。
BIS規制といえば 金融機関の自己資本比率の維持がありますが 今回は、コア自己資本 つまり普通株や内部留保の獲得の話です。
実はまだ新BIS規制の内容は固まっていませんが このコア自己資本比率を4~6% をラインとしようとするとされています。
現在みずほ銀は3%、はっきりいって足りません。
だから増資をして コア自己資本比率を高めたい という話です。

さて 今回注目したいのは むしろ 自己資本比率の「分母」の方です。
何度か書いていますが 自己資本比率って 自己資本÷リスクアセット で決まります。
つまり数字を善くしたい場合 「自己資本を増やすか」「リスクアセットを減らす」しかありません。
実はみずほの貸出先は結構リスキーです。
例えば 大成建設
ここはドバイ等新興国での大型工事がありますが、最近はドバイショックに加え、アルジェリアでも工事の代金支払いにトラブルを抱えています。
また、オリエンタルコーポレーション、所謂オリコですね
みずほ銀はここへ1100億円に上る融資を行っていますが 例に因って金融危機と過払金問題で爆弾を抱えています。

つまり、リスクアセットを多く抱えている以上 自己資本比率向上のためにもリスクアセット、融資や投資を減らさざる得ないと言えます。

コレを象徴するエピソードがあります
現在、歌舞伎座再開発が話題に上っています
コレは1951年に改修されて以来老朽化した歌舞伎座周辺を再開発、隣接地に地上29階建ての高層オフィスビルを建てようと言う計画です。
この計画には多くの企業が参加していますが 資金調達の一環の第三者割当増資にはみずほ銀の名前はありませんでした。
みずほ銀は旧富士銀行時代から松竹のメインバンクであり役員も派遣している間柄
また現在みずほは松竹 第三位の大株主 と強い繋がりがあるのに・・・・となります。

今回言いたい事はみずほを上げましたが
1)金融危機の痛み 未だ癒えず
2)新BIS規制 IFRS(国際会計基準) と海の彼方より嵐の予感アリ
3)みずほの疲弊は 銀行間のパワーバランスに影響する可能性アリ

という事です

今回も金融ビジネス誌のレポートを使わせてもらいました
難解になりがちな内容を自分なりの文章にする事で勉強のインセンティブになります
実は(難しめの)資格を狙っていまして 頭のキャパシティと知識と感覚を増やしたい狙いもあります

歴戦の勇者 ボタスキーになりかわり戦争のお話をしてみたいな と思います
今回はエッセイみたいなモノなんで 「こんな考えもあるんだな」ぐらいで頼みます

では 行くでガンス
Q戦争ってどーして起きるの?
A実はよくわかっていません
第一次世界大戦の発生理由なんて未だに議論があるくらいですから
ただ古代ギリシアの偉大な歴史家のトゥキュディデスは戦争の理由を「利益、恐怖、名誉」としています。
最適解でないにしろ優良解ではないでしょうか

Q「名誉」ってよくわかりません
Aわかりやすく言えば「面子」ですね。
例えば アメリカみたいな国は世界中と同盟を結び 世界中に権益があります
仮にそういう国の1つが危機に陥った時、「いや~自国の兵士死ぬの嫌だし、あんまし戦争のメリットないんでね」なんて言おうモノなら
同盟国「アメリカあてなんねー!自分達で何とかするか、中国やEUあたりに乗り換えよー」
アメリカとあまり仲の良くない国「アメリカはチキンだから多少の事は大目に見てくれっから、とりあえず隣国でも襲うか」
アメリカの信用がた落ち
つまり「名誉」とは リーダーとしての「信頼」「実績」と言えます
他人を従わせるのにこの2つは絶対必要です

Q軍人って戦争好きなの?
Aたいていは嫌いです、真っ先に危険な戦場送りですから
ただし、一部の軍人からすれは 軍隊が戦場で活躍すれば予算が増える、権限が増える と喜ぶ場合もあります

Q日本って 軍事的に見てどーなん?
A実は 大量破壊兵器抜きに考えればかなりのモノです
理由は簡単、日本がソレなりの軍事力があれば 敵はソレなり以上の軍事力を東アジアの片隅まで運ばなければ行けません、そして軍隊って非常に多飯食いですから 兵站の維持だけであっぷあっぷです
多分極東の島国に数十万単位で軍事力を展開 維持できる国ってアメリカだけでしょうね で 日本はアメリカと仲良しです

Q孫子の言う「兵は奇道」って何か奇抜な事をしろ って事ですか?
Aちょいと違います
この言葉の奇とは「異なる」という意味です
つまり「相手と異なる方法をとる」事を推奨している訳です
飲食店の競争でいえば 味の競争をしつつ 価格を下げる ような戦略の推奨ですね
なにもゲテモノを出すことではありません

Qどんな国が戦争をしやすいの?
A色々言えそうですが 「人口が増えている国」「若者が多い国」「天然資源に依存している国」と言えそうです
特に人口面ですと 中東やアフリカあたりを見れば非常にわかりやすいです
ただロシアみたいに人口が減少していても紛争を起こす国はあります
日本は全てにおいて真逆を行っていますね

Qこれだけ世界が1つになれば 戦争なんて無くなるんでしょうか?
Aおそらく「減る」でしょうね
戦争になれば貿易や投資が減少しますから 戦争のメリット<戦争のデメリット となりやすくなります
ただし「無くなる」とは言い難いです
1930年代 日本の最大の貿易相手はアメリカでしたが戦争をしましたよね

Qどうして軍事オタクって右からも左からも嫌われがちなんですか?
A軍事とは究極のリアルだからです
そして思想の最大の敵は現実です

Q戦争を無くすにはどうしたらいいの?
A明確な答えはありません
ただ個人的には相互理解とコミュニケーションの拡大が重要だと考えています。

Q「友愛精神」で戦争は無くなりますか
A無くなりません!
必要なのは現実を直視するとこ、その上で戦略を練る事です
「火事が無くなればいい」と言っても無くなりません
火種を見つけ 消す事が何より重要です
我々はソレが出来ているか?疑問です

三つ子のキャットシットワンのブログ-catshitone.JPG

Baddest Motherfuckers in Killingfield.
The members are
Packy the Boss,Rat the Interpreter, Bota the Two-Tone Colors and then Chico the ex-tribe leader's son from Vietnam!
Presented by MOTOFUMI KOBAYASHI
Produced by S&T MAGAZINE, kamado ,Japan.


わかる人はわかるでしょう(笑)

今回は新生銀行のお話です 最近CMを見なくなりましたし、あおぞら銀行との合併話も怪しい感じの新生銀行ですが その辺の背景を見てみたいと思います。
まず 新生銀行には莫大な赤字があります
09年3月期の最終損益が1430億円 10年のソレが1000億円の「赤字」です
銀行は人の金を預かる以上 赤字は出してはいけませんが・・・圧巻です。
この赤字の背景は
1)不動産市況の悪化でノンリコースローン等の多額の不動産融資に対する貸倒引当金が発生した事
2)リテール関係分野の企業買収による「負ののれん」の発生
があります。
問題はこの2点から発生しています
つまり
1)今後も悪化が見込まれるリスキーな不動産融資を多数抱えている(1兆0761億円)
2)せっかく手に入れたリテール、特に消費者金融部門が過払金問題を抱えている上 マーケットの縮小が予想されている
事です。

あおぞら銀からすれば玉の輿狙った結婚相手が とんでもない負債を抱えていた という心境でしょうか

さぁどーなるでしょうか
三つ子のキャットシットワンのブログ-100508_0913~01.JPG

知る人ぞ知る 福本伸行の「見上げれば通天閣」です
真ん中の「たけし」は良いですね バカっぽくて

どぐされお○こがっ!

はっきり言って 絵は余り上手くはありません、「カイジ」や「アカギ」が定規で書いたような鋭い絵だとすれば こちらはフリーハンドで書いた 「鈍い」絵だといえます。
話も人情モノですので fkmt特有のアノ鋭い、ギスギスした 心理戦や駆け引きはありません 多分fkmt作品でなければ誰も読まない作品では?とすら思います。

しかしそこには「孤独」があります
大人達は気付かないか見てみぬ振りをしますが、子供の世界にも社会があり秩序があります
社会には常に少数者(マイノリティ)がいるように、子供の世界にもマイノリティはいます
そしてマイノリティは社会に馴染めるとは限りません

本編では問題児であったり転校生であったり家庭の事情を抱えた生徒であったり外国人であったり・・・・します
主人公である教師の「通天閣」が子供達との触れ合い という話です
たいてい真面目な話2つに馬鹿な話1つのペースでやっています。
今 BIZスポでイギリス経済の話がありました。
野口悠紀雄氏も出ているのですが コメントで 前の人間が氏の持論である金融立国を批判していたので 軽く口が鈍りましたね。
いや日本経済を悲観しても イギリス経済や金融立国の肯定には必ずしもならない訳なんですが・・・・

ここで簡単にイギリス経済危機のポイントを押さえておきたいと思います。
まず 現在イギリスを襲っているのは「ソブリンリスク」つまり政府の信用性の問題ですね。
つまり国債を乱発して大丈夫なの?という話です
「国債発行を減らせばいい」確かに正論です、しかしそれは「景気対策をするな」という意味でもあります
現在欧州はギリシャ危機もあり経済が低迷しています。
日米が今年は何とかGDP成長率を2%程度に回復させるとされている中 欧州は0・9%と低迷しています。

閑話休題 つまり国債を発行せざる得ないイギリスにおいて何が問題になっているのか?という事を見てみたいと言うわけです。

まず 世界の主要国は程度の差こそあれ国債を大量発行しています、これは事実です。
その中でイギリスが「特に」注目されている理由にスポットを当ててみたいと思います。

まず第1に言えるのは民間非金融セクターの負債残高です。
つまり銀行以外の民間の借金の規模ですね。
イギリスの場合95年には対GDP比で140%程度のモノが現在240%程度になっています(四半期事に2%成長)
つまりジョンブルは借金まみれですね
民間の借金・・・ってどーゆー事?かといえば 例えばビジネスをすれば5%のリターンがあるとします、3%で借金をして5%のビジネスに投資をすれば 2%分の利鞘が稼げます。
つまり景気がよい程民間セクターは借金をして投資をし、利鞘を稼ぎます。
20世紀終りから好景気が続いていたイギリスは当然借金をしまくった訳です
この事は日本も例外ではなく 例えばバブル最盛期の90年に日本の民間非金融セクターの負債は260%に登っています。
好景気時の負債の増加はある程度までは健全です 企業も負債を増やし利益をのばせば資本利益率(ROA)が向上します。
しかし財務分析をしている人ならわかりやすいのですが「負債を無限に増やせるか?」という事です、はい増やせません。
一般には自己資本比率は40%程度が理想とされていますが、実際はよくわかっていません。
負債を増やしすぎると何が問題か?はい 投資の収益がマイナスになれば「逆鞘」が発生しますね。
先程「3%で借りて5%でビジネスすれば2%儲かる」と書きましたが 不景気な環境ではビジネスの収益率は低下します
仮にビジネスの収益率が1%になれば「3%で借りて1%でビジネス」すれば2%の「マイナス」です。
貴方ならどうしますか?ビジネスから手を引きますよね?
つまり株式や不動産を売却し、会社を畳み、従業員をリストラし・・・・皆が一斉にすれば資産価格は暴落、倒産や失業は激増、そうなれば資産を持っている人は大損をし 多くの人が仕事を無くします。
収入や資産を減少した人は消費を抑えますから ますますモノやサービスは売れず ビジネスの収益性を落とし・・・・コレが果てまで続きます。

イギリスは負債を増やしビジネスへの投資を増やし 利鞘を稼いできました
ビジネスの投資の収益率が悪化した以上 負債が一段落するまで資産価格の下落や失業は増え続けるでしょう。

次の問題は中央銀行です。
イギリスならイングランド銀行(Bank of England)ですね
通常 不景気なら税収が減り 景気対策のため国債を増発します
つまり国が借金して 仕事を作り出す訳です。
ならば国債の引受手、つまり国にお金を貸す人が必要になりますが (本当はダメですが)中央銀行 であるイングランド銀行に期待がかかります。
何故ダメか?通貨って基本的に紙切れや唯の数字ですよね?通貨が通貨たる価値があるのは中央銀行(政府じゃないよ!)の信用があるからです
中央銀行が怪しくなれば信用が落ちて、当然通貨の信用も落ちて 紙切れは紙切れに成り下がります。
意外と知られていないんですが日銀もFRBもイングランド銀行も「企業」なんですよ(FRBは複数の金融機関の集まり)
だから日銀なんかには株があります 政府が持っているのですが・・・
ポイントは「企業」である以上 信用は「財務」で判断されるという事です
「財務」とはこの場合「資産や負債の内容」とします
問題のイングランド銀行、実は多額のイギリス国債を持っています 長期国債なら2000億ポンドですね。
コレはイギリスのGDPの14%に当たりますが、何故こんなに持っているのか?08年からの金融危機で民間から国債を買う事で代金を支払い 民間にお金が回りやすくするようにしたからです。
こういうのを量的緩和といいます

問題は、「国債にもリスクがある」という事です
つまり国債が暴落してくれる事があれば 多額の国債を持っているイングランド銀行にもダメージが発生します、という事はイギリスの通貨ポンドの信用も落ちます、通貨の信用が落ちれば インフレにもなりますし経済が不安定にもなり失業やリストラが激増します(通貨下落で輸出増加、かもしれませんが、たいていリスクも増えるので輸出の為の投資も減ります)
つまり、イギリス国債が怪しい以上、イングランド銀行もコレ以上イギリス国債を買えない 民間経済も(負債が多く)怪しいからイギリス国債をあまり買えない でも国債発行は必要・・・どうなるか?

モノが売れなければ単価を下げる つまり国債価格を下げるから金利が高くなるしか無くなります。
投資の話で「低金利で借りてビジネスで運用、利鞘ゲット」と書きましたが 金利が上がれば低金利でお金を借りる事が出来ませんから ビジネスが寂れ ますます資産価格が低下し失業も増えます
釘を刺しておきますが 日銀の国債保有もGDP比11%と結構な高水準です。

結論を書けばイギリス経済の問題点は
1)民間非金融セクターに莫大な返済が控えている事
2)中央銀行たるイングランド銀行の役割があまり期待できない事
となります

今回の話は 金融ビジネス誌10年春号の加藤出氏のレポートをベースにさせていただきました