おはようございます、Jayです。

 

 

日本語は角が立たないように遠回しな表現というのをたまに見聞きします。

最近で言えばプロ野球西武ライオンズの松井稼頭央監督の“休養”が発表されましたが、これって事実上の解雇ですよね?

このようにマイナスな意味合いや辛い事などを和らげる言い換えを「婉曲法」と言いますがこれを英語で言うと

 

「婉曲法」“euphemism”ユーファミザム)

 

例:

“‘Powder room’ is a euphemism for ‘restroom/toilet’.”

「『化粧室』は『トイレ』の婉曲法です。」

↑“restroom”は主にアメリカ英語で“toilet”はイギリス英語

あと“‘euphemism’は‘e’から始まっているのに何で‘an’ではなく‘a’なの?”と思われている方、“an”はあくまで“発音が母音の音”の時なので文字が母音かは関係ないです。(なので“an hour”とかある)

 

みなさんは今までの人生で「婉曲法」という単語を使った事ありますか?

私はないですし、“euphemism”という単語自体も数える数えられる程度ですかね。

そんな単語をご紹介しようと思ったのは“euphemism”を使いたいわけではなく、日常会話などで婉曲法を用いる時によく“air quotes”が使われる事をお教えしたかったからです。

 

“quotes”とは“quotation marks”(引用符)の略でこの記事にある英単語を挟むようにある““や‘’の事です。

日本語でいうカギカッコ(「」、『』)で誰かの言葉の引用をする時などに使います。

この記事で英単語を挟む時に使うのは『目立って見やすい』と思うからです。

“air”は「空気」ですが、「エアギター」のように手を使って“quotes”を表す事から“air quotes”と言います。

 

今回の西武ライオンズの例:

Kazuo Matsui, the manager of the Seibu Lions, is taking a “rest.”

西武ライオンズの松井稼頭央監督は「休養」を取っています。

↑表面上は休養ですが成績不振による事実上の解雇だと思うので(もし本当に体調不良で休養なら言葉そのままの意味なので使いません)

 

やり方の手順:

1. 写真撮影の両手ピース(人差し指と中指を少し曲げた状態)をする

2. “quotes”で挟みたい単語の最初と最後(“”のように)で人差し指と中指の指先が親指を指すぐらい曲げる(西武ライオンズの例だと“rest”の“r”と“t”を発音する時に指を曲げる)

注:指を曲げる回数は単語や文の長さに関わらず必ず2回

 

日本語って美しいなと思いますが、その一つに婉曲法があります。

しかし未だに新しい婉曲法をたまに見聞きします。

私が近年最もビックリしたのは「お暇を頂きます」⇒「辞めます」です。

ドラマ家政婦のミタで出てきたのですが“休むのは大事だから休暇は良いんじゃない?”と思っていたのですが、話を進めていくとそれが辞めると意味が分かった時は少し背筋がゾッとしました。(;^_^A

 

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Have a wonderful morning