歩くってスゴいことなんだ | 蟹、退治中 (乳がん生活)

蟹、退治中 (乳がん生活)

2012年12月 乳がん告知
13年2月 右乳房切除術(HER2 3+、ER +、Pgr -、リンパ管侵襲あり)
3月から抗がん剤(AC)、ハーセプチン、ホルモン療法の
術後治療を提示されるも、若き主治医の方針は一転、二転。
主治医を変え、ハーセプチンとフェマーラで治療中に
転移発覚

スゴいったって
毎日一万歩とかの話じゃありませんよ。
そこそこ健康な足の持ち主なら
毎日自然となさっていることです。



去年の8月、チタンを入れる手術の後
すぐにリハビリが始まりました。
担当の理学療法士さんがお休みの日は
代わりの方がベッドまで来てくださって、土日も毎日。

主に関節が固まらないように膝を曲げる運動と
筋力強化のための脚上げ運動で、
退院してからも続けるように言われました。
家に帰って運動をやめちゃう人がいるんですって。


サボるとすぐに戻っちゃうからね~。
退院後の診察で、
入院中より動かなくなっちゃってる人がいるんですよ。
今どのくらい動かせるかここに書いておきますから
サボるとわかっちゃいますよ~(笑)

先生に言われなくても毎日続けますよ。
その頃は良くなるかどうかわからなかったけど、
少なくともそれ以上動けなくなっちゃうのは
嫌だったからね。



でも、ドセタキセルの3回目くらいからだったかな。
浮腫みがだんだん酷くなってきて。


初めのうちは、洗濯物を干す(立って手を上げる)とドキドキ。
それが、歩くだけでもドキドキするようになって、
しまいには立っているだけでドキドキ。

もうこうなると運動どころではありません。
この頃は歩行器を使っての歩行で
骨折した左脚には余り体重を掛けていませんでしたが、
歩くのも動くのも必要最低限にしていました。


ドセタキセルが終わってひと月ほどして
少しずつだけど浮腫みが良くなり始めたのをきっかけに
脚を上げる筋トレを再開しました。
今年の1月末頃のことです。


ベッドに仰向けに寝転がって
脚を片方ずつゆっくり上げます。

右脚を上げて、下ろす。

左脚を上げて・・・

・・・上げて

・・・上げて・・・あれ?

上がらない!1ミリも!


リハビリを始めたての頃がそうでした。
骨折してベッド上で安静が1週間続いた後では
脚を上げることができなかったんです。
その時と同じになってしまった!

焦りました、あの時は。

でもそれから毎日筋トレを続けた結果
ちゃんと上がるようになって、ひと安心です。



これをお読みになっている方で
(骨転移等で足に障害や痛みのある方を除いて)
運動?ぜーんぜんしてないよ~っていう方、
足、上がる?大丈夫?


上がると思うんですよね。運動不足でも。

それって、毎日体重をかけて歩いてるからじゃないですか?



考えてみたらすごくないですか?
歩くってことは
50キロとか60キロとかの重さを(多少の前後はありますが)
1本の足で支えるってことです。

(私の骨はそれができずに折れちゃったんですが

50キロの荷物を片手で持つことを考えたら・・・


人間の二本足歩行って、やっぱり大変なことやってるんだ~。
と、改めて思いました。



因みに、脚の筋肉が弱くなると
歩けなくなるだけでなくて、
車に乗る時やベッドに横になる時に
手で脚を持ち上げなくてはならない、とか
靴下やズボンを履かせてもらう時にも
手を添えなくてはならない、とか。

自分だけでなく、介護してくれる人の手間も
余分にかかっちゃいます。

私も、今はちゃんと上がるとは言っても
やはり左の方が筋力が弱いので
車の助手席に乗る時、最後に左足を引き上げるのに
苦労してます。
脚上げ頑張らなきゃ!


足、いつまでも使えるように、大事にしましょうね。




コレハチガウヨ


ありがとうございます


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