車イス&松葉杖で沖縄(準備編その2) | 蟹、退治中 (乳がん生活)

蟹、退治中 (乳がん生活)

2012年12月 乳がん告知
13年2月 右乳房切除術(HER2 3+、ER +、Pgr -、リンパ管侵襲あり)
3月から抗がん剤(AC)、ハーセプチン、ホルモン療法の
術後治療を提示されるも、若き主治医の方針は一転、二転。
主治医を変え、ハーセプチンとフェマーラで治療中に
転移発覚

(続きです)

車イスと松葉杖、両方あると便利。
レンタカーに乗っけてしまえばいいけれど
そこへ行くまで、両方を持っての移動は大変。

が、さすが観光地オキナワ!
那覇空港内にバリアフリーツアーセンターがあり
滞在中の車イスがそこでレンタルできるようになっています。

空港に着いたら車イス借りて、
帰りにまた空港で返せばいいみたいよ。
これなら家から持って行かなくてもいいね!


セントレアには、
入口の案内所から保安検査場まで使える空港の車イスと
チェックインカウンターから搭乗口まで使える
航空会社の車イスと、
2種類あるんだって。

空港内は松葉杖でいいんじゃないかな?
車イスだとエレベーターしか使えないから
きっと遠回りになってしまうよ。
  (松葉杖を片方持ってくれる人がいる時は、
  右手で松葉杖、左手で手すりを持てば
  簡単にエスカレーターに乗れるのです。)

搭乗口まで遠そうだったら
車イスを借りればいいよね。


そういえば、弟(視覚障碍者)と旅行した時
搭乗は一般の人の先だったか後だったか、別にしてくれて
スムーズだったよ。
そういうのは伝えとかなくても
その場で対応してくれるみたいよ。


ホテルはできれば
エレベーターから遠くない部屋がいいのだけれど
旅行会社のツアーだと指定はできないかもね。
ビーチ側の指定はできませんってパンフに書いてあるもん。


那覇空港の車イスレンタルは
自分で予約するんだよね、きっと。

でも聞くだけ聞いてみようか。


そんな話をしながら
主人と二人、JTBに向かったのでした。


おっとその前に、

 旅行日程
 往復の空の便
 ホテル
 レンタカー会社

パンフレットを見ながら、必要なことを主人と決めていきます。

今まではこういうのも私任せで
主人はあそこ行きた~い、これが見た~い、と
思い付きで言うだけだったのですが
ちゃんと相談して決めます。

後でケンカにならないように

大体私は、自分のしたいことをはっきり言わずに、
何でわかってくれないのよ~ってむくれるのが
いつものパターン。
これが大変、こうして欲しい、って繰り返し言って
わかってもらう努力をしなきゃダメなんだよね。


下調べしてふせんを貼るのは私の仕事(^^♪



さて、これで申し込みはスムーズに運ぶ
と思いきや、
JTBでお相手してくれたのは
初心者マーク初心者マークの新人さん。
大丈夫かな?


パンフレットの下の方に、販売店用のコード番号が
小さく印刷されているじゃないですか。
多分それに従って入力していくんだと思うんですけどね。

お~い、開いてるページ違ってるよ~!

必死に念を送る私。
先輩社員が気づいてくれて事なきを得ました。


続いてこちらの状況を伝えます。

日常生活は松葉杖だけど、
移動が長時間、長距離になる時は車イスが必要なこと。
那覇空港内のツアーセンターで
沖縄滞在中の車イスを借りられるらしいので
そうするつもりであること。


新人さん、何度か先輩に聞きながら
&航空会社(ANA)に電話で確かめながら

ハイビスカス3ウンターで申し出ればANAの車イスが使える。
ハイビスカス3座席は搭乗口に近い、前方の2人掛け座席にしてもらえる。

ことを確認できました。


滞在中の車イスは、
ツアーセンターの車イスに関しては個人手配になるけど
ホテルによっては車イスの貸し出しをしている所もある。
その場合は宿泊予約と同時に予約できるとのこと。
(これも隣の席の先輩情報。)

ハイビスカス3宿泊予定のルネッサンスリゾートオキナワに
チェックインからチェックアウトまで車イスを借りられ、
ホテル外に持ち出して構わないということを
確認してもらい、
ホテルで借りることにしました。

ツアーセンターのは有料だけど、こっちのは無料。
やったね!


ハイビスカス3部屋も、エレベーター近くの部屋を
取ってもらえることになりました。



書けばたったこれだけなのだけれど
周りの先輩に聞きながら、頑張ってくれた新人さん。

主人と私も頑張ったさ~。
ここまで話が決まるのに、2時間かかったもんね~ぐったり。



でもこちらの要望は全部出せたし
聞きたかったことも聞けました。

車イスだの何だの、イレギュラーなことをお願いしてしまって
新人さんにはきつかったと思いますが
でもさ、同じようなツアーでも
ネット予約のより店頭予約の方が
価格が高めじゃないですか。
それは、こんな風に相談できるからでしょう?

お疲れさまでした。




  後日、代金を払いに行った時
  先輩社員さんから
  「先日は大変お待たせして申し訳ありませんでした」と
  丁寧なお詫びの言葉がありました。
  しかもお二人から。

  やっぱり長かったんだね~。




沖縄に行っても
海に入れないかもしれない。
温泉に入れないかもしれない。
骨折前だったら良かったのに、と思わないこともない。

でもね、こんなこと期待しちゃいけないのかも
しれないんですけどね。
不自由になったからこそ
周りの人に親切にしてもらえるじゃないですか。
沖縄で、どんな素敵な人と出会えるかしらと思うと
それも楽しみなんです。





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