気持ちの変化とアイデンティティー | アメリカつれづれ日記

アメリカつれづれ日記

アメリカでの日々の楽しみ、驚き、ちょっとしたイライラなど、いろいろ綴っていきます。

私がアメリカに来たのは1999年。

 

英語学校へ出願して、三ヶ月だけ語学留学するために南オレゴンへやってきたのが私のアメリカでの人生の始まり。

 

たった三ヶ月だけの語学留学の出願に対して出た学生ビザは5年。まだまだアメリカの学生ビザ取得が今と比べれば全然緩い時代でした。

 

最初の予定は三ヶ月だけですから、アメリカを目一杯楽しもう、吸収しようとがむしゃらな当時の私。

 

たまたま田舎で日本食レストランやスーパーがなかったのも手伝って、「アメリカまで来て日本人してるなんて!」と日本の習慣を保とうとしている他の人には冷たい目をしていました。

 

今思えばなんて嫌なやつ!

 

そんな頑張りも滞在期間が長くなるにつれ、そして自分の「アメリカに住む日本人」としてのアイデンティティーが徐々に確立されていくにつれ、日本人として恋しいもの、日本人の習慣・文化に抗わなくなっていった自分がいます。

 

アメリカにずっと住んでいるんだからもう日本のことは忘れなよ、と言われることもあります。

 

でもね、食や言葉や文化は私にとってはバックボーン。

 

忘れようとしたってアメリカ人になるわけでもなければ、英語ネイティブになるわけでもない。

 

それよりも何も忘れたくないし。

 

なんでそんなことをいきなり語るのかといえば、今日のお昼はこれを食べたんです。

 

今日あまりにも寒くて、とにかく温まるものが食べたくて。

 

時々ね、うちの母が「自分が選んでアメリカに住んでいるのだからワガママ言わないの!」と日本食を食べたがる私にハッパをかけるのですが、日本のインスタントラーメンを食べたいのも私であって、アメリカに住もうがどこに住もうが、ラーメンが手に入って、買う財力があれば買ってもいいじゃないか!と開き直っている在米21年目の今日この頃。

 

ちなみにサッポロ一番の味噌ラーメン、(米国)アマゾンで箱買い。ありがとう、アマゾン。