前回のタイトル | アメリカつれづれ日記

アメリカつれづれ日記

アメリカでの日々の楽しみ、驚き、ちょっとしたイライラなど、いろいろ綴っていきます。

前回のブログタイトルを変更し忘れていたことに今気づいた。

『思春期とイースター』というタイトルで最初書こうと思っていて、意外に難しかったので、普通にイースターエッグの話にしたのだけれど、先ほどまでタイトルがそのまま。

タイトルとブログの内容がミスマッチになってしまっていた。

なぜ『思春期とイースター』と最初にしたかというと、実は小熊たちの一人がまだティーンエージャーではないものの、思春期に近づいてきているらしく、反抗心がムクムクと湧いてきているみたいでね。

あどけない子供の顔と反抗期の顔が混同しているというか。

で、イースターの日に戻るのだけれど、その日私たちはみんな揃って教会へ行った。

普段なら子供たちは子供用のクラスへ最初から行くのだけれど、この日はイースターということで最初は大人と一緒にしばらくいたわけ。

だが思春期小熊は機嫌が悪かった。

理由はビデオゲームをしていたいのに家から連れ出されたから。

で、弟小熊たちにちょっかいを出し、喧嘩を売るので熊吉が注意。

それに切れた思春期小熊。

大声で叫び泣き出した。

最初はバンドが演奏中だったので私たちの周りにいた人にしかわからなかったはず。

熊吉は思春期小熊を連れて外へ。

少ししてやっと戻って来た二人。

バンドは一時休憩で牧師さんがキリストの復活をたたえている最中、思春期小熊はまたもや弟小熊たちに喧嘩をふっかけ→熊吉の注意、そして

ぎゃー!!!!

シーンとした教会の中、思春期小熊の泣き&わめき声が響く…

牧師はそのまま平然とお説教を続けているけれども、みんな何事かとこちらに神経をとがらせているはず。

もちろん熊吉は泣きわめく思春期小熊を抱えて外へ。

私は冷や汗。

結局とある女性が思春期小熊と一緒に座ってくれることで解決したのだけれど、熊吉と私が恐れていたことが。

この女性セラピストがお仕事。そして彼女曰く

思春期小熊くんは他の子供と違った視点を持っているみたいだから、普通の言い方・しつけ方じゃ伝わらないかもしれないわ。

やっぱりね。あの泣きわめき声を聞いたら重度の障害を疑うのかもしれない。(彼女の示唆していたのはある程度の自閉症と思われる。)

実は私も最初は疑っていたのだ。自閉症を。

だが最近わかってきたことがある(そして熊吉はこれをずっと言っていたのだが)

この子ね、頭いいのよ。
感情もちゃんとコントロールしようと思えばできるし、人の言うこともその気になれば聞く。

確かにすぐ怒ったり、ヒステリー起こしたり問題は抱えているんだけれど、実はこの感情の爆発を効果的に使うても知っていてね。

シーンとした教会で感情爆発させて泣き喚けば大人が困ることをこやつは知っているのよ。

そして公共の場である教会ではしこたま怒られないことも知っているわけ。

ここが思春期小熊の反抗期悪魔部分。

そして多分こやつは他人にこの子は他のこと違って重度の障害があるのかも?と思わせることで得られる利益を知っていると思われる。(楽させてもらえるんだろうか?)

だから面倒。

だってこやつ、熊吉母(彼らの祖母)の教会では絶対わめいたりしない。熊母は超怖いからね。

というわけで熊吉は教会の人たちに色々ちょっと的外れな「提案」をされる羽目に。

そして帰りの車の中、素直に謝る思春期小熊。

そして一所懸命彼に話をする熊吉。

しかし話の最後の方で思春期小熊が呟いたのを私は聞き逃さなかった。

SHUT UP…

「ったくうるせーなー」、やつはそう呟いたのだ。

やっぱりこやつ思春期であり反抗期。

なかなか一筋縄ではいかないな、これは。

(でもそれを私に聞かせてしまうところが子供の部分といえばそうなんだけどね)