May 1, 2013 | アメリカつれづれ日記

アメリカつれづれ日記

アメリカでの日々の楽しみ、驚き、ちょっとしたイライラなど、いろいろ綴っていきます。

2週間ほど前の5月1日、博士論文の口頭試問がありました。

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1年半かけて書いた論文について4人の教授達の前でまず40分ほどプレゼンをし、その後教授達からの質問に答えます。

しかしプレゼンのど真ん中でコンピューターが再起動!

あら~~~

自分のコンピューターではなく、学部のラップトップを借りていたので、アップデートか何かがプログラムされていたのに気がつかなかったのですが、プレゼン中パワーポイントが消える、コンピューターが再起動というアクシデントに、我がアドバイザーは「僕マック以外わからないから助けて上げられないや、ごめん!」

まあ再起動始まっちゃったのはしかたない、でも怒られるかな・・・と思いきや、先生達も皆さん「こういうことってあるよねー」と和気藹々として再起動を待ってくれたので助かりました。

そしてプレゼン後の質疑応答をなんとか終えた後は一旦部屋の外へ出されます。

部屋の中では教授たちが結果を話し合っています。

この話し合いで

書類に全員がサインをして合格とするか、教授たちの提案を元に書き直したものを見てから書類にサインをする条件付合格にするか、不合格にするか、が決まるそうです。

私はありがたいことに教授のみなさんがサインをしてくれ、合格になりました。

合格後は2007年に一緒に博士号を始めた仲間達と一緒にポートランドシティーグリルというポートランドのダウンタウンでは一番高いビルの屋上にあるレストランでランチ&お祝い。

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かすかに見えるマウントフッドとダウンタウンを眺めながらのランチ。

この日皆に「終わった感想は?」と聞かれたのですが、終わった、という実感は最近になってもあまり沸きません。

終わったというより、これからがスタートだな、という気がします。

やっと論文が書き終わって、博士号を取れて、これから。

「もう論文かかなくていいね!」とも皆から言われるのですが、いやいや。これからも書くという作業は続きます。

ジャーナルに出す論文を書いて、学会に発表して。

博士論文を書いて学位をとる=やっとスタート地点に立てたというほうが正しいのでしょう。

それでもココまでこれるかずっと不安だったのがやりとげられた、というのはうれしいことです。

自分の学部にもいるスター生徒さんたちや学会でみかけるスター学者さん達のように素晴らしい業績をあげることなどない私ですが、ちまちま研究をして論文を書いていこうと思います。
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