前回の記事
『血漿交換療法』について
若干、書いてることが間違ってました
身体の血液を一旦外に出し
血漿分離器を通して赤血球と血漿成分を分離
神経伝達を邪魔する“自己抗体”がいる
血漿成分ごと自己抗体を捨ててしまい
棄てた容量分、似た成分(アルブミン)を補填し
赤血球と一緒に身体に戻す…という方法
この時、普通の注射の倍はある針を
首と腕に刺すんだけど…
ちょっと治療が特殊なだけに
「これ、保険効く治療かな」
と不安が過るが…
仮にも国立の病院で患者の意思確認無しに
自由診療を推さないだろうと
あえて聞くのは止める センセイ短気だから
自由診療でこの治療やってる他のクリニックの広告みたら
1回33万とか書いてあってビビったよ
15日(水)、目安の7回目が終わった後
主治医から
「明日から午前中1時間だけ
人口呼吸器外してみようか」と言われる
あ〜やっと出た正式な離脱宣言
シャワーの時は呼吸器外して入ってるし
人口呼吸器の動きに押されること無く
自発呼吸が出来るとずーっと訴えてたけどね
なのに当日
朝からまさかのカニューレが抜ける
というアクシデント
リハビリ前にオムツを換えてもらいたくて
看護士を呼んだのに
隣のベッドの子が急変して大騒ぎに
「自分で換えるしかないか…」と
騒ぎに紛れてベッドから降り←禁止されてる
自分で動いた時にズレちゃったか
お隣が落ち着いて「やれやれ」といった
感じで来た看護士の慌て方が可笑しかった
お隣から騒ぎは私の方に移る
「病院にはオバケより怖いものがあるのよ
止めてよ〜」←何それ
騒ぎになって主治医にも報告行ったし
今日は離脱無しかと思ったけど
リハビリが始まる直前に
担当看護士が呼吸器を外しに来た
「呼吸器無い方がリハビリの邪魔にならない
でしょうし
今から取っちゃいましょうか」
えホントに
主治医が慎重なだけに看護士も
“リハビリが終わってから外そう”となるかと
思ってた
リハビリ担当も
気にして動きを緩めることなくむしろ
「やっと離脱ですね」と
いつもより負荷を上げてギリギリを探って
くれていたのが嬉しい
結果、心拍数・呼吸数・バイタル等が
リハビリ中に落ちる事はなかった
もうほぼ4ヶ月続いた人口呼吸器生活
これはこれで…
人口呼吸器離脱第一歩は
大きく一歩、前進できた
大丈夫という自信はあったけどね
終わってから看護士に
「あなたが
“離脱はリハビリ終わってからにしよう”
と言うタイプじゃなくて良かった。
ありがとう」と伝えると
「実はめっちゃ迷いました…」とのこと
なるほど。
もしリハビリ中に私の調子が悪くなったら
怒られるのは承知の上で
私を信じてくれたんだね。ありがとう
信じてくれて嬉しいが…
午後の嚥下造影検査の際は人手が足らず
彼女が人口呼吸器をガラガラ引っ張りながら
私の車椅子を押し
私は自分の点滴台を押しての2人移動
↑無茶な
「しのっぺさんなら大丈夫かな、って」
普通の人でも方向転換ムズかしいって
危ない危ない
だけど
それだけ体力・腕力も回復してるし
周りからも回復が認められてるって事だ
今週末は色々あったけど
自分の中の“自信”が“確信”になった
そうそう土曜日には
人口呼吸器外したタイミングで
トイレに行くことができた
なんと…4ヶ月ぶり
オムツからの開放感ハンパない
ウォシュレットで心置きなくお尻を洗える
この清々しい気持ち良さ
伝えきれなくて残念っ