サラのソロライブVol.3のこと | Tree Topの魔女たち

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JR大久保駅前にあるちょっとだけスピリチュアルな喫茶店Tree Topに集まる魔女たちのブログです。

12月6日(水)のことでございます。

サラのソロライブ Sarah MIX 3回目の自分発表会をいたしました。

今回は、三宮のアコースティックキャビン隠れ谷でございました。

店主ご夫妻は、1回目のソロライブからずっと応援してくださっており、特にユキさまには、「サラさんのファンやねん」と言っていただいて、疑いながらもちょっと調子に乗って3回目をやっちゃうことにいたしました。

 

 

いつものように、お友だちにお集まりいただき、ソロライブと言いながら、いっぱいお手伝いいただいて、なんとか自分の負担を減らそうと創意工夫…

前回の反省も加えて、それなりに準備をしようといたしましたのでございますが…まぁ、宇宙の仕組みは、なんと申しますか…いたずら好きなのでございましょうね、いろいろとちっちゃい障害物を置いて、すんなりとは進ませてもらえないものでございます。

それもまた楽しむ!と、何度も思っては来ているものの、毎度、沼にはまって慌てる…を繰り返しております。

はい、実は、今回も、「不出来」の展覧会のような結果で、お越しいただいた皆さまには、まことに申し訳ないかぎり…でございましたが、そこを見ると立ち上がれなくなりますので、とにかく表に出して、これをここからできるようにしていきます というスタートラインであると勝手に位置付けている次第でございます。

 

今回のオープニングアクトは、隠れ谷のご近所にベースキャンプをお持ちのWe love 布引ハモラン隊というミュージックベル団から 宇喜多隊長と高橋軍曹にウクレレご持参でご足労いただきました。

 

 

本当にご近所でございますので、宇喜多隊長さまは、このトナカイのまま、隠れ谷にお越しになられたそうでございます。

大変、賑やかで、人を楽しませようとする暖かく楽しい方々でございまして、サラは、ウクレレでご演奏を、とお願いしただけだったのでございますが、時節柄、やはりこうなるようでございます。

 

 

隊長さまと軍曹さまの所属部隊である ハモラン隊(長いので略しております)は、総勢13名の部隊でございまして、サラはこの部隊の皆さまとおそらく8年ほど前に大阪は本町のTeteというお店で初めてお会いしたのでございます。

それ以来のお付き合いとなりますが、その間、ポツリポツリとご一緒する機会がございました。

ハモラン隊のベースキャンプ、二宮町の融通尊寺で檀家さまを集めてライブをしたり、塩屋の高齢者施設の利用者さま向けにライブをしたり…

昨年の12月、ウクレレを始めたとお聞きいたしましたので、弾いて見せろと隠れ谷に呼び出したのでございます。

じゃぁ、来年は…といいながら、丸1年が過ぎようとしておりましたので、そりゃあかん…と、OAをお願いした経緯でございます。

いや、全然できへんのよ~、とおっしゃりながら、なんともきれいな音で、ウクレレを奏でられ、そのあたり、きちんと音を追いかけていらっしゃる普段が伺われました。

習うところ、ばかりでございます。

 

さて、本編でございますが、サラのソロ…1部で9曲、2部はお友だちに入っていただいて9曲、全部で18曲、お付き合いいただきました。

これまでにやったことがある曲は内1曲だけで、残り17曲は お聞きいただいたことのない曲でございました。

なんでそんな曲をしたのかと申しますと、はい、恒例のサプライズでございます。

 

 

わが師、気にかけてくださり、最初のソロの際には、何すんねん?とお尋ねになられました。

それまでも女子バンドでサプライズを繰り返し、師から もう頼むからやめてくれ と頼まれたこともございましたが、それでも止めず、性懲りもなく繰り返しておりますと、2度目のソロライブからは お尋ねにならなくなりました。

だってぇ~…ご存じの通り、ソロって、孤独なんでございますよ。

孤軍奮闘するのでございます。

まずは、なんか自分にも楽しみがないとあきません。

どないしたらびっくりするやろか…と考える楽しみが、大きな支えとなるのでございます。

そんなことせんと、上手にできるように教えてもろたらええやんか…というお考えもございますが、そこは…遊び心…

自分でできるところまでやって、ここまではできた と表に出して、それがいかにボロボロでも、それが実力…真摯に受け取って、また今世で追いつくことのない遠い師の背中を追うのでございますよ。

聞かされる皆さま方には、なんとも迷惑なことでございますが、前回、前々回と比べて、にじり寄るような歩みにしても、すこ~し進んで行けるなら、次はもう少々マシなものをお目にかけられるようになるかと思うのでございます。

 

 

ギリギリまで練習はいたしましたが、1つ踏み外しますとそこから崩れて、できていたはずのことができなくなります。(以後、そういう場面が頻発いたしました)

そんな事態を見るに見かねて、戸田さまがヘルプのマンドリン…一人じゃないって思うだけで、救われます。

 

師は…後ろ向き…

いつもは、飲みながらお聞きいただいているのでございますが、この日はシラフ…

翌日の健康診断に備えて 飲んでおられません…それはそれで、いつもと勝手が違って、やりにくい…

 

 

この日の楽器は、ギター、オートハープ、ウクレレの三種…技がない分、ビジュアルで目をくらまそうという策でございます。

がぁ…まぁ、どれを使っても、間違うとこは間違うものでございます。

普通のブルーグラスなら、コードはおおむね3つでございますが、サプライズネタでトライした曲は、コードがちぃと複雑で、オートハープのバーの位置があっちに飛んだりこっちに飛んだり…微妙に届きにくい…

自分で掘った穴なので、しゃーないでございます。

 

 

2部の最初は、奥丹波かおる&北播磨プロ吉さまでございます。

このお二人には、いつも助けていただいております。

今回は、お二人ともが諸事情あっての病み上がり状態でございまして、体力温存のため、鉄板ネタは封印…で、代わりに新曲をご披露いただきました。

 

 

かなりの勢いで充満したかおる&プロ吉モードを再度 サラに戻していただくため、2部の初めは一人ウクレレで ワルツを歌ったのでございますが、さんざん練習したはずの間奏でまたも一段踏み外してコケ…空気づくりに失敗いたしました…

 

 

その後、援軍を呼び込み…

 

 

淳子さまのオカリナ効果で、ちょっと立て直し…

 

 

クリスマスなので、師とクリスマスソングを一緒に…

昨年の12月に、「これは大作」と動画を送って来られましたので、間に合わないから、来年の課題ね とお返事いたしましたのでございますが、師の記憶からはすっかり消えていたようで…言うた覚えもない…

師は、いろいろと課題曲をご提供くださいます。

そのすべてをお忘れになられるなら、それはそれでいいのでございますが、ところどころ覚えておられて、え?今ですか?というタイミングでリクエストなさるのでございます。

どれを覚えておられて、いつどれを思い出すか…ん~…それがわかるところまで到達しておりませんので、対策としては、全部じゃなくても、遅れながらでも、まぁまぁやっとく…しかないわけで…

で、サプライズでいきなりやって、師がちょっとトチられますと、サラは背中の後ろで親指を立てたくなるのでございます。

 

 

ソロの最後は、プロ吉さまにリードギターをお願いいたしました。

サラが参考にした動画が、王道からは離れたものだったようで、プロ吉さまと息が合わず、途中で、おっとぉ~ということもございましたが、

 

 

マスターさまがベースでサポートしてくださり、無事に…いえ、無事ではございませんでしたが、曲がりなりにも終えることができました。

 

 

そして、結びに、オーナーご夫妻のカミングホームさまのご演奏…

 

 

すると、皆さま、急に元気になられ、楽器を持って次々とご参加あそばされ…

 

 

シラフの師も、嬉々としてマンドリンをお弾きになられて

 

 

なんとも賑やかに、この日のライブを締めくくったのでございます。

 

 

サラのソロライブは、ここでいったん終了…この後は、戸田劇場で宴続行。

いずれにいたしましても、皆さま方には、どうにかお楽しみいただけたようでございました。

 

 

「早よ、うまならな、そない長いこと付き合うてられへんぞ」と師はおっしゃいます。

若い頃には、想像できなかった年になってから、ようやく師に巡り合い、すると思っていなかった楽器を持って、自分事としてまた音楽を始めました。

師にいたしましても、サラにいたしましても、後に残された年数が潤沢にあるわけではございません。

どうあがいても、師に届くことなどないのでございますが、それでも宇宙は、追いかけられる存在をすぐそばに置いてくれました。

 

宝島を書いたスティーブンソンさまは、「To travel hopefuly is much better than to arrive」(希望をもって旅することは、到達することよりずっといい)とおっしゃいました。

中国のTaoには、山の中腹を楽しみなさい という教えがございます。

 

残された年数で、サラが目指すのは、山の頂上ではなく、今日より少し進んだ明日でございます。

師がすこ~し近くなって「まぁ、そない言うほど下手でもないか…」と言われるところまで、師にはもう少々お付き合いいただけるよう願っております。

 

そして、飽きずにサラを支えてくださるお友だちの皆さまにも、この次はもうちょい出来のいいものをお聞かせできるよう精進いたしますので、どうぞ共にこの山の中腹を楽しんでください。

 

皆さま、本当にありがとうございました。