台湾修学旅行の5日目 温泉からの~ランタン祈願と優雅なティータイムの後の夜市の喧騒 | Tree Topの魔女たち

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JR大久保駅前にあるちょっとだけスピリチュアルな喫茶店Tree Topに集まる魔女たちのブログです。

まだ寝ているまっつんを置いて、トールとMOTO君は朝がゆを食べに 林森北路まで出ていきました。

サラは、マンボウヤで朝ごパンでございます。

 

台湾修学旅行の5日目、ようやくのフリータイムでございますので、この日は朝から台湾北部巡りに出かけることにいたしました。

 

 

コースは、台北駅からバスに乗って、温泉のある礁渓に行って、そこから鉄道で十分へ、タクシーを拾って九分、さらにタクシーで基隆…ここで晩ごはんを食べて バスに乗って台北へ戻るという段取りでございます。

 

 

台北の梅雨は明けたようで、この日も暑くなりそうな勢いでございました。

 

 

マンボウヤから台北駅まではおよそ5~10分。

朝は 朝の風景がございます。

 

 

この風景は、一日中 同じでございます。

 

 

台北駅までのこの道も何度歩いたことか…

最初、トールについて歩いた時は とても遠いと思いましたが、わかってくるとそうでもないと思えるようになりました。

それにしても、この裏路地…というのでしょうか…ここでお店をなさっておられる方、お客様がおられるのを見かけたことがないのでございますが、こんなものなのでございましょうか?

 

 

写真に写してみると なんか味があります。

それにしても台北は朝から活気がございます。

朝ごはんにこれをお召し上がりになる元気がそれを物語っております。

 

 

台湾の皆さまは、占いもお好きなようでございます。

サラもそのうち一度 何軒か占いはしごをしてみたいものだと思います。

通訳が必要でございますが…

 

 

台北駅のバスターミナルでチケットを買って、乗り場は4階でございました。

バス会社がいくつかあって、そのうちのKamalanというバスに乗ります。

 

 


9:29発のバスはチケットが売り切れたので、9:52発のバスに乗ります。

各バス会社も競争を勝ち抜かなくてはいけませんので、サービスに熱心でございます。

Kamalanバスは、バス待ちのお客さまに お姉さんがお茶を振舞ってくれました。

 

 

礁渓までは、バスで小一時間…台湾が独自で掘った十数キロあるトンネルを抜けて 台湾島の東側まで走ります。

それでも、110元と申しますから420円くらいなのでございます。

 

 

修学旅行は 各所の写真を押さえておかなければなりません。

バスの中の一枚…

 

 

礁渓のバスターミナルに到着いたしますと、目指す森林温泉はすぐ隣にございます。

かーーーっとお日様が照って 暑いのなんの…

 

 

標識が差す方向を向いて 森の中を歩いてまいります。

 

 

フォトジェニックな被写体があちらにもこちらにも…

 

 

南国なので、緑が生き生きとしております。

このまま持って帰りたいくらい…

 

 
多分、この緑の中のボール状のものは 夜になると灯りがつくようになっているのだと思われます。

 

 

礁渓は、街のあちらこちらに無料の足湯がございます。

暑いのでございますが、人は群がります。

 

 

サラは、以前、礁渓に来たことがございます。

去年の3月、トールがまだマンボウヤを始めていない頃のこと…

トールがお友達に連れてきてもらったという礁渓のお寿司屋さんへ行こうって ここまで来たのですが 水曜日でお休みだったのでございます。

ジャージャー雨の降る寒い日でございました。

 

 

だから、温泉はとても嬉しかったのでございます。

今回は、夏でございます。

いえ、それでもサラは 温泉 嬉しいのでございますよ。

しかしながら、礁渓に行った4人のうち3人が男子チームで、そのうち2人が烏の行水族でございまして…

 

こちらの森林温泉は 公営のようで、一人80元とリーゾナブルでございます。

男湯、女湯と分かれており、台湾では一般的な水着着用ではなく、日本式に裸で入るタイプでございます。

入り口で、「どのくらいで出てきたらいい?30分くらいはいい?」と確認して サラは女湯に向かいました。

全面 露天風呂で、少し温度の違うお風呂が4つほどございました。

南国の樹や草を眺めながら、時折 聞こえてくる鳥の声とおばちゃんたちの話声…なんとも開放的で気持ちのいいひと時でございます。

肩まで浸かると 溜まったストレスもきれいになりそう…

でも、30分の時間制限をちょっと気にして、きっかりに外へ出てみますと、もうすでに3人並んで退屈そうに待っておりました。

 

MOTOによりますと 「俺たちが入れるお風呂は1か所しかない」と申されます。

あれ?男湯と女湯は作りが違うの?女湯は4つほど お風呂あったよ…

「俺が入れる温度は39度やねん!」

後は40度を超えるから ダメなんだそうでございます。

 

あー、そう…

 

 

すんごいいいお天気だったのでございます。

烏の行水にしても 温泉に入った後、礁渓の中心部まで歩いて行く間の何と暑いこと…

 

鉄道に乗る という経験もいいんじゃないか…と 駅へ参りますと 列車は1時間待ちでございまして、

そんなら ごはんでも…とご提案いたしますと、MOTO君「クーラーのあるとこで じっとしときたい…」と。

ですが、そういう時、礁渓の駅付近にはなんにも手ごろなお店がないのでございます。

前回も、喫茶店を探しまくったのでございますが、ようやくあったのは、ドラッグストアの表に出ていたコーヒースタンドだけで、それも今回は取り壊されてございました。

 

仕方がないので、とりあえず 駅が見える範囲にまっすぐ大通り沿いを歩いてみました。

 

 

そこでトールがみつけたのが、かき氷やさんでございました。

マンゴーかき氷…実は、何度も台湾を訪れていて、サラは一度も食べたことがありませんでした。

理由は、寒すぎるとか、時間がないとか…

ああ、この環境なら 絶対 美味しく味わえる!という 究極の好条件のなか このかき氷やさんで座ることに決定いたしました。

 

 

マンゴーかき氷!と勢いよく注文したのでございますが、このお店にはマンゴーかき氷は置いておられませんでした。

ち~ん!

それでも、台湾得意のお豆があるではございませんか!

トールは ゆず金柑、サラとMOTOは小豆ミルク、まっつんはピーナッツ。

45元ぐらいだったと思います。

どんぶり鉢にてんこ盛りで出されましたが、もう ペロリでございました。

かき氷効果は絶大で、身体の熱がすーーっと落ち着きましてございます。

 

 

13:20発の列車で 十分を目指しましたが、初めての列車を楽しむかと思いきや、MOTO君 ずーーーと寝ておられました。

外の景色は 宮崎の空港から日向へ向かう電車からみた景色に似ております。

 

 

もう、お米がなっておりました。

台湾はお米が2回 とれるのだそうでございます。

田んぼは もうすぐ黄金色に染まります。

 

 

列車は海岸沿いを走ります。

ワイアオは、台北から一番近いサーフポイントのようで、列車の窓から立ち並ぶ施設の様子が見えます。

でも、台湾は、海水浴という習慣がなかったようで、約20年前からすこしずつ 海で泳ぐようになったと聞いております。

 

 

礁渓から十分へは 瑞芳という駅で乗り換える…とトールが調べてくれておりましたが、ネットマニアのトールが列車の中でスマホを見ておりますと、その手前の三貂嶺という駅で降りた方が近いと判明…では、という話になったのでございますが、ここでまた問題が…

十分までは もう一つ別の路線に乗り換えないといけないのでございます。

その電車が三貂嶺を出るのが 2:18…次の電車は1時間後

ところが、サラたちが乗った電車は三貂嶺の手前の牡丹という駅で 急行待ちして、時間は2:18をすぎてしまいました。

三貂嶺は、無人駅かと思われるほど小さな駅で、タクシーなどとまる場所もないほどでございました。

仕方ないので、そのまま電車の旅をつづけて、瑞芳まで…

そこで乗り換えて、三貂嶺までは同じ道を戻り、そこから電車は山奥に向かって進んでいきました。

 

到着した十分は、ホームの手前で電車の写真を撮る観光客がいーーーーーーっぱいっ!

それは、日本ではぜぇーーーーーったい考えられない情景でございました。(インドとかはありますが…)

だってぇ~、ホントに電車が来る直前まで 線路の上に居て、それがゆっくり線路の外に出て 電車のきわきわのところからカメラを向けているのでございますよぉー!

 

ああ、この観光客は、もちろん日本人も交じっているのでございましょうが、ほとんどが台湾のみなさまでございます。

 

 

礁渓は 宜蘭県でございます。

そして、宜蘭は 葱の産地なのだそうでございます。

なので、葱油餅は名物なんだそうでございます。

 

 

葱油餅もサラは食べたかったのですが、この時までまだ未経験でございました。

十分の駅は、観光客用のお店がずらーーーっと並んでおります。

その中に葱油餅屋さんをみつけましたので、この機会に…と買ってみました。

美味しかったのでございますが、期待したより葱が少なめではございました。

 

 

おばちゃん、葱油餅を2つに切って、袋2つに分けて入れてくれましたので、みんなで味わいました。

 

 

1時間に1本しか電車は来ない…とわかっていても、こんなことって 日本ではありえませんが、それが在るのが台湾でございます。

 

 

どうしてこんなに人がいるのかと申しますと、ランタンでございます。

さまざまな色のランタンに 願い事を書いて 空に放つのでございます。

単色のランタンは 150元、4面4色のランタンは200元でございます。

4色の組み合わせには 健康祈願とか願い事が何でも叶うとか意味がございます。

サラたちは、その中の「どんどん進む!」を選びました。

 

 

字を書くときはサウスポーのMOTO君が先陣を切ります。

何の躊躇もなく 墨で描いていきました。

 

 

4人分の似顔絵まで…

 

 

サラの願い事でございます。

印税生活!

これに尽きます!

 

 

こちらはトールの願い事…

健康祈願なんや…

 

 

本当は、祝と書きたかったのでございます。

まっつんは 台湾初ライブを喜んでおりました。

 

 

4面書いたら、どこからともなく点火係のおっちゃんが現れて、1面ずつ記念写真を撮ってくれました。

 

 

ちなみにこの模様は、Facebookでライブ配信いたしましたので、サラとお友だちの方は今でもご覧になれるはずでございます。

 

 

こうやって1面ずつをカメラに収めると 点火係のおっちゃんはおもむろにランタンの底に火をつけました。

 

 

プゥ~っとランタンが膨らんだら、おっちゃんがGoをかけます。

 

 

すると ランタンはゆっくりと空に浮かび、風に乗って ホームのある方角へ高く高く昇って行きました。

やがては、燃えて落ちていくのですが、障害物もなく うまく上がると願い事はかなうと言われております。

ん~、なる早でかなっていただきたいものでございます。

 

 

線路に並行して流れる川に 吊り橋が架かっております。

こういうのをみると サラは怖いくせにわたってみたくなるのでございます。

 

 

橋げたのところに書いてあった制限人数は 見ただけでオーバーしていることはすぐにわかります。

 

 

それも おおらかな台湾の皆さまはあまりお気になさらないご様子でございます。

橋桁の絵から想像するに、ここは炭鉱の町だったのかもしれません。

 

 

この写真からお分かりでございましょうか。

吊り橋はこんな風にかかっているのでございます。

 

 

歩くと当然 揺れます。

サラは、平坦で動かない道でも、まっすぐ歩ける自信がないので、真ん中でないと川にポチャッと落ちる不安がございます。

だから、真ん中を歩きたいのでございますが、前の人が止まる…止まったら 揺れを大きく感じるので、できるだけ止まりたくもないのでございます。

そんなに怖いなら 渡らなければいいのでございますが、それより好奇心が勝つのでございます。

この先がどうなっているのか、橋の上から何が見えるのか…どんなふうに揺れるのか…

 

えー、橋の向こうは普通の民家でなんもありませんでした。

橋の上からは、川に落ちたランタンの燃えカスが見えました。

そして、微妙にゆらゆら揺れましたが、四国の祖谷のかずら橋よりは怖さもマシでございました。

 

 

十分の駅前で待っているタクシーはなくて、売店で呼んでもらうシステムのようでございます。

なので、料金はメーターではなくて、行先でざっくり決められていて、若干 高めの設定でございました。

 

駅に置いてある記念スタンプ、まっつんが腕に押しました。

タトゥーみたいに見えます。

 

 

売店で待っていると、しばらくしてタクシーのドライバーが迎えに来てくれました。

駅から 村の中を少し歩いて タクシーの車庫までまいります。

なんとなくちょっと十分の民家の生活が垣間見えました。

 

 

台湾は、ネコをよく見かけます。

 

 

画像の前方にあるクリーム色の壁の建物の中に タクシーが止まっておりました。

白タクかな…とか話しておりましたが、黄色いタクシーでございました。

 

おっと、忘れるところでございました。

川に落ちていたランタンの燃えカス…それは、川だけに限りません。

あちこちに落ちるわけで…中には、火がついたまま 落ちてくるものもあるわけで…

これにはさすがの台湾も「あかんのんちゃうん?」という声があがっているようでございまして、まぁ、ここ数年のうちに あげられなくなる可能性が高いようでございます。

まだ、かなえたい願い事がおありの方は、お早めに十分へ…ということでございます。

 

 

約40分くらい走って 九分に到着いたしました。

MOTO君が 台湾で絶対 行っときたい と希望した場所でございます。

まぁ、MOTOに限らず、ほとんどの日本人は、九分へ一度は行っておきたいと思うものでございます。

 

 

月曜日だというのに、なんという人ごみでございましょうか…

九分は、細い石畳の道を何度か曲がって進み、さらに細い石段を下に降りていくと 有名な千と千尋の神隠しにでてきた湯婆の館に着くのでございますが、ここへ行きたいだけなのに、なかなか思うスピードで歩けません。

 

 

なんとかたどり着いて、渾身の一枚。

 

 

だからぁ~、ここから下に降りたって、なんもないしぃ~、道はつながってないから、また同じとこ、あがっていかなあかんねんって言うたのにぃ~、MOTOがぁ~、降りてみるっていうからぁ~…

 

 

こんな写真が撮りたいために、下まで降りて、また昇ってまいりました。

 

 

元の道まで戻ったその先は、展望台がございまして、海が一望できるのでございます。

 

 

少し戻るとお茶屋さんがございます。

Evaのお友だちがオーナーさまだとお聞きしましたので、優雅にお茶でも楽しんでみようかと 入ることにいたしました。

 

 

愉しむのは中国茶でございます。

店内に鯉が泳ぐ池がございまして、階下は茶器などの展示物がございます。

 

 

案内されて 座ったテーブルには しゅんしゅんと湯気をあげる鉄瓶がございました。

 

 

店内はクーラーがかかっているので、そこは安心でございます。

 

 

係のお姉さんが来て、システムを説明してくれます。

まず、座ったら1人100元のチャージが発生いたします。

次に、お茶を選ぶのですが、だいたい500~1000元の間がラインアップされております。

あ、これは1杯ではなくて、みんなで分ける感じです。

 

 

この茶壷にお茶の葉が入ってきます。

好きなだけ 飲んで、残ったら持って帰れます。

中身だけでございますよ。

 

 

1回目に入れたお湯は捨てます。

2回目は45秒ほど待って、湯飲みに注ぎます。

1回のお茶の葉で3回くらい 楽しめます。

 

なんかちょっと張り込んで 800元のお茶を味わってみました。

 

 

「香ばしい」というジャンルのお茶でございました。

ん~、確かにいい香りでございました。

 

 

こういうところでお茶を愛でるといった高尚な時間…

どうぞ今後の音楽に活かしてくだされませね!

 

 

九分から台北へのタクシーはわりと捕まりやすいけれど、基隆までだと嫌がるという情報を掴んでおりましたので、難航を予想しておりましたら、案外 すっと捕まえることができました。

九分は、赤い提灯に灯がともるころが最も人気があり、観光客はその瞬間を目当てに九分を訪れるのだそうでございます。

だから、そのタイミングが終わると 帰り客が殺到してタクシーは取り合いになるらしく、そんな時間帯ではとても基隆まで行ってもらえないので、まだ明るかったのでございますが、早々に九分を後にしたのがよかったのかもしれません。

基隆まで、トールは前回1000元取られたと言っておりましたが、600元で話がつきました。

 

 

月曜日の基隆は、少し人ごみもマシでございました。

ルーローファンも士林市場で体験しておりましたので、そのまま海鮮通りへ参りますと、こんな魅力的なエビが並んでいるではございませんか!

 

 

カエルさまもいらっしゃいます。

もちろん食用!

 

 

前回、トールが雲林の村人たちと友好のT-シャツ交換を果たした松山活魚を再び訪れてみました。

マグロのお刺身が来てから すごーいインターバル…

えー、そんな難しいこと 頼んでないのにぃ~…

 

 

で、この日 注文した品々は、ちょっと不作でございまして…んなら、そとで見たあのエビ 買ってこよう!ってまっつんと 「コショウがいい」「バターがいい」などと言いながら 出かけたのでございますが、あのエビ 意外と高い!

1匹 600元するんでございますよぉ~。

さすがに、やめときました。

 

 

ドヤドヤっと入ってきたファミリーのお父様が 先に座っていたMOTOとトールに 満面の笑みとタバコを差し出し、隣のテーブルに座られました。

台湾では、たばこやお酒を差し出すのが 友好の印のようで、これは基本的にお断りしては失礼なのでございます。

だから、普段はタバコを吸わないMOTO君も、たばこに火をつけて ご厚意を受け取りました。

士林で買った400元の帽子とタバコ…競馬新聞があれば完璧でございます。

 

 

実は、MOTOにはこの後の楽しみがあったのでございます。

台北に戻って マッサージに行くっ!

なんでもネットで探したら、お姉ちゃんが柔らかくマッサージしてくれるお店を見つけたらしく…

彼の名誉の為に申し添えておきますが、普通のマッサージの…担当がおっちゃんじゃないだけ…でございますから…どうぞ色眼鏡で見ないようにお願いいたします。

 

マンボウヤに戻って、肩なんか凝らないと主張するまっつんを誘って 2人で地下鉄に乗って マッサージにお出かけになられました。

サラは、ちょっとだけWatson'sを覗きに行きたかったので 別行動。

 

長い長い5日目の夜もこうして更けてまいりました。

 

To be continued