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フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさん、「音程が悪い」ってどういうことだと思いますか。そもそも「音程」とはなにか、これは過去にも書いたのでもうおわかりですよね。で、「音程が悪い」とは…。これにはおもに2つの場合があると思うのです。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

「高いですよ」 

 

これは、とあるリハーサルでの話…(もちろん実話)
おもむろに、となりが言うのです。
「福見さん、高いですよ。まわりも高いけど…」
さて、どう思いますこれ?
つっこみどころ満載でしょう。それってつまりね…
「おまえが低いんだよ!」
まあ言ってもわかんないだろうと思って、言葉に出しては言いませんでしたが…
つまりね、どういうことなのかというと、前にも書きましたが…
音程って、相対的なのです。
音程が悪いとはつまり、相対的に合ってないということなんです。
 

 

どんなにチューナーと合っていても… 

 

たとえばその日は442Hzでチューニングしていたとしましょう。
そもそも「442Hzでチューニングする」とは一体どういうことなのでしょうか。



このAの音を442Hzとした平均律に、楽器をチューニングするということ。
たとえばBで合わせたとすると、そのBは496Hzになります。
で、合奏が始まって…
当初、オーケストラの音がA=442Hz付近だったとしても、合奏が進んでいくと…
ピッチが上がっていく…
そんなことは、べつによくあることなんです。
なら、その中で正確に442Hzの平均律で奏でている自分は、音程完璧なのか?
いいえ。ダメですよね。全然ダメダメです!
そんな状況でチューナーなんかを見ることが、いかにムダなのかということがわかりますよね。
 

 

まわりに対してどうか 

 

音程が合っているというのは、まわりに対して合っている。
まわりで鳴っている音に対して合っているということなんです。
決して、チューナーに合っていること、ではないんです。
ちなみに以前にも書きましたが、また書いておくと…
チューナーってね、決して『音程』は教えてくれないんですよ。
怖いですねぇ…
まわりに対してどうなのか、これがすなわち、『音程』なんです。
相対的なんです。
まわりがみんなで上がっている、しかもそこで合っているのであれば、
自分だけ442Hzで吹くのは『間違い』なんです。
まわりに合わせなきゃ。
 

 

音痴って 

 

音程の、もうひとつの意味…
みなさん、『音痴』っていう言葉、ご存じですか。
これ、いったいどういう意味なのでしょうか。
ひとりで歌っている。それを聞いた人が、音痴だと感じた。どういうこと?
442Hzじゃないから音痴に感じる?
違います。
ひとりで歌っているのだから、まわりの音もない。なにが、ずれているの?
前の音との相対的な関係がずれている、気持ちよくないということなのですよね。
前後の音の、その音列相互の、相対的な関係が悪いのです。
やっぱり相対的なのですね。
だからたとえ450Hzで歌い始めたとしても、前後の音の相対的な関係がよければ、
音痴ではないのです。
『音程』が、良いのですから。
この、『前後の関係』ってじつはとっても大切で、
ひとりひとりのこれが良くなることによって結果的に、まわりとの音程関係もよくなるのです。
 

 

合わせる場合と… 

 

音程は、つねに相対的。
たとえば、となりがどんどん高くなっていく…
相対的なのだから、やっぱり合わせなきゃ。と…
「つけちゃ(合わせちゃ)だめだよ、どんどん高くなるんだから」
って、前列から『苦情』が入る…
みなさんも経験ありませんか。
まわりがみんな相対的に合っていれば簡単?なのですが、じつはそうではないことの方が多い…
さて、どこに、どれくらい合わせる、歩み寄るのか…
それは、瞬間的な読みと判断だったりするのです。
では、もうどうしようもないくらい絶望的にまわりが全然合ってなかったら?
そのときはね、誰よりも大きく吹きましょう。
(言っておきますがジョークですからね。やったことありますが…笑)

さて、『音程』、合わせていますか。
 

みなさんは、取り組む楽曲に歌詞をつけてみたことはありますか。たとえば今年の課題曲。先日、秀逸な歌詞を教えていただいたのです。やっぱりいろいろな効用があると思うのですよね。どんな効果があるのでしょうか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

秀逸な 

 

コンクール前のバンドを指導していると、たとえば課題曲の『作詞』に出会うことがあります。
いろいろな歌詞を、これまで見てきました。
それでね、今年の課題曲1「夕映えの丘」なんですが…
先日とっても秀逸な歌詞を、指揮者の堺武弥先生に教えていただいたのです。
群馬県の中学生たちがつくられた歌詞だそうなのですが、これがね、
読めば読むほどに秀逸なのですよ。
あまりに秀逸なので、楽譜にしてみたくなって…
歌の楽譜と伴奏譜をつくってお送りしたのです。
ちょうどぼくの指導校にも夕映えに取り組む学校もあるので、それもあって…
で、指導校(今試験休みなのですが…)にお届けしたら、顧問の先生、
「生徒全員にくばりましょう!」って。
とくに後半が、メロディに当てて歌ってみると泣きそうになります…
 

 

イメージを 

 

歌詞をつけるのって、まず楽曲のイメージを統一するのにとてもプラスになると思うのです。
あの歌詞に出会ってから、楽曲にいっそう色がついた気がします。
言葉の力って大きいのです。
歌の曲には歌詞がありますよね。
それによって聴く人に与えるイメージって、とっても大きい。
(だからどんな歌でも、歌詞がよく伝わらなければならないと思っています)
とあるひとつの映像にいろいろな音楽をつけて、その印象の変化を試す動画がありました。
同じ映像でもどんな音楽がつくのかによって、まったく違う印象や意味になる。
音楽の力ってそれほどまでに絶大なのですが、それに勝るとも劣らない影響力を持つもの、
それが、歌詞、言葉なのです。
 

 

リズムを理解する 

 

また、言葉ってときに、リズムを理解するのにも役立ちます。
変拍子、たとえばアルメニアンダンスの5/8は…
「ねこ こねこ こねこ ねこ」です(笑)
「その小節は『こねこねこ』でおねがいします」で伝わりますよね?
それから、とある曲でこんなリズムがありました。



「ねこ こねこ こぎつね まごぎつね おやこぎつね コン」(笑)
また、アーティキュレーションやリズムの感じを統一するのにも役立つ?
たとえばクープランの墓の『リゴードン』冒頭…



「○ ○○がー ネギ食べた」って練習しているグループがありました。なつかしい…
○のところは個人名です。
「ネギの『ギ』がさあ」みたいに話し合ったりして…
 

 

名曲に… 

 

古今の名曲に歌詞を当てるのも、よく見ますよね。
たとえば秀逸だと思ったのは、ドヴォルザークの弦楽四重奏曲アメリカ…



誰が言ってたかなぁ…、秀逸だとは思われませんか。
それから、シューベルトの『ザ・グレイト』終楽章は…
「とっとりー しまねけん」(笑)
もう、そうとしか聞こえない!
あとはね、これは決してお勧めはしませんが…
グリーグ、ペールギュントの『オーゼの死』に…、チューリップの歌詞を当てるのです。
とってもシュールですよ。お勧めはしませんが…
まだまだたくさんありますよね、こういうの。
こういうのはまあ、お遊び的な要素が大きいのですが…
 

 

思い入れ 

 

その楽曲にどれくらい思い入れられるか…
これって、演奏の成否を左右する要素の中でじつはけっこう大きなものなのではないか…
そんなふうに思っているのです。過去のいろいろな経験から、ね。
イメージをふくらませたり統一したり出来る、リズムや拍子の把握につながる、
ハーモニーと呼応したりフレーズに色合いがついたり、いろいろな効果があると思うのですが、
楽曲への思い入れが深まる。
これも、歌詞をつけることのけっこう大きな効果のひとつだと思うのです。

さて、みなさんは取り組む楽曲に歌詞をつけてみたこと、ありますか。
 

今月も、先日またフライト訓練に行ってきたのでその様子を書いてみたいと思います。今月はいつものセントレアではなく伊丹空港で訓練を行ったのですが、空港ごとの特徴がいろいろあって新たな発見があったのでした。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

この日のセントレアにはグッピー(ドリームリフター)が2機いましたよ。

そのうち1機の後部扉が開いていて787の翼を積み込むところでした。
 

 

伊丹空港 

 

大阪国際空港、別名、伊丹空港。
どうして今月は伊丹空港で行おうと思ったのか…
気分転換、ですかね(笑)。
伊丹空港は大阪府豊中市にある空港。
双発機しか降りられなかったり(4発機はダメ)門限があったりと、いろいろと制限がある。
滑走路は2本。32L(14R)と32R(14L)。Rwy Elv.(滑走路標高)は30ft(約9m)。
伊丹32Lには、左回りのトラフィックパターンしか設定されていません。
セントレア36もそうだったのですが、セントレアの場合は左は海だけ。
ところが右に回ると、前回書いたように陸の上を飛ぶことになります。
だから片側にしか設定がないのですが…、なら伊丹の場合は?
どうして片側にしか設定されていないのか…
どっちに回ろうとどうせ市街地なのに…
もしかして、地形の影響かなと思ってグーグルマップを見てみると…
ありますね山が。
これは、設定がないだけではなくて、物理的に右回りは出来ないのではないか…
もし右回りに周回すると、ダウンウインド幅2.5nmとして作図してみると…



赤で示した飛行コースの真下に『日の丸展望台』ってありますよね。
たとえばこれの標高が、315m。約1034ftもあるのです!
地表との高低差が500ftを切ってきます。なるほど、飛べませんね…
 

 

トラフィックパターン 

 

いつものようにノーマルとミニマムのトラフィックパターンをおこなったのですが…
前半は32Lを使って左回りに、後半は14Rを使って右回りにおこなうことにしたのでした。
のですが…
まだいろいろと制限があるのですよ。
まず32Lから離陸すると、そのままアップウインド(滑走路延長線)を1500ftまで上がれない。
上昇途中で旋回しなければならないのです。
これは、知識としては知っていました。
そんなに山が近いのか…
平均速度160kt、上昇率を少なく見積もって2000fpmと仮定しても…
2nmもあれば1500ftに達してしまいます。
実際やってみると、行けないこともない…
地表からの余裕がない、ということなのかもしれませんね。
レベルオフまでに旋回することにしたのでした。
 

 

実際やってみて 

 

まずは1500ftのノーマルトラフィックパターン。
実際飛んでみると…
アビームあたりにかなりの気流の乱れがあります!
速度も高度もヘディングも、ぐるぐる狂います(大げさ?)
場所的には、尼崎の塚口上空あたり。なにかある?
シムの癖なのかもしれませんが、まあ難儀しましたよ。
それ以外は、ミニマムサークルも普通に飛べました。とくに問題なし。
ただ…
滑走路上を走っていて滑走路の残り距離が少なくなってくると、
「リメイニング○○」って飛行機が残りの滑走路長をコールしてくれます。
あんまり聞きたくないウォーニングですね…
滑走路、短いのです。
いつものセントレア36は3500m、対して伊丹32Lは3000mしかありません。
32Rはさらに短くて、1828mしかないのです。
ちなみに名古屋空港は2740m、米子鬼太郎空港は2500m。
日本でいちばん長い滑走路は…、成田16R/34Lと関空06L/24Rで、4000mです。
 

 

14R 

 

ひとしきり飛んだところで、滑走路を逆側の14Rに切り替えて右回りを飛んでいきます。
久しぶりに地上走行をしましたよ。
ステアリングチラーを使って走行していきます。
「つぎ左ですね」
指示にしたがって、14Rにラインナップ。
まずは右回りのノーマルトラフィックパターンなのですが…
1500ftは飛べないのだそうです!
知らなかったのですが…
1500ftから降りていくためには、アビーム(滑走路端延長)から35秒は飛ばなければなりません。
北西にそれだけ飛ぶと、山に近づき過ぎてしまうのですね。
空港北側に中国自動車道が走っているのですが、それを越えないように周回しなければならない。
と、ダウンウインド高度は1200ft。アビームから20秒でベースターン。
それで、高速道路を越えずに周回できます。
これがね、難しいのです!



赤線が、35秒でターンしたときのコース、青線が、20秒でターンしたときのコース。
青だと中国自動車道(E2A)を越えずに周回できていることがわかります。
 

 

計算 

 

1200ftのダウンウインドでアビームから20秒でベースターン…
どこから降下を開始すればオンパスなんだろう…
計算できません(汗)
ベースターン直後からゆっくり降下開始すればいいんじゃないかな…
あとで考えてみたら…
20秒でベースターンすると、ファイナルの長さは1nm弱になるでしょう。
ダウンウインド幅2.5nmとすると、ファイナルまでに飛ぶ距離は3.5nmほど。
合わせて4.5nm。
1200ftから3度パスで降りるのに4nm弱必要ですから、
ベースターンから10秒ちょいで降下開始すればオンパス。
まあ当たらずとも遠からず?
5回目か6回目で、やっとパスが合ったのでした。
思わず、「やっと出来た…」って声に出ましたよ。
しかも…
 

 

ILSがない! 

 

ファイナルに向けても、グライドスロープのポインタが現れません!
そうだった…
伊丹14Rには、ILSはありません。
知ってはいましたが、忘れていました。事前の勉強が足りませんね。
「PAPI(降下角指示灯)見てください」
してみると、普段けっこうあてにして飛んでいるのですよね、グライドスロープ…
それだけ、降下計算がアバウトだということ。
しかも、市街地にある滑走路、平気で見失いますね…
「あれっ、滑走路どこだ!」ってなります。
14には、もちろん直線進入はありません。
つまりは、降りるにはサークリングしかないということ。
1200ftから、こんなアプローチで降りていくのですね…
これならミニマムサークルの方が簡単じゃん!
ファイナルの長さはミニマムサークルとほぼ同じです。
ミニマムサークルは滑走路を確認してから降下開始すればいいのだから、むしろ簡単ですよね。
RNAVアプローチはないのでしたっけ…
そうそう、「伊丹の14でトラフィックパターンやったの初めてですよ。出来るんですね」
って言われました。
初、だそうです(喜)。
 

 

精度 

 

いろいろ出来るようになってはきたのですが…
精度はまだもうひとつですね。
たとえばレベルオフ(上昇から水平飛行へ移る操作)。
どうしても、なかなかピタリには行きません。
どちらかというと、ちょっと手前(低め)になってしまうことが多い傾向です。
正確に、500ft手前から操作を開始する。
安定した一定のレートで、狙ったピッチに合わせる。
やっぱりアバウトな要素が入り込むから、ずれが出てくるのです。
「こんなもんでいいかな」っていう気持ちがどこかにあることが問題なのでしょうね…
そういえば、ロールアウトの開始ポイントもアバウトですね…
20度バンクなら、10度手前。正確に。
それから、高度や速度など諸元が乱れたときの修正が遅い。
とはいえ、接地は上手くなりました。
フローティングも、ハードランディングも、一度もなし。
ほぼ滑走路だけを見て、フレア操作をしています。
「Thirty」のコールで、エイミングをゆっくり2つ先の接地帯標識に移していく。
それから、今回はゴーアラウンドもなし。
意地でも「Minimum」のコールでPAPIが全部赤だったり全部白だったりしないように、
って思って飛んでます。
 

 

空港によって 

 

にしても、空港によってやっぱりいろいろあるんだということを、今回は実感したのでした。
伊丹についてはもう少しいろいろ勉強して、またリベンジしたいと思います。
ただね、普通にネットで調べても出てこないのですよ。
たとえば伊丹のMDAは660ftなのですが、これ、普通に調べてもわかりません。
AIS-Jというサイトにアカウントをつくってログインすると、チャートなどが見られます。
これ、プロの方用のサイトなのですよね?
 

 

次回への課題… 

 

  • 伊丹についてはもっと調べよう
  • レベルオフを正確に
  • あらゆる操作の開始点の精密さ
  • 操作のレートを一定にする


さて、つぎも伊丹?