今どきの吹奏楽部の子たちって、ひとり1個チューナー持ってますよね。買うのが決まりの吹奏楽部も少なくないようです。さて、みなさんは、チューナーってひとり1個必要だと思われますか。アンケートしてみました。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
アンケート
さっそくアンケート結果から見てみますね。
『必要』と『どちらかというと必要』を合わせると、7割を超えますね。
やっぱり必要なのですかね…
もうひとつ訊いてみました。
メトロノームの方がちょっと多いですね。
要は、どう使うのか、だと思うのです。どちらも、ね。
チューナーに合わせる?
たとえば、合奏前。各自でチューニングしてきますか。
それとも、合奏の始めに1人ずつチューニングしますか。
1人ずつやっていたら、ちゃんとやったら急いでも30分はかかるでしょう。
時間のムダ?
ひとりひとりの吹き方や現状を把握してアドバイスできる、そういう意義もあると思うのです。
毎回やるほど時間はないかもしれませんが…
そうすると、「合奏前に各自でチューニングしてきてね」となるわけですが…
どうやってチューニングをするのでしょうか。
チューナーに、合わせるの?
これ、お勧めしません。
チューナーは、『確認』するものです。
頭のなかに音を思い浮かべて、楽器で吹いて、その音がどうなっているのかを確認する。
そういうものです。
決してチューナーに合わせるのではないのです。
音を探す?
たとえば金管楽器で、自分がなんの音を出しているのかわからないことってありますよね。
初心者は、ね。
そんなとき、チューナーを見る?
チューナーってそんなふうに使うものではないと思います。
なんの音を出しているのかわからない?
では、なんの音を出したかったのでしょうか。
なにかを吹くということは、出したい音があるからですよね!
なら、その音をまずピアノやHDで鳴らしてみる。ほかの人に吹いてもらう。
そんなふうにして、出したい音をわかってから吹けばいいのです。
あてずっぽうで吹いてチューナーに教えてもらっても、練習にはなりませんよ。
どうせなら、チューナーで音を出して(最近のチューナーって音も出ますよね)、
その音をねらって吹く。
そのほうが、ずっといいと思いますよ。
確認に使う
チューナーって、確認に使うものです。
たとえば、オクターブを吹いて、その『幅』がどうなっているのか…
これは、チューナーを使えばよくわかりますよね。
もちろん、なにか基準音を出しておいてそれに合わせて吹いてみてもわかります。
それから、音階を吹いてそれぞれの各音がどうなっているのか、これを確認することもできる。
そもそも管楽器って、自分の中にある音が出てくるものです。
自分の中で歌った音が、楽器から出てくる。
自分の中に音がなかったら、どんなにチューナーでピッタリでも無意味です。
それでは合わないからです。
だから、チューナーで確認するのは、自分の中にある音、なのかもしれません。
でも、たとえば合唱団員さんがひとり1個チューナー持ちませんよね。
なら、合唱団員さんはどうやって、音を正確にしていくのでしょうか。
管楽器だってそれと同じです。
ソルフェージュが大切なのです。
メトロノーム
音楽は、時間の芸術です。
時間の流れの中で、ちょうどいいところに正確に音が出揃って、はじめて始まるものです。
もちろんだからといって、1曲まるごとメトロノームをかけっぱなして通す、
そんな練習は、ほんとうはあまりおすすめできません。
音楽の時間の流れには、程度の差はありますがたいていは、揺らぎがあるものだからです。
でも、なにかのパッセージや動き、リズム、そういう部分を正確にするためには…
メトロノームは欠かせないものです。
でも、やっぱりチューナーと同じで、メトロノームに音を合わせるのではありません。
確認に使うのです。
なにを確認するのかというと、『自分の中のテンポ』です。つまり…
自分のなかにテンポを持って演奏する。そのテンポが、メトロノームと合っている、
これが理想です。
さて、チューナーやメトロノーム、みなさんは有効に使っていますか。
