ゆっくりやってみる | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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曲を練習していて出来ないところ、うまく行かないところってありますよね。どんなふうに練習しますか。ひとつ大切な練習があります。それは、ゆっくりやってみること。絶対に間違えないくらい、ゆっくりやってみる。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

出来ないところ 

 

まずはなによりね、『出来てない』ということを認識することだと思うのです。
少なくないでしょ、『出来た気になっている』だけのこと…
きっと少なくないのではないかと思うのです。
メトロノームと仲良く出来ますか。
「メトロノームには合わせられません」…
それ、『出来てない』ってことです。
たとえテンポを揺らすところでも、まずはインテンポで、メトロノームに合わせて出来ること。
一定のテンポで出来る、自分の中にテンポがあって、それが揺らがないことが大切。
そのためには大切なのです。メトロノーム。
なにしろ、『出来てない』に気づくこと。
そしたらそれを放置しないこと。
さらいたいポイントと、出来てないポイントって、きっと同じではないですよね。
 

 

テンポを落として 

 

出来てないポイントに気づけたら、やってみてほしいこと、
それが、『ゆっくりやってみる』ということ。
あっ、「音が高くて出ません」なんてときには違うアプローチがあるかもしれませんが…
指が回らない、リズムがあやふやだ、合奏でうまく合わない…
ゆっくりやってください。
絶対に間違わないくらい、ゆっくり。
そのときに必ず必要になるのが、メトロノームです。
ちゃんと合いましたか、メトロノームと…
テンポでやって転ぶところは、ゆっくりやっても、きっと転びます。
テンポで練習して転ばないようにするのは難しいですが、ゆっくりやったら、
転ばないように、テンポ通りになるように練習できますよね。
それができないうちは、速くしない。
 

 

一定のテンポを 

 

正確な、一定のテンポ、それを、自分の中に持てるように練習しましょう。
自分の中に正確な時計を持つのです。
一定のテンポ、できない人はいないはずです。
だって、みんな、歩けるじゃないですか。
歩くときって、一定のテンポでしょ。
無意識にできていますよね。
楽器を演奏するときだけ、それができなくなる?
おかしいですね。それはきっと、それが二の次になっているからなのではないでしょうか。
では、楽器で演奏するのではなくて、手拍子しながら歌ってみましょうか。みんなで。
「そんなことして、なんかできるようになるの?」って思っている人、いませんか。
どこのバンドでやってもらっても、いまいち真剣にやらないのですよね、これ…
歌えないものは吹けない。歌えないものは叩けないのです。
そして手拍子しながら歌うということは、テンポを意識に入れるということ。
手拍子は、自分の中にあるテンポです。
テンポにもよりますが、8分音符単位で手拍子しながら歌うのも有益です。
まず手拍子が、みんなで合うように。
 

 

マーチング 

 

これまでいろいろ見てきて、思うことがあるのです。
マーチングをやっているバンドは、概してテンポが安定しているということ。
テンポが定まらなかったりバラバラになったりすることって、まずありません。
小学校のバンドでも、です。
中高生にできないことを小学生ができていたりするのです。
とある全国バンド、コンクール前のホール練習で、テンポが安定していないと見るや、
「歩け!」の指示が飛びます。
全員客席の通路に降りてきて整列し、マークタイム(足踏み)しながら演奏するのです。
しかもしれが、8分音符単位のマークタイムなのです!
そこまでする必要はないにしても…
練習でメトロノームを使ったり、パートを仕切る人が手をたたいたりして合わせているバンド、
そういうバンドは、テンポが安定しているように思いますね。
テンポや拍、拍子の意識が出来ているからなのでしょう。
 

 

テンポを落としてやってみることは… 

 

指揮者の小澤篤さんが、こんなことをつぶやかれていました…

 


ゆっくりやってみれば、ほんとうにできているのかどうかがわかるのです。
できているのか、できた気になっているだけなのか…

さて、メトロノームに合わせてゆっくり、やっていますか。