吹奏楽部の地域展開が国会で審議 | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさん、部活動の地域展開、吹奏楽部の地域展開について、国会で審議されたことをご存じですか。3月の話なのですが、文部科学委員会で。吹奏楽連盟が文部科学省に出した陳情書をきっかけにして審議されたのです。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

吹奏楽部 

 

多くの自治体で、部活動の地域展開が進められています。
いろいろな部活動があるなかで、吹奏楽部って特殊なのです。
まず、楽器がなければ出来ない。それも、あんなにたくさん要るのです。
そして、それなりの広い会場がなければ出来ない。しかも、屋内で。
さらに、楽器のメンテナンスや消耗品、楽譜など、お金がたくさんかかる。
音が出るので、会場によっては地域の理解が要る。
移動の問題や、大会での楽器運搬などの問題もある。
ほかの部活動のように簡単に行かない問題が、たくさんあるのです。
このあたりのことは、各自治体関係者、教育委員会さんにはご理解いただきたいところです。
ぼくも機会があればお話はしていますが…
 

 

吹奏楽連盟の 

 

『会報すいそうがく』にも掲載されていたように記憶しますが、
全日本吹奏楽連盟が文部科学省に提出した陳情書(要望書)の骨子は…

  • 財源の確保(吹奏楽部の地域展開のみで120億円弱が必要)
  • 学校施設の解放、備品の使用
  • 希望する教員の兼職兼業を妨げない

の3点。
これについてはバンドジャーナルにも掲載されていましたね。
楽器を買うのにも、それを維持していくのにも、お金がかかるのです。
それを全額「受益者負担」なんていっていたら、吹奏楽文化はなくなってしまいます。
そして、普段活動する会場(練習場所)って、やっぱり学校しかないのです。
さらに、「吹奏楽指導を続けたい」といわれる教員さんだって多いのです。
ぼくも何人もの先生方からそういう声を聞きました。
 

 

文部科学委員会で 

 

審議されたのは、今年3月4日の文部科学委員会。
吹奏楽連盟から出された陳情(要望)に沿って、文部科学大臣に答弁を求めたもの。
現在の文部科学大臣は、自民党の松本洋平氏ですね。
内閣府副大臣や経済産業副大臣などを歴任されています。

地域クラブとなっても、可能な限り学校部活動と同じような活動が出来るよう、すでにガイドラインで求めている

などと答弁されたとのこと。
『同じような活動』とはどういうものなのでしょう。
地域クラブとは、学校部活動の呼び方だけが変わったもの?
まだまだ見えてこないところは少なくないですよね。
でも、予算獲得の意気込みを問われたことに対する答弁では、

諸外国と比較しても、我が国の部活動文化は素晴らしいと感じている。この素晴らしい部活動文化を守っていくことを最優先、大前提として万全の取り組みで頑張っていきたい

と述べられたとのこと。
素晴らしい部活動文化を守っていく…
力強い言葉ではないですか。
ほかの大臣と同じように、スピード感のある大胆な改革を期待しますよ。
 

 

着地点 

 

さて、部活動の地域展開、その着地点って、どういうところだと思われますか。
これは人によって考え方はいろいろなのでしょうけど、理想的には…
普段の活動場所は、これまでの部活動と同様、学校を使う。楽器や備品も従前通り。
自治体や教育委員会は、この活動に対してこれまで通り、あるいは十分な予算をつける。
指導や運営をおこなう人を、学校教員ではなく外部に求める。
もちろん指導者、運営者は登録などによって管理し、報酬もつける。
学校の教員が指導を行いたい場合には、それを可能とし、報酬もつける。
概ねこんな形だと思うのです。
おそらく反対意見もあるのでしょうが…
なにしろいちばん大切なことは、子どもたちから部活動を取り上げないこと。
子どもたちを守っていくことだと思うのです。
部活動、吹奏楽部って、ただ単に音楽文化の醸成ばかりではなくて、
かけがえのない教育活動でもあると思うのです。

さて、部活動の地域展開、みなさんはどうあるべきだと思われますか。