労働組合をつくったらいいのにという提案が某業界に対してなされたそうなのですが、そしたら、それに対して否定的な言い訳がたくさん出てきたというお話を聞きました。まるで日本人の悪いところが全部出ている感じ。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
会社ではなく消費者が悪い?
その業界の消費者、お客さんが、安い労働力の恩恵にあずかっているのが悪いんだ…
そういう主張。つまり、
搾取しているのは顧客なんだ…
自分たちの待遇が悪いのは会社や経営者のせいではないんだ…
うーん…
いったいどうしたら、そういう発想が出てくるのでしょうか。
そういう顧客、そういう世の中の言いなりになって生きていくしかないんだという、あきらめ…
ぼくは短気なので、「ならあんたは一生乞食みたいな生活をしてなよ!」と言ってしまいそう…
たとえ実際に業界の、世の中の構造がそうだったとしても、
それならそれを改善する、より良くしていくために働きかけることだって、経営者の役目、
そんなふうには思わないのでしょうか。
仕方ない、下々の人間は言いなりになるしかない?
バカなことを言っているんじゃあない!
まっとうな収入を実現させたら業界がつぶれる?
われわれがまっとうな収入を実現させたら、業界がつぶれてしまう…
そういう考え方。
どう思われますか。
えっとね、思うのですがね、
ほんとうにそこにいる人々がまともな生活をしたらつぶれてしまうような業界なのだとしたら、
つぶれてしまえばいいんですよそんなものは。
というよりも、そういう主張の仕方しか出来ないんですね…、と思ってしまいます。
自分たちの待遇も改善させ、業界も活性化する、そういう模索や主張をする、
そんな気概のひとつもないのかと思ってしまいます。
目先のことしか考えないからそうなってしまうのだと思うのですよね。
もっと未来のことまで考えられる人がつくるものですからね労働組合って。
会社も貧しいんだ?
われわればかりではなく、会社も貧しいんだ…
だから我慢をしなければならないんだ…
そういう考え方。
あのね、それではね、あなたたちの業界は未来永劫、今のままですよ。
そしてそのうち、そんな業界に入ってきてくれるような人などいなくなる。
現実になり手がなくなってきている不人気業界ってありますよね…
そうするとね、その業界自体がなくなってしまうのです。
自分たちの待遇を改善することは、自分たちのためにだけやるのではない。
自分たちの業界の未来のため、これから入ってくる人たちを助けることにもつながるのです。
会社が貧しいから黙って我慢?
どうしてそういう発想になるのか不思議です。
強い経営者の前では無意味?
経営者はなんでも出来る、文句を言うやつなんかクビにも出来る。
だから、組合なんかつくったってムダだ…
あの経営者になにをやったって変わらない…
やる前から決めつけるんですね。
そしてよくもまあ、そんなろくでもない経営者の下なんかで働いていますね。
いいですか、経営者と労働者って上下ではないんです。
人として対等なんだと思うのです。
また、そうあるべきです。
働かせていただいてありがとう。
働いてくれてありがとう。
お互いに、ギブアンドテイク、ウィンウィンな関係であるべき。
もしそうではないのなら、まずそれは改善していかなければならないポイントなのではないか、
そんなふうに思うのです。
左翼の温床?
労働組合なんか左翼の温床なんだ…
色眼鏡ですか。
たしかにね、そういう労働組合も一部にはありますよ。腐った労組は。でもね、
政治的なことに手を染めず、左翼活動もせず、立派にすべきことをしている組合もある。
そういう労働組合をつくったらいいのです。
労働組合ってね、いろいろな業界がつながりを持っているものです。でもね、
もしそういう腐った労働組合があったら、そういうところとは手を組まなければいいんです。
政治的な思想を持ったりそういう活動をしたり…
それは労働組合がすべきことではないし、決して本文でもない。決して。
あんまり書くとどこの業界のことなのかわかってしまいますかね…
さて、音楽業界はどうでしょうか。
音楽業界にも全国組合がありますよ。日本音楽家ユニオンといいます。
音楽業界に属する人は全員が加入するべきものです。
みなさんは、労働組合ってどういうものだと思われますか。
