映画沈黙の艦隊北極海大海戦、先日観てきました。この映画、半年前から公開日をチェックしていたのですが、期待を裏切らない素晴らしい出来。きょうはその感想を、ネタバレにならないように書いてみたいと思います。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
沈黙の艦隊
沈黙の艦隊、原作は、かわぐちかいじ氏の漫画。
週刊モーニングで1988年連載開始、単行本全32巻、累計3200万部を売り上げた大ヒット作。
ぼくはじつは持ってはいないのですが、以前何度も読みましたよ。まんが喫茶に入り浸って…
これまで読んだまんがの中でこれがいちばん面白いかもしれません。オススメです。
原作も読み耽って引き込まれたのですが、映画がまた…
一言でいうと、原子力潜水艦が反乱逃亡して革命を企てるお話?なのですが…
そのスケールの大きさなどから、実写映画化は不可能といわれていた作品。
(過去にアニメにはなりましたが…)
前作(2023年)も、公開早々に観ました。もう2年も前なのですね…
こちらの記事に書きました。
読み返すと、ここまでのくだりは同じようなこと書いてますね…
壮大な物語の…
今回の『北極海大海戦』の公式ページはこちら。
なにしろ単行本32巻にもなるお話、ストーリーとしても壮大なのです。
2023年の前作は、そのプロローグともいえるもの。
もちろんそれだけを観ても面白いのですが…
それからAmazonプライムでその続編が何本か公開されて、もちろんそれも全部観ました。
ただ、それを観ていなければ楽しめないかといったらそうではなく、
映画だけ観ても十分に見ごたえがあるものになっています。
そういう構成も見事ですよね。
壮大な物語(とても映画1本におさまる話ではないですからね)をどう構成するか…
今回の『北極海大海戦』は2時間20分の長さなのですが…
2時間20分でかなり話が進んだな、という印象。
でも、描き足りないわけでもなく、かといって間延びするわけでもない。
そういう意味でも、見事な構成だと思います。
リアリティ
潜水艦が反乱逃亡し革命…
現実にはほぼ起こり得ない話であるにもかかわらず、リアリティがすごい。
防衛省や海上自衛隊の監修が入っているということもあるのでしょうが…
もちろん、原作を読み込んだ上で観ていると、原作と違うところもいろいろあります。
たとえば、海江田艦長の肩章が原作では2等海佐でしたが映画では海将補でしたよね。
たしかにやまなみ圧潰沈没で二階級特進したはずですが、いつのまに肩章を与えられた?
そして戦闘シーンなど、一体どこまでが実写なのかと思う出来ですね。
あんまり書くとネタバレになってしまうのでこれぐらいにしますが。
にしても、実際の現代の潜水艦の発令所ってどんな感じなのでしょう…
あそこまで近代的ではないのでしょうけど…
なにしろ見ごたえあります。
示唆
もちろん潜水艦や戦闘シーンばかりではなく、たとえば政治家や記者さんたち、
そういう人々の描き方も、リアリティに溢れています。
もちろん現実にはあり得ないような話なのですが、
どこか現実世界に示唆をもたらしているようにも思えるのです。
そういえば、このまんが、何度か国会で話題に上がったりもしたのですよね?
いくつかの政治的概念や哲学までをも提示しているように思われます。
にしても…
あそこまで骨のある政治家たちが今、現実世界に1人でもいますかね?
原作を
ぼくは原作を過去に何度も読み込んだ上で、この映画を観ました。
だからこそ面白い部分もあるし、どんなふうに描かれるのだろうと興味もあるし、
なるほどそう来たかという面白さもあるし、原作を知っているからこそのニヤりとする部分も…
そして原作との違いもわかるし、そこもまた面白いところではあるのですが、
もし、原作を知らない人が観たら、どう感じるのだろう…
それはぼくにはわからないのですが、でも、きっと面白いのではないかと思いますよ。
原作の精神や、原作が言いたかったことは十分に描かれているように思えます。
そういう意味でも、ほんとうに原作を尊重した、
その上でほんとうにリアルに作り込まれた映画だと思います。
ぼくはお勧めしますよ。
さて、あなたはもう観られましたか、沈黙の艦隊。


