トヨタ産業技術記念館に行ってきた | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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昨年2月に愛知県長久手市のトヨタ博物館に行ったことを書きましたが、名古屋市内にはトヨタ産業技術記念館という施設もあります。先月と9月に行ってきたので紹介します。ここはもっと見どころ多いかもしれません。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  トヨタ産業技術記念館

 

昨年に行ったトヨタ博物館は、クルマの総合大博物館という感じでした。
トヨタ車に限らず、ほんとうにたくさんのクルマが展示してありました。
そのなかには歴史上貴重なものも多く、ほんとうに見ごたえがありました。
トヨタ博物館の記事はこちら。

 


今回行ったトヨタ産業技術記念館は、トヨタがどんなふうに始まり発展してきたのか、
その軌跡を見ることが出来る施設になっています。
そしてここは、トヨタが最初に織機の工場を建てた、いわばトヨタ発祥の地なのです。
その工場を産業遺産として保存し、たくさんの工作機械も動態保存されているのです。

 

 

  工場

 

トヨタグループの創業者は豊田佐吉。
佐吉はこの地に、織物の工場を建てたのですね。それが、トヨタの始まりだった…
立派なレンガ造りの建物。
名古屋のまんなか、名古屋駅から近いところにあるのですが、敷地も広く建物も広大です。
そんな中に、トヨタがつくった古今の織機、それからクルマの製作機械や実車、
そんなものたちが動態保存されているのです。
インスタ、スクロールしてみてください。
 

 

 

  織機

 

佐吉は織物、綿花を紡いで糸にして、それを布に織り上げる行程を機械化しようと考えた。
それ以前は機織り機(鶴の恩返しのやつね)を使って手作業で織っていた。
これをどうしたら機械化できるかを考えたのですね。発明です。
ほんと、よくこんなこと考えたなぁ、と感心するばかりなのですよ。
そもそも綿糸や織物ってどうやってつくるのか知らなかったしね(実演もあります)。
インスタ、スクロールしてみてください。
 


最初の2枚は別として、3枚目以降の機械たちは全部動くのです。
ほかにもたくさんあります。
古いものから、コンピューター制御の最新のものまで…
写真の画像を織り上げるなんてことも出来るのです。
 

 

  クルマ

 

ここには先月10月、その前に9月と、2回行っているのです。
9月のときは時間がなく(2時間しかなかった…)、クルマの展示まで見られなかった…
だから先月もう一度行ってきたのです。
おすすめしますが、ちゃんと見るには4~5時間は必要だと考えてください。
それくらい、見どころが多いのです。

佐吉の長男、喜一郎は、国産車を作るために力を尽くした人。
どんなふうに試行錯誤していったのか…
(スクロールしてみてください)
 


9枚目は、トヨタが初めてつくったエンジンの、シリンダーブロック。
直列6気筒で65馬力だったのだそうです。
鋳造や板金加工の実演もあります。
 

 

  シャシーやエンジン

 

そして歴代のクルマのシャシーやエンジンが展示してあります。
昔の真空管式!カーラジオなんかも…(インスタ5枚目)。
 


そして、だんだん時代は新しくなってきて、ハイブリッド車や燃料電池車が登場。
カットモデルも豊富です。

 


8枚目がプリウス、9枚目がそのエンジン(THS)、10枚目は燃料電池車。
そもそもこのハイブリッドシステムが、「よくこんなこと考えるなぁ」というシロモノ…
以前こちらのブログに書きましたが、創業以来の発明精神は健在というところでしょうか。

 

 

 

  工作機械

 

そして、実際に自動車製造に使われた工作機械たち。
溶接ロボットや切削マシン、プレス機などたくさん展示してあります。
まるで、広い自動車工場の中にいるみたいです。
スクロールしてみてください。
最初の1枚はトヨタのラリーマシン、最後10枚目は工場外観です。
 


これらの機械が、ただ展示してあるだけではなく、ほとんど全部、実際に動くのです!
ほんとうにすごい。トヨタの本気が伝わってきますね。

ということで、ぜひおすすめしますよ。感動します。
なかにはカフェなどもあります。
トヨタ産業技術記念館、みなさんも訪れてみませんか。