基礎練習か曲練か | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさんきっと基礎練習ってされますよね。では曲を練習している時間と基礎練習(エクササイズ)をやっている時間、どちらの方が長いですか。もちろん状況によって変わりますよね。基礎の方が大切なの?それとも曲?

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  コンクール前

 

あれは高校の頃、ある年のコンクール前でした。
どんな方針で練習を進めていくのか、部会で話し合っていました。
「コンクール近いんだから曲練中心で」っていう派、
「やっぱり基礎しっかりやらないと…」っていう派(ぼくはこっちだった…)、
喧々囂々。
こんなふうに、みんなでああだこうだと話し合って方針を決めていましたね…
さて、みなさんだったらどっち派ですか。
今にして思えば…、うーん、、、
やっぱりバランス良くやるのがいいのではないですかね。
 

 

  なんのために

 

それでは、基礎練習ってなんのためにやるのでしょうか。
ロングトーンって、長くまっすぐ安定して音を伸ばす練習?
自分の音と向き合う練習だと思います。自然に息が流れてストレスなく音が出て…
金管楽器のリップスラーは、健康的に音をコントロールするために必須のもの。
これが出来なくなったらヤバイ(経験者は語る)。
タンギングは、指が回るのと一緒で、サボると鈍ってしまうもの。
スケール(音階)は、指が回る練習ではなく(そういう意味もあるのでしょうけど)、
どんな調性も、いびつにならずに美しく音が整うための練習。
それぞれに意味があって、曲を演奏することにつながっているのです。
 

 

  ウォームアップと基礎練習

 

学生の頃、先輩から言われたこと…
ウォームアップと基礎練習(エクササイズ)は、ちゃんと分けなさい。
そうしないと、いつもエクササイズをひととおりやらないと曲が吹けなくなるから、って…
なら、ウォームアップとは何か。準備体操?
曲を演奏できる状態に、自分を整えること、ですよね。
対して基礎練習は、自分の基本性能を維持向上させる練習です。
このふたつを、ちゃんと区別する。
基礎練習なら、曲をやったあとにやったっていいわけですものね…
 

 

  曲練習

 

では曲練習って、どんな目的でされますか。
まさか、なんの目的もなく練習するわけではないですよね!安心するため?
指が回るように … 楽器でやらなくてもシャドーでも出来るかも(楽器にもよりますよね)。
音が取れないから … 楽器に音を教えてもらうのではなく、まずはソルフェージュを。
リズムが取れないから … これも、楽器を使わなくても出来るはずですよね。
技術的な課題を克服するため … これは、いろいろありますよね。たとえば…
高い音が出ない … これは、歌ってみる(音取れてる?)。基礎練習する(それなら出る?)。
アーティキュレーションが出来ない … 声で歌ったら出来る? 
強弱がつかない … たとえばクレシェンドデミヌエンドのロングトーンなら出来る?
アーティキュレーションや強弱など技術的な課題は、さらに切り分けられると思うのです。
たとえば、技術(基本性能)的に出来ないのか、それとも、イメージが入っていないのか。
まだまだいろいろありますよね。
楽器を使わなくても出来ること、基礎とリンクしていること、いろいろあります。
そして…、表現を磨くこと。それから、合わせること。
これにも、さまざまなアプローチがありますよね。
 

 

  やっぱりバランス良く

 

こうして見てみると、課題を切り分けることって大切ですよね。
それは、基礎練習にも言えることかもしれません。
その上で、目的意識を持ってやることも大切ですよね。
なんのためにやっているのか、今はなんの時間なのか、それをわかっておく。
そして、やっぱり『バランス良く』だと思うのです。

さて、基礎練習と曲練習、目的を持って出来ていますか。