そろそろ普通に戻しませんか | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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件の感染症禍もすっかり過去のことになって(最近また流行ってるなんて話は聞きますが)、世の中も元に戻った感がありますよね。でも人間やっぱり横着になるのか、なかなか元に戻らないこともあるように思うのです。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  表彰式

 

吹奏楽コンクールに出られたみなさん、みなさんのところでは表彰式、ありましたか。
これ、Twitterで聞いてみました。



表彰式があるところが多いですね。
でも、ウェブで発表というところも一定数あります。
これ、感染症禍の頃のなごり、「もう面倒だからウェブ発表でいいじゃん」なのでは?
合理化と言ってしまえばそれまでですが、でも…
全員で、発表の瞬間を分かち合うのって、やっぱりあった方がいいと思うのです。
さみしいではないですか。
審査員の方の講評も聞きたいですしね。
 

 

  オンライン会議

 

会議もオンラインがまだまだ多いですよね。
これは、遠く離れていても出来る、現地に出向かなくても出来るところはメリットです。
でも一方で、ストレスもあるのですよ。
通信環境などがよくない人が、やっぱりいるのですね…、聞き取りにくいのです。
通信が途切れたりすることもありますし、まわりの環境や音もいろいろです。
それになにより…
顔をつき合わせて話さなければ伝わらないことって、やっぱり少なくないと思うのです。
もういい加減リアルでやろうよ、と思うのですがね…
 

 

  オンラインレッスン

 

オンラインレッスンも、感染症禍から生まれてきた新アイテムだと思います。
それ以前には、やったことはないですよね。
これもウェブ会議と同じく、遠く離れていても実施できるところはメリットですよね。
新たな可能性が生まれました。
いろいろな相談、指揮や作曲のレッスンなども行えます。
でも、やっぱり楽器のレッスンは難しいと感じます。
音色なんかはオンラインではやっぱりわかりませんよね。
実際にリアルでやるレッスンの代用にはならないと感じます。
配信が決して、リアルのコンサートの代わりにはならないのと同じですね。
 

 

  ビデオ審査

 

いろいろなオーディションやコンクール、コンペティション…
これ、YouTubeなどで事前ビデオ審査をするところが増えました。
一次では現地に出向かなくても受けられるところなど、メリットも多いと思います。
でも、ビデオや録音で、はたしてほんとうに公平な審査が出来るのでしょうか。
コンクールなど、お金を出して専門業者に録音録画を依頼する団体もあると聞きます。
それもどうかと思うのです。さらに…
コンクールやコンペティションって、実際にホールでお客さんの前で演奏できる経験、
それも、大きな意義だと思うのです。
 

 

  そろそろ普通に…

 

いろいろ書いてみましたが…
感染症禍から生まれた新しいアイテムの恩恵で可能性が広がった部分は大きいと思います。
でも、書いたように、それによって不便やマイナスになっている部分もあると思うのです。
メリットは生かしつつ、デメリットの部分は改善あるいは元に戻していく、
そういうことが、そろそろ必要だと思うのですよね。
簡単に言うと、「横着していないでそろそろ元に戻そうよ」と思うのです。

さて、みなさんはどう思われますか。