関西トロンボーンフェスティバル | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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昨日5月3日は年に一度の関西トロンボーンフェスティバル。毎年行っているのですが、今年も大阪音楽大学のミレニアムホールに行ってきました。関西トロンボーン協会は会員なのです。ですので総会にも出席しました。

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

 

  大阪へ

 

今回は日帰りにしました。

泊っていきたかったのですが、ホテルが取れなかったのです。

ゴールデンウィークですからね。そして、ホテルの値段も上がっているようですね…

交通機関も…

ゴールデンウィーク期間は新幹線の自由席がなくなるのですよね。

近鉄特急で行ってもJRの快速で行っても時間的にほとんど変わらないのでJRにしました。

大阪音楽大学(庄内)ですからね。

そして、帰りは(打ち上げに出るので)夜行バスにしたのでした。

眠れるかな…、と思ったのですが、よく眠りましたよ。

関西のフェスは、インフォメーションなくても打ち上げがあるのがデフォルト、

参加するのもデフォルトなのです。

遠征組の方もぜひご参加くださいね(ぼくが言うのもなんですが…)。

 

 

  関西トロンボーンフェスティバル

 

午前中は総会、午後にフェスティバルとカルテットコンクール。

フェスティバルは、まずは全員合奏があって、そのあとは、

関西の7大学と2高校の音楽科のアンサンブルが聴けます。

みんな客席で聴いていて、自分たちの番になったら楽器を持ってステージに上がって…

というスタイル。

みんな他校の演奏を聴けるし、交流にもなるいいスタイルだと思うのです。

今年もいい音がたくさん聴けました。

というか、感染症禍の頃とくらべたらレベル上がっていると思います。

 

 

  受賞記念コンサート

 

その後、昨年おこなわれた関西トロンボーン協会コンクール、

2部門のそれぞれ優勝者の記念演奏がありました。

2人ともほんとうに素晴らしかった。ハイレベルですね。

特に、成人ソロ部門の佐藤慧さん! 初めて聴きましたが…

高嶋圭子さんの古都三景、そしてリカルド・モヤのシェヘラザード。

古都はテナーで、シェーラザードはバスで、持ち替えで聴かせてくれました。

それだけでもびっくりなのですが…

まるで瞑想でもするように、蝶が舞うように演奏するのですよ!

だから、流れが澱んだり滞ったりすることが一切ないのです。

テナーもバスほんとうに素晴らしかった。

一体どっちが専門なのだろう…

終わって話を聞きに行ったら、「テナーが専門だけどバスも好きなので」と。

 

 

  カルテットコンクール

 

そのあと、第3回目となるカルテットコンクールがおこなわれました。

3回目ということは、ぼくは毎回聴いていますね。

今年は10団体がエントリー。うち、愛知から3団体、東京から1団体。

それぞれに素晴らしく、前回よりもレベルが上がっているなと感じました。

湯浅副会長も言われたように、テレマン1楽章のハーモニーもみなさん美しかった。

そういえば、昨年こんな記事を書きましたね…

 

 

で、聴いていて、ひとつ思ったのですが…

 

 

4小節目、1st、2分音符のB音は係留音ですよね。
もうひとつ中途半端な感じがしてしまった団体がいくつか…

3拍目で非和声音(sus4)になり、4拍目でAに解決する。唯一の非和声音です。

なので、抜いてしまってはダメ。むしろ非和声音からの解決を聞かせるように張らないと。

これがあることで、ドミナント→トニック(4小節目→5小節目)が盛り上がると思うのです。

そして、そのB音のあと、4拍目の前でブレスをする団体がいくつかあったのですが、

和声的な側面だけからいえば、ここではブレスしない方がいいと思うのです。

ブレスするならむしろ次の小節線か、あるいは4小節目1拍目のあとか…

 

とはいえ、みなさん上手かった。

終わってからバックステージに講評を聴きに来た熱心な団体もありました。

 

 

  打ち上げ

 

そして、恒例の打ち上げ。

いつもの庄内駅近くの飲み屋さんで、50人で打ち上げ。盛り上がりました!

恒例の景品争奪じゃんけん大会も盛り上がりましたよ。

楽しかったです。

2次会まで参加して、梅田に出てバスに乗ったのでした。

さすがにきょうはちょっとお疲れでしたが、また楽しみにしています♪

 

さて、みなさんも関西に行きませんか。