コンサート撮影 | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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この1ヶ月のあいだに2つのコンサートを、それぞれ別のホールで写真撮影する機会がありました。カメラを向けるとわかることって、あるのですよね。コンサート撮影もなかなか難しく、試行錯誤中という感じなのです。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  カメラを向けるとわかること

 

ホールって、ホールごとに明るさがけっこう違うものなのです。
2つのホール、一方はISO(感度)800、シャッタースピード1/80秒。
もう一方は、ISO260のシャッタースピード1/200秒。
絞り(目の瞳孔にあたるもの)は両方とも2.8です。
ちょっと専門的になってしまったかもしれませんが、つまり…
2つのホール、明るさがだいたい3倍くらい違うのです。
そんなに違うなんて、カメラを向けなければわからないことですよね。
ちなみに、コンサート写真を撮るときには明るさの設定はオートにしません。
カメラにおまかせにはしないということですね。
ステージは明るくて、客席は暗いでしょ。
オートだと、どれくらい寄るかによって露出(明るさ)が変わってしまいますからね。
 

 

  シャッタースピード

 

で、暗い方のホール、シャッタースピードが1/80秒。
これくらいだと、やっぱり被写体ブレが起こるようなのです…
被写体ブレとは、シャッターが開いているあいだに被写体が動いてぶれてしまうこと。
人間って、思ったよりも速く動くのだそうです。なるほど。
シャッタースピードは1/200くらいまで上げないと安全ではないのだそうです。
打楽器のコンサートの撮影をすることもあるのですが…
逆にある程度シャッタースピードを落として、それこそ1/80とかにすると…
マレットの動きが見えるでしょ。躍動感が出るかな、と思って、それを狙ったりもします。
難しいですけどね…
 

 

  ピント

 

あとは、ピントがねぇ…
何枚か撮る中には、やっぱりピンぼけ写真があるのですよ。
オートだと、合えばドンピシャなんですが…
けっこう気をつけていても、どうしても違うところに持って行かれてしまったりするのです。
マニュアルだと、なかなか難しいのですよね、ピッタリにするのって…
置いておく(あらかじめピントを合わせて固定しておく)のも一つの手なのでしょうが…
ズームを使うと、なかなかそれも出来ない…(寄りによってピントが変わるから)
絞りを絞るのも手かもしれないですよね。
どうしても感度を稼ぎたくて絞り全開にしますからね…
絞りを開くほど、ピントってシビアになるのです。
 

 

  撮影場所

 

今回2つは本番中の撮影だったので、客席のいちばんうしろから撮りました。
ズームがそんなに効かないカメラなので、遠いと厳しい…
ゲネプロから撮れるコンサートだと、本番では不可能なアングルから撮れたりします。
かぶりつきとか、客席や袖を移動しまくって撮れます。
ときにはステージの上から、うしろからも撮れたりします。
当たり前ですが、ステージに上がらないと撮れないアングルって少なくないのですよ。
 

 

  まだまだ…

 

そんなわけで、まだまだ試行錯誤、修行中な感がありますね。
なぜかそれなのに写真撮影をたのまれることが、けっこうあるのです。
もっと上手な人、いると思うのですが…
でも、写真を撮るのは好きなので、ご依頼いただければ空いていればよろこんで撮ります!
ただ、コンサート撮影、撮るのに集中すると聴く方に集中できないのですよね…
やっぱり両方は難しいのです。

さて、みなさんは写真、撮られますか。