コンクール | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさんのところはコンクールはこれからでしょうか。それとももう終わられましたか。これまでのコンクールのこと、そして、控室からステージまでこんなことに気をつけて、というようなこと、きょうは書いてみます。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  コンクール

 

ぼくが吹奏楽コンクールに演奏者で出演したのは、中学と高校それぞれ3回ずつの計6回。

中学1年生の初めてのコンクール、当日朝の集合時間に学校に行ってみると…
先生がまだ来ておらず、校舎が開いてない!
1階の窓のカギ、どこか開いてないかと探したら、中庭の窓に施錠忘れが…
みんなでそこから入って音楽室へ行き、音出ししました。先生びっくりしたろうね(笑)
ちなみに鍵が開いているのを見つけたのはぼくです(笑)
そして少し合わせをして、バスに乗り込み会場へ。ところが…
なぜかぼくは学校の上履きのまま来てしまい、バスの中で見つかり、みなに大笑いされ…
学校の上履きでコンクールに出ました!緑のスリッパ(笑)
なぜかそんなことばかりをおぼえています。
 

 

  したほうがいいこと

 

なにしろコンクール当日は、特別なことはしないでいつも通りに。
コンクール前日になって楽器を洗ったりするのはオススメしません。

調子が変わってしまいます。
洗うのならもっと前に、いや、日頃から定期的に洗っておきましょう。
控室から持っていった方がいいものは…
もちろん楽器、そして楽譜。当たり前ですね。
木管楽器(クラリネット、サックス)の人は、キャップ。移動の時はキャップをつけて!
それから、スワブ。こまめに通して。
金管楽器の人、オイルをさして行きましょう。バルブオイルは持っていった方がいいかも。
トロンボーンの人は、ウォータースプレー。
必要なら、チューナー。それから、飲みもの(糖分がない麦茶なんかがオススメ)
チューニング室に行く前に、トイレには行っておきましょうね。

付き添いで行ったときは、カラのリュックを背負ってついていきましたね。

チューニング室から出る時、「ぼくが何のためにリュック背負ってるか、わかる?」

みんなチューナーや色々、そのリュックに放り込んで、ステージへ…
 

 

  気をつけること

 

控室、チューニング室、本番会場、そして、移動の廊下、

意外と気温差があったりします。気をつけて。
チューニング室での時間って、たいていは20分とかしかないので、どう使うか前もって決めて。
あたりまえですね。
そして、そこでなにか新たなことをやろうとしたり、出来ないところを練習したりしなくてOK。
調子を確認する程度に。
移動はすみやかに、でも、あわてずに。そして、静かに。
ステージでの転換時間はほんとうにあっという間です。
イスや譜面台が足りなかったらすみやかに手をあげて係の人に合図して。
本番、演奏が始まる前、暗転のうちに客席やホール全体を見て意識に入れておきましょう。
 

 

  ついていった時のこと

 

これまでコンクールは、指揮したことも指導者としてついて行ったことも何度もあります。
チューニング室では、音を聴きながら、『今から出来ること、伝えるべきことはなんだろう』と、
あたまの中はフル回転になっていたり…
2~3回教えただけの団体だと、なにを伝えるべきなのかほんとうに考えますね。
ずっと何度も教えているバンドだと…
以前、コンクール前の最後の練習で、
「大丈夫。もう全部忘れていいから、『音楽』の中にいようね」
というような話をしたことがありました。で、本番の日…
朝の練習でも、みんなそわそわふわふわ。チューニング室に入っても不安顔…
あのときはチューニング室に入るなり、みんなに向かって、
「おまえら、きょうの練習なに考えて吹いてた!? 音楽の中にいようって!大丈夫だから!」
なんて言ったものです…(なつかし)
 

 

  緊張

 

緊張、しますよね。
どれだけ緊張しているのか、自分でわかっておくこと、大切です。
脈をはかってみましょう。ぼくもよくやりますよ。
普段は60くらいなんですが、舞台袖では低くても70~80、すごく緊張すると100は超えます。
みんなも緊張するけれど、でも、いちばん緊張してるのは、じつは指揮者さんかもしれません。
平気の平気の平常心で指揮台に向かえる指揮者さんって、きっといないと思います。
でも、本番は楽しい音楽の時間です。ステージ、楽しんできてくださいね。

さて、みなさんはステージ、楽しめそうですか。楽しめましたか。