金管楽器って、どれもオイルが必要ですよね。オイルって、どんな頻度でどれくらいの量をさしますか。オイルって、どんな目的でさすのでしょうか。動きを良くするためでしょうか。ほかにも大切な目的があるのですよ。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
オイルをさす目的って…
金管楽器のバルブやロータリーにオイルをさす目的ってなんでしょうか。
- 動きを良くする
- さびを防ぐ
- 磨耗を防いで楽器の寿命を伸ばす
- 鳴りを良くする
おもに、この4つだと思います。
1つ目しか意識になくて、『動くからいいや』なんて思っている人、いませんか。
学校指導に行くと、まともにオイルがさしてある楽器の方が少ないのです。
現代の楽器は優秀ですから、オイルが切れたくらいで動かなくなったりはしないのです。
だから…
動きが悪くなってきたらオイルをさそう、なんて思っていると、悲惨なことになりますよ。
そして大切なのが、4番目。
オイルがさしてある状態で、楽器の鳴りって良くなるのです。これ、とっても大事。
ロータリーが1個しかないテナーバストロンボーンですら、オイル管理による鳴りの違いは顕著。
ましてや、ロータリーやバルブがいくつもある楽器なら…
オイル
静岡市の管楽器修理工房アトリエTさんが、ツイートされていました。
金管楽器のピストンやロータリーなどのヴァルブへのオイルのさす頻度と量についてです。個人的には、
— 管楽器修理工房AtelierT(アトリエT) (@ateliert0304) July 19, 2023
【⚠️毎日演奏前と演奏後に絶対必ずたっぷりドバドバと。演奏し始めて1時間毎にさし直し。⚠️】
を推奨しております。
「毎日」「数滴」とかの量ではないです。
(↓以下その理由について)… pic.twitter.com/YqCpxNlhmV
まさに、アトリエTさんが書かれている通りなのです。
特に、鳴り。
このためにオイルをさすといっても過言ではないくらいです。
そして、さらに補足すると…
楽器を長期間吹かずにしまっておくような場合、オイルをさした状態でしまうことが大切です。
ただし例外があって…
トロンボーンのスライド。これは、きれいに拭き取って乾いた状態で保存してください。
トロンボーンのスライドオイルは、水をはじくオイルではありませんからね。
トロンボーンのローターオイル
さらに補足…
トロンボーンのローターオイルについて。
あまりドバドバとさし過ぎるとオイルがスライドまで流れて行ってしまいます。
すると…
スライドがネバネバになってしまうのです。
なのでほどほどがいいと思います。
ある楽器関係者さんは「2滴」と言われました。
ぼくは一度にさすローターオイルの量は2~4滴にしています。
グリスが…
そして…
ローターオイルって、抜き差し管などからさす場合が多いですよね。
もし、抜き差し管のグリスがオイルに溶けてロータリーまで流れていってしまったら…
ロータリーがねばねばになってしまうのです。
以前使っていたセイヤーバルブの楽器、グリスでねばねばでしたからね…(泣)
だからやっぱり、ローターオイルに関しては、ほどほどがいいと思うのです。
ちなみに、セイヤーバルブにはどんなオイルをさしたらいいのか…
軽めのローターオイルがいいと聞いたことがあります。ぼくはそうしていました。
オイルのお値段
ところで、ローターオイルって1滴いくらくらいするかご存じですか。
ヤマハのローターオイルだと40mlが1,210円。
一滴0.05mlとすると、約1.5円。4滴で6円。
こうしてみると、オイルってけっこう高いのですよ。
たとえばクルマのエンジンオイルだと、1リッターあたり1000円~2000円くらいでしょうか。
カートの2ストオイルでも、1リッター5000円くらい。
ところが金管楽器のローターオイルは、1リッターあたりにすると約3万円です!
こんなに高価な液体って、なかなかないと思いますよ。
だからオイルの容器は楽器ケースの中で漏れたりしないように作って欲しいです。
お願いしますよ各メーカーさん!
さて、オイル、ケチらずちゃんとさしていますか。
