楽器奏者のための4スタンス理論 | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさん『4スタンス理論』ってご存知ですか。身体の使い方の理論のひとつなのです。これ、ネットなどで読んでももうひとつよくわからなかったのですが、講座があるということで、申し込んで受けに行ってみました。

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

 

  4スタンス理論

 

じつは最初に書いてしまいますと…

4月~5月くらいに4スタンス理論の体験講座を計画しているのです。

興味があるという声をいただいていたし、自分自身興味があったので。

でも、ネットで見てもいまひとつよくわからないし、教えてくれる人はどこにいるのだろう…

そんな状態でした。

教えていただける先生は、東海圏にはなかなかおられないようで、

特にこのあたりではあまり知られていない理論のようです。

関東や関西に行くと、レッスンされている先生もおられるようなのですが…

(やっぱり名古屋って遅れてるのね…)

自分自身内容がよくわからなかったところに、ちょうど講座があるということで、

昨日は受けに行ってきたのでした。

 

 

  骨格の理論

 

4スタンス理論って、骨格の理論なのだそうです。

骨格の違いから、その動き、使い方について、人によっていろいろなタイプに分かれる。

そのタイプに反する使い方ばかりを重ねていると、

身体に障害が出たり、最悪の場合、骨折などの原因にもなりうる。

安全で確実な動作を出来るようになる理論、なのだそうです。

 

 

  4つのタイプ

 

どの部分に重心を置いて、どの関節から動き始めるのか、

それが、骨格の違いによって、4つのタイプに分かれる。

ある人にとっては自然な動作なのが、別の人にとっては違和感がある。

たしかにそうなのです。「えっ、そういう人もいるの?」という感じ。

たとえば指の動き(運指や鍵盤楽器)を見てみると、

第2関節主導で動くタイプと第3関節主導で動くタイプとがある。

自分と逆の動きを一時的にやるのは大丈夫なのだけれど、

それ(逆の動き)をデフォルトとして強い続けてしまうと、故障の原因にもなったりする…

 

 

  身体を整える

 

で、講座なのですが…

いきなり、「あなたは◯◯タイプです」とはやりません。

整えるということをします。

立ち方、座り方、それから、呼吸…

『型』ではありません。

重心をどこにかけて、どこから動くのか…

人によって違います。

重心の上に乗る、このあたり、ボディマッピングや野口体操と共通するモノを感じました。

身体が整って初めて、型の判定が可能になる。

決して、型を知ることがメイン、ではないのですね。

楽器を用いた実践などもあったのですが、整うとほんとうに音が変わるのです!

いろいろな楽器、歌、指揮など、きっとプラスになるものだと感じました。

 

 

  タイプの違い

 

タイプの違いによって、もちろん身体の使い方も違ってくるのでしょうけど、

たとえばビートの感じ方や音楽の流れの捉え方、発想までもが変わってくる可能性がある。

古の作曲家、たとえば、モーツァルトは◯タイプ、ベートーベンは…

なんていうところまで、話が発展するのです。面白いでしょ!

そして、楽器の理論書でも…

これは◯タイプの人が書いたに違いない、と読めるようなものもある…。と、

それとは違うタイプの人がそのとおりにやったなら、うまくいかない可能性がありますよね。

もしかしたら、一握りの名プレイヤーを輩出している名教師が、

タイプの違いによって何人もの生徒をつぶしている可能性だってある。

「自分がこれでうまくいったのだから生徒にも有益だろう」

「あの生徒に効果があったやり方だからこの子にも有効だろう」

と固定観念を持って指導していたら、やっぱり生徒をつぶしてしまう可能性があるのです。

深い観察や決めつけないことが大切な所以ですね。

 

そんな4スタンス理論なのですが、講座を4月~5月に計画しています。

今、それについてアンケートをしています。

 

 

さて、あなたも4スタンス理論講座、受けてみませんか。