練習になるとイマイチになるのはなぜなのか | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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なにげなく吹くといい感じなのに、練習するぞって思って吹くとイマイチになる、そんなことって、あったりしませんか。ぼくはあるのですが、さて、これってなぜなのでしょうか。練習って、いったい何なのでしょうか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  練習するぞ

 

これはあまり感心できないことなのですが…
ぼくは家で楽器をスタンドに立てっぱなしにしていることがあります(いつもではないです)。
で、朝起きてなにげなくその楽器を吹いてみると、なんだかいい感じなのに。
(もちろん寝起きサウンドではあるのですが…)
でも、さて練習するぞ、ウォームアップするぞと思って吹くと、たちまちイマイチになる…
そんなことがあったりするのですよ。
みなさんはないですか、そんなこと。
 

 

  訊いてみた

 

で、例によってTwitterで訊いてみました。



やっぱり同じような方、けっこうおられるのですね。
なぜなんでしょうね。不思議です。
練習なんかしない方が調子いいんじゃないかと思うことすらあります(ダメだろ)。
また、そんなふうに言ってるプレイヤーもいましたね…
なら、練習って一体…
 

 

  余談

 

ここでちょっと余談…
楽器はつねに部屋のスタンドに立てておいて、そこを通るたびに手に取って吹く、
そんなふうにするんだと、ある有名プレイヤーさんが言われていたような…
でも、日本は地震国ですからあまりおススメできないですね(汗)
また、別のあるプレイヤーさんが言われていたのは…
朝イチでなにげなく吹いたときのマウスピースの当て方が、自分のいちばんいい当て方なのだ、と。
どうなんでしょうね…。
当て方とか、あんまり考えないですね。
 

 

  寝起き

 

ちなみに白状しますと、昔は寝起きで音なんて出なかったのですよ。
1オクターブ出せたら御の字。スラーなんて皆無でしたね。
今は、どうだろ、音は寝起きですが、わりと普通に吹けます寝起きでも。
ちなみにバウスフィールド氏は…
『夜中の3時に叩き起こされて「今すぐ釣鐘草をやってくれ」と言われても出来る』
と言われていましたよね(驚)
 

 

  練習って

 

話を戻して…
最初に書いたような現象が起こるのって、なぜなのでしょうか。
練習をどんなふうに思っているのでしょうか。
なにも考えずなにげなく吹いたら出来ることが、なんだか不自然になるのだとしたら、
練習というものの捉え方に、なにか問題?があるのでしょうか。
練習って、何なのでしょうか。
 

 

  練習の深層心理

 

もしかしたら思うのですが、練習っていうと無意識に、

  • こうでなければならない
  • こうしなければならない
  • これが出来なければならない
  • これをやらなければならない

そんな心理があるのかもしれないな、と…
それが、楽器を吹くことにマイナスに作用しているのだとしたら、

ではどうすればいいのだろう…
練習って、不自由になるためにするものではないはずですよね。むしろ逆です!
さて、どうしたら…
ハーセスは、こんなふうに言ったそうです…
『練習』するのではない。つねに『演奏』するのだ、と。

練習というものをどんなふうに捉えているから不自由の元になってしまうのか…

そんなところを考えていくと、なにか改善のヒントが見えてきそうな気がするのです。

さて、みなさんは、同じような経験はないですか。