楽器を練習していて「きょうはなんだかは調子が悪いなぁ…」っていう日、ありますか。そんなのはない、という人もおられると思います。それはきっと練習のし方がいいのでしょうね。ぼくはあります。調子よくない日…
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
調子が悪い日
なんだかきょうは調子が悪いな…
なんだか反応がよくない…
どこかしっくり来ない…
なんとなく力が入っている…
どこか不自然だ…
そんな日って、あったりしますか。
ぼくはありますよ。時には、ね。
ではそんな時は、どうすればいいのでしょうか。
やってはいけないこと
もうおわかりかとは思いますが…
そんな日に、やってはいけないことは…
たとえば、鳴りにくいところを無理矢理に鳴らしに行くこと…
案外やりがちではないですか。
ぼくも、以前はそうでしたね…(反省)
でもね、言うまでもなく、無理矢理に音を並べても、マイナスになるだけです。
音を並べることではなくて、それを『どんなふうに』やったのかが大切なのですね。
観察と修正
ただ、よく観察すること。
そして修正し、調子を戻してから練習を終えること。
これが大切なように思うのです。
壊れたまま終わらない。かならず、治して終える。
それも、決して無理矢理ではなく。
もしそれが出来ないようであれば、
むしろその日は吹かない方がいいのかもしれないとも思うのです。
悪い練習なら、しない方がいい。
調子が悪い原因って…
では、調子が悪い原因ってどんなものがあるのでしょうか。
これはほんとうに人それぞれで、その時その時でさまざまな原因があるのでしょうけど…
- 楽器のメンテナンスがおろそかになっている
- 睡眠不足や不規則な生活
- 体調不良や深酒(笑)
- うまくいったプランへのこだわり
- 気圧や気候(バカに出来ないと思うのですよね…)
- 前日にムリをしすぎた
- 前日の練習の仕方が悪かった
- 不注意や無頓着な音の出し方をした
- 歯科治療
- 機嫌が悪い(精神状態がよくない)
10個ほど上げてみましたが、まだまだあるかもしれません…
解説
解説、というほどのものではないですが、いくつか見てみましょう。
1番目の、楽器のメンテナンス。
これといって原因が思い当たらないときは、楽器をメンテナンスしてみましょう。
ほんとうにこれ、ばかになりませんよ!
4番目、うまくいったプランへのこだわり…
ある日の練習で、あるやり方でうまくいった。
でも、次の日も、そのやり方でうまく行くとは限らない。
そのプランはすでに身体がおぼえてやってくれていることかもしれません。
それをさらに意識していたら、やり過ぎになってしまうかもしれません。
世の中には、やればやるほどいいことなどないのです。
あらゆるものには『ちょうどいいところ』があります。
また、やっているうちにプランが『ずれて』いってしまうことも少なくないように思います。
そして、昨日の自分ときょうの自分は同じではないので、
同じプランでうまくいくとは全然限らない…
日々、新たに、ですね。
6番目と7番目は…、
前の日にどんな練習をしてどう吹き終えたのかは、次の日につながっているのです。
10番目、精神状態。
やっぱり心の状態って、多かれ少なかれ、練習や演奏に出るのですね。
自分の管理、自分のご機嫌を取ること、大切なように思います。
さて、調子が悪い日、どんなふうに練習しますか。