4分音符?四分音符? | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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あるところで、こんなことを読みました。「テストで4分音符を四分音符と解答したら×になった」と。

『4分音符』と算用数字で書くか、『四分音符』と漢数字で書くか、その違いだけで間違いになるの?

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

 

  テストの解答で

 

小学校の音楽のテスト、音符や休符の名前を答える問題で…

『四分音符』と書いたら間違いにされた、正しくは『4分音符』なのだと…

間違ってないです! そんな法はない! と言いたいところです。

どうしてこんなおかしな採点がまかり通っているのでしょうかね学校というところは…

みなさんも、そんな経験はありませんか。

 

 

  教えたとおりに?

 

思うに、授業ではきっと『4分音符』と教えたのでしょうね。

自分の教えたとおりでなければ間違いとする、ということなのでしょう。

でもそれ、音楽の本質とはなんの関係もないことですよね。

それどころか、音楽ぎらいの子を生み出しかねない…

それではまったく本末転倒です!

そんな授業なら、しないほうがいい。

昨日のブログで書いた『学習指導要領』に、全く逆行するやり方です。

 

 

  些末なこと

 

日本人って、こういう『本質とは関係のない些末なこと』にこだわりすぎなのではないでしょうか。

たとえば…

青信号ってありますよね。あれ、自動車学校の試験で『緑』と書くと間違いなのですよ。

昔の人が、青だと決めたみたいです。

はぁ? 緑じゃん!

ちなみに、あれを『青』と言っているのは日本だけです。

欧米では『green signal』、『green flag』ですよ。

(青にはまた別の意味があります)

それから、漢字の『はね』、『止め』、『はらい』?

そんなの、どうでもよくないですか?

 

 

  精神主義?

 

おかしな精神論もそうですよね。

たとえば、条文を全部丸暗記させる?

そんなことなどよりも、その条文の本質を理解することの方がずっと大切でしょう!

数字や年号をおぼえることに、一体なんの意味がありますか。

今はネットの時代なんだし、ちょっと調べればわかることでしょう。

そういうの、どれだけ一生懸命におぼえたかが大事ですか。

そういうくだらない精神論、いい加減もうやめにしませんか。

欧米では、よけいなことはおぼえなくてもいいという考え方らしいですよ。

 

 

  本質を見よ

 

些末なことやおかしなメンツ、精神論ではなく、本質を見よ、と言いたいところです。

『4分音符』か『四分音符』かなんて、音楽の本質とはなんの関係もない。また、

『自分の教えたとおりでなければ認めない』というのは、教育者の態度ではない。

音楽や教育の本質って、なんでしょう…

ひとことで書けるようなものではないでしょうが、少なくとも、

こんな些末なものではないことは確かです。

ちゃんと本質を見据えた教育をしていただきたいものだと思います。

 

さて、みなさんは、同じような経験はありませんか。