ジャズや軽音楽に触れた頃、その楽譜を書くスキルを上げたくて、勉強しまくっていたことがあります。
大学を出たばかりの頃だったと思います。それは新鮮で面白くて興味深くて、でも…
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
ジャズ編曲
ぼくがちゃんとジャズに触れたのは、大学を出てからです。
演奏もしたし、楽譜も書いた。
でも、なんだか難しくて、スキルを上げたくて勉強しまくっていた頃があります。独学で。
当時はインターネットなんてありませんから、理論の本を買い込んで来て読み漁りました。
それはそれは新鮮で面白く、興味津々でした。
「そうか、そうなのか!」という感じ。
勉強できるって楽しいじゃないですか。
そうして吸収したいばかりの頃って、きっと誰だってありますよね。
ちっとも…
で、勉強して新しいことをおぼえると、使ってみたくなるのが人間というものですよね。
当時書いていた楽譜に、おぼえたばかりの知識をどんどん組み込んでいったのです。
どうなったと思いますか?
すごいアレンジになったと思いますか。とんでもない!
ちっともかっこいいものは書けませんでした。ダメダメでした。
なぜ!? なぜだと思いますか。
バークリー理論
なにしろ、これではいかん、と思って、先生についてバークリーの理論を習いました。
1年半くらい通ったでしょうか…
それもまた、とても興味深くわかりやすく面白いものでした。
それは今も自分の中で生きていると思うのですが、では、独学していた頃と一体なにが違うのか…
なんだと思いますか。
もちろん、その内容も違うのですが、決定的に違うのは…
理屈は理屈
ひとりで理論書を読みふけって面白がっていた頃、その本から得たことっていうのは…
『理屈』でしかなかったのです。
バークリーの先生についていたときは、それはどんな音がするのか、どんなサウンドなのか、
必ず確かめていたように思います。
音で、自分の中に入っていった。単なる理屈ではなく…
理論、理屈って、どこまで行っても所詮は単なる理屈でしかないのです。
役に立つもの
それが自分の中で単なる理屈でしかないうちは、なんの役にも立ちません。
理論、定理、法則、セオリー、定石、学問…
音楽理論にしても、楽器の奏法理論にしても、なんでもそうだと思いますが、
それが自分の中で『理屈』でしかないうちは、まったくなんの役にも立たないのです。
屁のつっかいにもなりません。
そういうの、全部忘れちゃった後に自分の中に残っているもの、
それこそが、役に立つものなのかもしれませんね。そんなことを、誰かが言っていた気がします。
たとえば音楽だったら、やっぱり、音、ですね。
作曲だって編曲だって演奏だって、いや、世の中のすべてのことは、理屈でやっているわけじゃない。
ほんとうに役立つことって、もっとほかのものだと思うのです。
さて、みなさんはどう思われますか。
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