好きで始めたはずなのに… | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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楽器をされているみなさん、楽しいですか。楽しんでいますか。

それとも、楽しめない、しんどいことばかりですか。

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

ツイッターで

 

少し前にツイッターで、こんな書き込みを見たのです。

 

 

neneさんの書き込み、なんだか共感してしまったのですよね…

 

 

音楽大学って…

 

音楽大学っていうところは、当たり前ですが、楽器を吹かなければならない機会が山ほどあります。

オケにブラス、室内楽にレッスン、試験に学内、学外の公演やコンサート…

合奏授業はそれぞれ週2回とかあったりするわけです。

そのほかに、学校を離れて演奏する機会もあったり…

すると、もう余裕がなくて、ひたすらこなすだけ、になってしまったりもします。

自分の頃ですらそうだったのですから、今はもっとでしょうね…。

楽しむなんていう感覚、忘れがちになるのもムリもないことなのかもしれません。

 

 

 

アマチュアの人って…

 

一方、アマチュアの人って、仕事をしながら自分の時間に楽器を練習して、週に一回市民バンドで吹く…

人によっては、時々アンサンブルをしたり。

自分で仲間や団体を見つけて、そういう場をほんとうに欲しているのだと思うのです。

そういう場で、みんなで音を出すことは楽しい。そんな気持ちが伝わってきます。

 

 

義務になってしまうと…

 

音大受験を決めてレッスンに通い始めた頃、

音域はこれくらい出なきゃダメ、これが吹けなきゃダメ、これが出来なきゃダメ…

そういうのがしんどくて、だんだん楽しめなくなったことがありました。

クリアしなければならない課題、さらわなければならない曲、こなさなければならないステージ、

そういうのが気持ちの中で義務になってしまうと、楽しめないし効果も上がらないと思うのです。

本番が近づくと憂鬱な気持ちになる…、ありますよね。

ポジティブに前向きに捉えられるかどうか、なのですよね。

その違いって何だろう…

 

 

 

レースをしていた頃

 

レースをしていた頃、どうにもセッティングが出せなくて、練習走行でも、出るべきタイム、

このコンディションならこれくらいのタイムが出るだろう、って思っているタイムから、

1秒半くらい遅いタイムしか出せず悶々としていた時期がありました。

1秒半っていうのはとても大きなギャップなのです。

このくらいのタイムが出るはずだ。出なければならない。出ない。なぜ!?

楽しくない!

でも、そんな気持ちで練習しても効果は出ないし、事故にもつながる。実際事故しましたし…

こうでなければならない、これではダメだ、と、現状の否定から入るのではなく、

まず現状を受け入れることが必要だったのかな、と思います。

 

 

楽しめる?楽しむ?

 

楽しめる状況だから楽しいのか、それとも、楽しむ気持ちがあるから楽しいのか。

しなければならない、こなさなければならない、こうでなければならない、

その先には、『楽しむ』ってないと思うのです。

では、たとえばそれが難なくクリアできたら楽しめるのでしょうか。

それも、なんだか違う気がするのです。

そして、ひとつ言えることは、どこか楽しんでいた方が効果が上がることは事実のようです。

ぼくも楽しめないことはいっぱいあります…。

 

さて、あなたは楽しんでいますか。