はじめてのオーケストラ | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさんは、初めてオーケストラのコンサートを聴いたのはいつですか。

その時のこと、おぼえていますか。

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

N響だったのです

 

ぼくが初めて生で聴いたオーケストラは、N響でした。高校2年生の時。

会場は松江市の島根県民会館で、曲はオベロン序曲と、幻想交響曲。

ピアノコンチェルトは、何だったかな…

グイード・アイモーネ・マルサンという指揮者で、ピアノは内田光子さんでした。

ピアノコンチェルトはトロンボーンのない曲(といってもいろいろありますね)でした。

ちなみにモーツァルトやベートーベンではありません。何だったかな…

 

 

 

衝撃的だった

 

中学生になって吹奏楽部に入った頃、

『吹奏楽部に入ったんだからクラシックを聴かないとね』と思って、運命を聴いたのです。

FMかなんかでやってたのをカセットテープ!に録音して…。

1楽章を聴いて…、それが、長くて…、『まだ終わらない…』と思いながら聴きました。

で、『2楽章は明日聴こう』ってなって、でもそれきり続きを聴くことはありませんでした。

クラシックって、オーケストラって、そういうものだと思っていたあの頃…

衝撃的でしたよ幻想交響曲。一気に覆されました。

こんな曲があるんだ!すごい!!…

 

 

伊藤先生

 

あの時のN響、トロンボーンは、伊藤清先生てした。

2番は三輪さん、3番は関根先生だったと思います。

で、高校3年生の時、伊藤先生のレッスンを受けたのです。

『あの時吹いてた人だ!』と思いました。

某大学の受験講習会だったのですが、前にも書きましたが、その時先生に、

「大学の4年間なんかで全部学べると思うな。40になっても50になってもまだまだ勉強だ」

と言われて、ちょっと絶望したのをおぼえています。

でも、今にして思えば、ほんとうにそのとおり。

 

 

悲愴

 

 

衝撃的だったといえば、幻想交響曲以外にもあって、それは…、

チャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』。

テレビでオーケストラの中継でやっているのを、たまたま観たのです。高校生の頃。

かっこいい! と思ってレコード買ってきて、3楽章ばかり何度も何度も聴きました。

で、あらためて1楽章から聴いてみたら…

心が揺さぶられました。

あの頃はなにも考えず買ったのですが、カラヤン/ベルリンフィルでした(写真のレコード)。

カラヤンはベルリンで悲愴を多分7回録っていると思うのですが、その6回目のもの。

名演です。

もちろんどんな曲も指揮者やオケでいろいろ変わりますが、

指揮者によりオケにより、あれほどまでに違う曲ってなかなかないかもしれませんね。

 

 

初めての大フィル

 

初めてのオーケストラはN響だったのですが、2回目は…

大フィルでした。

初めての大フィルは、悲愴!

朝比奈隆さんでした。

なんと、ゲネプロから聴かせていただいたのです!

『どうしてあの指揮で、あんなに合うのだろう…!?』と思ったのをおぼえています(失礼)。

ちょっと分かりにくい(失礼)指揮なのですが、大フィルは一糸乱れません。

これができないとオーケストラはできないのか…、と思った大学1年生の頃…。

 

ちなみに、初めての名フィルも悲愴だったのですが、、

指揮者が誰だったのかすらおぼえていません…。ごめんなさい…。

でも多分、外山雄三さん…。

 

さて、みなさんはオーケストラを聴きますか?

ぜひ聴いてみてください。なにかが覚醒する瞬間がきっとありますよ。