流れの中で | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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音のタイミングや縦の線、どうやったら合うのでしょう。

そこばかりを見ていたのでは、いつまでも合わないのかもしれません。

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

 

音のタイミング

 

Twitterにこんなことを書きました。

そしたら、秀逸な反応をいただいたのです。

また、こういう声もいただきました。

 

 

止まって待っていたのでは…

 

まったく秀逸な声と言わざるをえません。

 

たとえば、お休みの小節のあとに出るところが合わない…

なにが原因なのでしょう。準備が不十分? 息が吸えていない? テンポの感じ方が…?

音楽は、あなたがお休みのところでも、ずっと『流れて』いるのです。

その流れの中に、あなたは居たでしょうか。

お休みの小節を、ほんとうに『お休み』して、ぼーっと待っていた?

でもそれで、出るところが合うでしょうか。

 

 

流れがまずあって…

 

鶏が先か卵が先か』で書きましたよね。

合奏の縦の線と音楽の流れ、どっちが先にあるのか…

音楽って、まず『流れ』があるのです。

拍も、リズムも、縦の線も、その結果としてできるし、その結果として合うのです。

まずは流れなんです。

だから、その流れの中にいることが、まずは合うための必須条件なんです。

流れを感じて、流れの中に居る、これが大切なのですね。

欧米のオーケストラだと、これが当たり前のようにあるのです。

 

 

 

ポーランドの…

 

これ、前に書きましたっけ…

ポーランドから、ある王立オーケストラが日本に演奏旅行に来ました。

トロンボーンが足りないということで、エキストラで1公演乗ったことがあるのです。

曲は、有名なグリーグのピアノコンチェルト。ソリストは日本人でした。ちなみに指揮者はドイツ人。

ところが、どうやらこのオケにとっては慣れない演目のようで、ゲネプロが、なんだか怪しいのです…

『これ、本番大丈夫かな…』と思ったのですが…

本番、細部はいろいろあったにも関わらず、まるで大河のように音楽が流れていくのです。滔々と。

なにも動じないし、みんながその大きな音楽の流れを共有している。流れの中に居る。

すごく安心して演奏できました。これ、日本のオケでは考えられないでしょ。

 

 

流れの中に居ること

 

音楽の流れの中に居ること、繰り返しになりますが、これ、とっても大切なことです。

テンポが合うこと、縦の線が合うこと、それにはまず、流れの中に居ることなんです。

ちなみに、ぼくは『タイミング』という言葉を多分使いません。

少なくとも、「音のタイミングを合わせて」って絶対言いません。

それは結果的に合うのですから。無理矢理合わせたら、いびつな音楽になるだけです。

流れの中に居るために…、休符は、特に、短い休符は、お休みではありません。

音のない音符です。音は出さないけれど、そこに音符があると思っていること。

タイミングを合わせるのではないのです。

まずは音楽を、その流れを、共有していること。これが大切なのです。

 

さて、音楽の流れ、共有できていますか。