先月、ダメ出しについての記事『ダメ出しや責めが好きですか』を書きました。
さて、ではなぜ、ダメ出しはダメなのでしょうか。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
ダメ出し
「ここがダメ」「あそこがダメ」「そこ合ってない」「これが濁ってる」「そんなんじゃダメ」…
そんなダメ出し練習に陥ってないですか。
こんなダメ出し指導、してないですか。
それ、プラスになりますか。
さて、でもダメ出しって、どうしてダメなんでしょうか。
ダメ出しがダメな理由
悪いところや欠点ばかり指摘されたら、モチベーションは下がってやる気も失せる…
ミスばかり指摘されたらミスしないようにって萎縮する…
そもそも、ダメ出しって全然楽しくない。
でも、そんなことなどではなく、ダメ出しには決定的にダメなところがあるのです。それは…
行き先がないということ。
『こうならないように』って言っているだけ。
じゃあどうなりたいのか、それがない。
つまり、理想がないのです。
理想なきところに成長なんかありません。
理想なき者がダメ出しをする
どうしてダメ出しばかりするのか、なぜ、ダメ出ししかできないのか、ズバリそれは、
理想がないからです。
理想がないから、ダメ出しすることしかできないのです。
ぼくも昔はそんなこともありました。バカでしたね…。
ダメなところをなくせば、いいものができると思っていた。
でも、それではなにもできません。なにもできなかった。
玉ねぎの皮をどんどんむいていったら、最後にはなんにも残らないのと同じです。
理想なき者がダメ出しをする。
理想なき者に、なにかを導くことはできないのです。
理想があればいいの?
さて、では、理想さえあればいいのでしょうか。
単に誰かの影響、受け売り、偏ったリスペクトから来る盲目的崇拝やこだわり、
勝手な思い込み、単なる理屈、ハウツー、意固地、メンツ、何かへの服従…
たとえばそういうものから出た理想は、利己的な理想です。
それでは、なにかを導くことはできないですよね。
ほんとうの理想って、やっぱり本質だと思うのです。先日書いたこと。
そして、ちゃんと対象をよく見て聴いて感じて観察してその上で、理想に至る道を示す、模索する。
じゃあダメなところはどうするの?
「ダメ出ししないのなら、ダメなところはどうするの?」と言われますか。
ダメなところって、ダメ出しするからなくなるのではなく、
ほんとうの理想を求める過程で結果的に、ダメなところもなくなっていくのだと思うのですよね。
むしろその方が、ダメ出しよりもずっと近道だと思うのです。
ダメ出しはサルでもできる。
でもそれは、遠回りどころか、結局、成長にはつながらない…。
さて、ダメ出し、していませんか。

