その練習、意味ありますか | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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学校吹奏楽を見ていると、日々いろいろな練習をされていますよね。
さて、その中に、意味のない練習、むしろマイナスになるような練習、あったりしませんか。
 
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
 
 
マイナスな練習
 
ツイッターに、こんな書き込みがありました…。
さて、こんな練習、していませんか。
クラリネットやサックスがマウスピースだけで音出しをしていたり、
金管楽器の初心者が来る日も来る日もマウスピースだけで練習させられていたり、
打楽器がスティック使って腕をねじる運動していたり…
昨日の記事に書いた腹筋背筋は意味のない練習だと思いますが、
こんな練習は意味がないどころか、ことによってはマイナスにもなりかねません。
また、『お腹に力入れろ』とか、理にかなわない教えも、残念ながら未だにいろいろありますね…。
 
 
中学校の時の話…
 
もしかしたら以前に書いたかもしれませんが、中学校の時の話…
 
 
中学校に入学して、入学式の次の日、先輩が1年生の教室まで来て、
「福見くん、放課後音楽室においでよ!」と…
音楽室に行くと、でっかいマウスピースが出てきて(中学ではテューバだったのです)、
「これ吹いて音が出るようにしてね」と…
ぶーぶーやって、その日は終わり。帰りに、
「明日も来るんだよ!」…
そんなこんなで、3日目くらいに福見少年、『こいつにはきっと本体があるはずだ』と思い至り、
準備室の楽器ケースを片っ端から開けて、マウスピースをはめてみる…
はまるやつ発見!(^o^)
これが、テューバとの出会いなのです。デフォルメなしです!
 
 
音階ひとつ
 
それから毎日勝手に楽器を出しては相変わらずぶーぶ一吹いていたら、入部一週間目くらいに…
顧問の先生がやってきて、Bの音階(今から思えば)を1オクターブ、指使いを教えてくれて、
順番にピアノで音を出して合わせてくれて、で、
「あとはこれを見て練習してね」って、教則本を渡されて…。
楽器について教えてもらったのって、これだけなんです。3年間で!
楽譜の読み方もよくわからなかった福見少年は、宝地図解読気分で楽譜を読んでいましたね。
教則本の運指表にはハイCまで書いてあって、なので、
『ここまで出ればプロと同じ』と思っていました(^_^;
 
いや、これだけしか教えてもらえなかったことをディスっているわけではないのです。
放任されてのびのび育った福見少年は、毎日楽しくバリバリとテューバを吹いていたのですから。
 
 
 
余計なことを教えるくらいなら…
 
ズバリ言うと、余計なことを教えるくらいなら、放任しておいてくれた方がいいと思うのです。
プラスになることならいいのですが、意味がなかったりマイナスになることだったら…
子どもの才能をつぶすのは、放任ではなく干渉なのですね。
ほんとうに必要なのは、『こうしなさい』や『これをやりなさい』ではなく、
『こんなふうになりたい』っていう理想型を、ひとりひとりが持つことなんです。
 
こんなこと書いていますが、ぼくも余計なことを言ったことがあります…。
合奏でコントラバスに、もっと鳴らしてほしくて、
「もっと弓使って!」って…。
ベースの先生に叱られました。弓の使い方というものを教えていただきました。
管楽器でいったら、無理矢理息を押し込むのと同じですね。こんなんでは、いい音は出ません。
反省です…。
 
 
どうしたらいいのでしょう
 
さて、ではどうしたらいいのでしょうか。
ます、日々おこなわれている、おこなっているいろいろな練習ややり方を、見直してみてほしいのです。
『これはほんとうに意味のあることなんだろうか、必要なことなんだろうか…』
そして、先生や先輩に教えられたことに対して、ある意味、疑問も持ってほしいのです。
疑問を持ったら、その意味や意義を訊いてみてほしいのです。
今はネットでいろいろ情報が得られます。いろいろな演奏を観たり聴いたりもできます。
だから、それぞれ研究したり、なにより、いろいろ聴いてイメージを持ってほしいのです。
ただ、その中にもやっぱりマイナスなものもあるので、やっぱり疑問も持ってほしいのです。
そして、もし教える立場になったなら、勉強や研究も大切ですが、
いちばん大切なのは、注意深い観察です。そして、不必要なことは伝えないこと。
 
さて、こんなふうに言われる方もみえます。
ぼくも、そう思います。
 
みなさん、練習の見直し、してみてくださいね。
意味のない練習、マイナスの練習、あったりしませんか。