吹奏楽指導で使っている,運指表。
これはお手製の,ホルンの運指表。
次回持って行こうと思ってプリントして眺めていると…
ホルンって,ひとつの楽器の中に2つの管がある。
B管とF管。
入口と出口(ベル)はひとつだけれど,中は2つになってる。
F管のほうが長い。
どの音をB管で吹いてどの音をF管で吹くのか,
それは流派や人によって少しずつ違うのだろうけれど,
下加線ファ(実音B)から下を,なぜ短い方のB管で吹くんだろう…
ふと疑問に思ったのでした。。
トロンボーンと長さはあんまり変わらない。
音域もほぼ近い。
でも,管の太さ,マウスピースやベルのサイズ,全然違う。
不思議な楽器です。
謎が多い。
あんな小さなマウスピースで,
なんでトロンボーンでも難しいような低音が出るの!?
世界でいちばん難しい楽器として,オーボエとともにギネスに載ってる。
この楽器のためにモーツァルトは協奏曲を4曲も書いてる!
そしてシューマンは,こんなすてきな曲を書いてる!
『4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック』
ハイF管どころか,バルブホルンもあったかなかったかの頃の曲!
かっこいいけれど,超絶な難曲ですよね!
もしホルンをやっていたらきっと,吹いてみたいと思っただろうな…
あっ,吹けたかどうかは別問題ね。
吹くのは大変だと思うけれど,ほんとにすてきな楽器です。