のびのびと… | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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いきなりですが…,

ぼくは中学校の吹奏楽部ではテューバを吹いていました。
先輩はいなくて,教えてくれる人もいませんでした。
最初に先生が,Bの音階1オクターブの運指を教えてくれて,
あとはこれを見て練習してね」って,
ファーストディビジョンっていう教本を渡されました。

アンブシュアなんて言葉も知らず,
呼吸法なんて言葉は聞いたこともありませんでした。
音階がB以外にもあるって知ったのは3年生になってから。
3年生になるまではテューバは独りだったので,
お手本も,くらべられる相手もいませんでした。
でも,今考えると,のびのびバリバリ吹いていました。

高校に入ってトロンボーンに変わって,
トロンボーンは1年生だけ3人。しかも全員初心者。
コンクールの曲とか難しくて大変でしたが,でも,
悩んだりはあまりしなかったと思います。
コンクールは,今,録音を聴いても,
すごくがんばったのが伝わってきます。
ほんとうに,のびのび楽しく吹いていました。

でも2年生になって,後輩が入ってきて,音大受験を決めて,
そしたら…
これができなきゃいけないこうじゃなきゃいけない
たとえば高い音が出なきゃいけない,いっぱい出てきて,
のびのび吹けなくなっていったように思います。
いろいろ悩んでばかりでした…。

どうしてあのままのびのび吹き続けられなかったんだろう…
これじゃダメ,できなきゃダメ,ここがダメ,ああヘタだな…
悩みっぱなしでしたねずっと…

吹きたい』だったのが,『できなきゃ』になっていった…。
いろいろな『must』に振り回されて…

『これができなきゃいけない』『こうじゃなきゃいけない』
じゃなくて,
こうしたい』って思いで吹いていられたらよかった
って思いますね。
でも,できなかった。。


今,中学高校で楽器をやっているみなさん,
とりあえず,悩みがないのなら,のびのび楽しく吹くのがいいです。
『こうじゃなきゃいけない』に振り回されるんじゃなくて,
自分の『こんなふうに吹きたい』に素直に従うのがいいです。
そういう意味で,現代は情報過多です。
悩んでいないのなら,アンブシュア呼吸法なんか気にしない。
そんなことなんかより,『どんなふうに吹きたいのか』です。
そのためにほんとうに必要になった時に,探究すればいいんです。


あの頃みたいに,のびのび吹きたいです。。