覚えた例文を元に、実際に自分で文章を作ってみる | ネイティブ英語のススメ

ネイティブ英語のススメ

「知識ゼロ」の状態から、ネイティブと「対等」に話すためのビジネス英語を学ぶ

前回の記事では、例文を音読する重要性について書きました。


同じ例文を何度も音読してくると、

段々とその例文中の文法を応用できるようになってきます。


そこで実際に、自分の言葉で文章を作ってみる事が大事です。

各文法項目につき、50例文位作ることを目指しましょう。


そこまで作れば、どういった状況でその文法を使うかが感覚的に分かってきますし、

文法を考えなくとも文章を作れるようになってきます。


私も実際、この練習法で各文法項目をスピーキングでも苦も無く使えるようになりました。

仮定法が苦手だったため、これに関しては100文以上作ったと思います。

お蔭で、今では仮定法を感覚的に作れるようになりました。


この1つ1つの積み重ねが、後々流暢性に繋がってくるのです。


この学習法と並行して、

自分の事や身の回りの事を全て英語で言えるようにするとよいでしょう。


自分の生い立ち、信条、恋愛、仕事等全て片っ端から英語に直していくのです。


じつはこれは、ネイティブと話すより効率的にスピーキング力を伸ばすことができます。

分からない単語があったらその場で辞書を調べられるからです。

ネイティブが目の前にいたら、このような事は出来ないでしょう。


このようにマイペースに学習できるので、

確実にスピーキング力を伸ばしていくことが可能なのです。


話す内容は、慣れてきたら1つのトピックについて深いところまで話してください。

話す内容が深くなればなるほど、高度な英語を要求されるので、

とてもいい訓練になります。


たとえば、

「今日の仕事が終わった。とても疲れた。家に帰って早くお風呂に入ろう。」

最初はこれでも良いですが、段々と細かい部分まで話すようにしてください。


「クライアントのクレーム処理に追われ、上司からもこき使われてとても疲れた。

このようにbecauseをつけて詳細を話していくようにしましょう。


もう1つのポイントとして、

日本語特有の表現を英訳できるようにしておくとよいでしょう。


例えば、上の例文の「こき使う」です。

言い方は色々とありますが、私なら boss someone aroundを使うと決めています。


このように、このフレーズにはこの英語表現を使うと決めておくと

流暢性を欠くことがなくスムーズに英語を話すことができます。


他にも、「彼は彼女の尻に敷かれている」はどうでしょうか?

私は She has him wrapped around her finger.をいつも使います。


こういった表現は、身の回りについて英語で表現している際に頻繁に出てきます。

その時に辞書を引いて1つ1つ確認しながら覚えていきます。


では、もし「尻に敷かれている」の表現が思いつかなかった場合はどうでしょう?

その時は直ぐに辞書を引かず、

何とか持ち前の英語表現で言い換えるようにしてください。


She always tells him to do this and that and he just obeys her. 

この様に言ってもネイティブは分かってくれるでしょう。


実は通訳中でも適した英語表現が思いつかない場合があります。

かなり焦りますが、その時は上のように言い換えて表現をするのです。


このようにして、自分の事について3時間程話せるようになれば、

大体の事はスラスラと英語で表現できているでしょう。


その後は是非、ネイティブと実際に会話してみてください。

自分がスラスラと流暢に英語を話せていることに驚くはずです。


何故かというと、一人で英語を喋る際は

自然と話す文章が長くなり、高度な文法力が求められます。


そういった文章を作るのに慣れてしまうと、

ネイティブとの会話が恐ろしいほど楽になるのです。


特に日常会話では、あまり長い文章は喋りませんし、

そのため使う文法も簡単なものばかりです。

(恋愛や、アドバイスする等の深い話になったら難しくなりますが)


そうなってしまえばネイティブとの会話が楽しくなります。

深い話もできるので、直ぐに仲良くなることも出来ます。


ぜひ、この方法で自分のスピーキング力を高めていってください。