千葉県柏市布施のお寺近くにある、弁天古墳を見学してきました晴れ

今の時期は、めちゃくちゃ暑いし蚊が苦手なので、山の中にある古墳よりも市街地や平地にある古墳を回るようにしていますランニング

 

東海寺の南側にあるのが弁天古墳で、全長約35メートルの前方後円墳です!!5世紀中頃の築造レンチ

 

この古墳で私が注目しているのは、滑石製石枕と立花が出土していることですラブラブ石の枕で眠った被葬者は、どんなリーダーだったのでしょうかラブ

 

(今回は、急に行ったのでカメラがなく、スマホでサクッと撮影しています)

上矢印お寺の南側に、古墳に上がる道がありますキラキラ

上矢印北側の前方部から、後円部に向かいますランニング

上矢印後円部にはお社が建てられていますお願い

埋葬施設は、墳頂部の少し西寄りで、木棺直葬です王冠2

上矢印こちらが後円部の西側丸レッド

中心部よりやや西側に、長さ約4.4m以上、幅約0.55mの木棺が直葬されていたようですお願い墓壙なしのタイプ。

上矢印後円部から前方部を眺めたところカメラ

地山に土盛りして造られた墳丘だからなのか、35mよりも大きいように感じるかも!?

上矢印前方部から後円部を眺めたところカメラ

 

埋葬施設から出土した石枕は、全長20.2cm、幅20cm。殯(もがり)が行われていた説あり。

石枕に頭を置いて、石枕の受孔に立花を立てていたとすれば、現代のお葬式と近いかな~なんて思いましたお願い

ご遺体のまわりを整えてお見送りするのは、今もそうですからねリボン

 

余談ですが、私ナンパされましたハート

これはマジです。久々にモテました!!

ドトールで、隣の男性に「ご飯行きませんか」と声をかけられましたコーヒー

どう見ても、80代のおじいちゃんなのですが・・・爆  笑

お断りしたものの、この年代だと古墳や歴史が好きという人がいらっしゃるので、少しお話してみたら良かったのかもしれませんねラブ

 

(参考文献)弁天古墳発掘調査団「弁天古墳発掘調査報告書」1993年3月

 

今年5月に、岐阜県揖斐郡大野町の野古墳群を見学し、ブログにも3回書いておりましたラブ

まだ載せていない古墳があったので、残りを掲載しますピンクハート

 

野古墳群は、元々28基の古墳がありましたが、現存は9基お願い

上矢印現地の看板カメラ

南側から見学したのですが、今回は野7号墳、不動塚古墳(野2号墳)、モタレ古墳(野1号墳)、についてのお話ですキラキラ

上矢印野古墳群が見渡せる、北側からの眺め虫めがね

オタク的には絶景萌えスポットなのですが、一般的には畑の風景なのでしょうか(苦笑)爆  笑

 

まずは、黄色の丸あたりにある野7号墳からレポートします!!

上矢印野7号墳は、帆立貝形前方後円墳丸レッド全長約29m、後円部径約22.6m王冠25世紀末の築造レンチ

こちら北側なので、南側に回りますねお願い

上矢印矢印のあたりが、長さ約7mの前方部四角オレンジ

モコッと少し盛り上がりがあります虫めがね

 

1995年の資料に、前方部が「造り出しと認定される」とあるので、以前は造り出し付き円墳だという指摘もあったようですバイバイ

上矢印野7号墳の北側にあるのが、不動塚古墳(野2号墳)旗

前方後円墳で、全長約64m丸レッド

 

後円部の直径約44m、高さ約7m。
前方部長約18m、幅約11m、高さ約1m。前方部は、後世の改変を受け、東側は損壊汗

 

西側にモタレ古墳(1号墳)が見えていますラブラブ

上矢印モタレ古墳も、帆立貝形前方後円墳丸レッド

全長約54m、直径約36m、高さ約6m。5世紀後葉~末頃の築造レンチ

 

前方部は削平されていますが、その先端部の斜面に埴輪の破片が一面に散乱していたそうですびっくり

 

野古墳群を回ったのは5月だったのですが、今だったら暑すぎて行けないです汗ここ日陰は一切ないですからね晴れ

7月30日に、兵庫県で気温41.2度を記録しましたけど、2年後3年後はもっと暑くなっているのでしょうか!?

 

この暑い中、うちのクーラーは壊れています笑い泣き

エコでいいかなと思うので、しばらく扇風機で頑張ります(笑)

(参考文献)飛騨考古学学会「飛騨と考古学」1995年12月

これまで岡山県の古墳について書いていたのですが、ここでひと味違う古墳群のことを載せてみたいと思いますピンクハート

韓国ソウル特別市松坡区石村洞にある、石村洞(ソクチョンドン)古墳群の見学記です!!

 

2019年に行った時の話になるのですが、整備された古墳群なので、現在もそんなに様子は変わっていないと思いますキラキラ

百済前期(漢城時代・~475年)の古墳群です王冠2

 

現地の記録では、元々この周辺に古墳は89基あったのですが、現在は整備された公園内に8基旗

(土壙墓は移設含む)

上矢印地下鉄石村駅から、西に5分くらい歩きますランニング

現地には、日本語の説明看板も少しあって嬉しいですねひらめき電球

 

まずは、公園内地図の北にある3号墳から!!

上矢印3号墳は、東西50.8m、南北48.4m四角オレンジ

三段築成の基壇積石塚レンチ調査時にはかなり破壊されていたようで、これは修復した姿お願い

 

墓槨部の構造は不明、3世紀中葉前後の築造とされていますが、私は1991年の資料しか見ていないので、現在は研究が進んでいるかもしれませんあせる

上矢印ロープがあり中に入ることができないので、撮影のみカメラ

 

各段とも、まず砂利を敷いてから割石を積んでいるそうですがグッ砂利の上に積むと、安定しないような気がしますけど!?どうなんでしょうね~びっくり

上矢印その隣にある4号墳王冠2

同じく三段築成の基壇積石塚で、一辺が下から24m、17.2m、13.2m四角オレンジ

4~5世紀前半の築造レンチ

上矢印石積み具合がいいですね~ラブラブ

 

南に開口する方形状の横穴式石室があり、中は粘土で固められていました。石室は、古墳の象徴として造られたものだと考えられています口笛

 

石室がシンボルならば、実際にはどう埋葬したのかというと、内部の粘土層に土壙を掘ったようですお願い

上矢印4号墳から南に進むと、1号墳旗

行った当時は入ることができず、柵越しの見学虫めがね

 

調査時には最下部の基壇しかなく、北と南に2基並ぶ双墓だったことが確認されていますびっくり

北側は3世紀中頃の築造で、南側は3世紀末~4世紀初頭の築造レンチ

上矢印一番南にあるのが5号墳旗

径17m、高さ3mで、今は円墳に見えるのですが、調査時は長方形に近い楕円形でした虫めがね

 

古墳群の中では一番保存状態が良かったので、調査せずそのまま保存キラキラ

主体部として、いくつかの木槨と甕棺があるのではと考えられていますお願い

 

この日は、古墳の帰りにケンタッキーに寄っています(笑)

韓国グルメを楽しまないともったいないのですが、だってケンタのチキンって美味しいじゃないですか~爆  笑

次回こそは、ケジャンやキンパなどいただいてみたいですねナイフとフォーク

 

(参考)武末純一「土器から見た日韓交渉」1991年1月

前回の続きで、岡山県の古墳巡りについてですピンクハート

倉敷市真備町下二万の勝負砂(しょうぶざこ)古墳と、二万(にま)大塚古墳を見学してきました拍手

 

勝負砂古墳と二万大塚古墳は、直線で約400m少々という近さですランニング私は、地元の方に車で連れて行っていただきました車

いつもありがとうございます!!

 

この2基とも草むらなので、何とも見応えのない写真になりましたがあせる学術的には、とても素晴らしい古墳なのですラブ

上矢印まずは勝負砂古墳から虫めがね

全長42m、後円部径29mで、前方部を西に向けた帆立貝形古墳旗

5世紀後半の築造レンチ

上矢印なんと!!

未盗掘だったので、竪穴式石室から鏡、短甲、刀、馬具などの副葬品が、ほぼ完全な形で見つかりましたびっくり

上矢印後円部に上がらせていただきましたお願い

ほぼ中央に竪穴式石室があり、内法長さ3.59m、最大幅約1.2m、高さは約0.6m四角オレンジ

 

石室を作った後に墳丘が盛られている、石室の構築方法などが朝鮮半島に由来するものだと考えられています王冠2

かなり朝鮮半島色が濃い古墳ですキラキラ

上矢印勝負砂古墳から西に行くと、二万大塚古墳があります王冠2

 

墳丘長38m、前方部を西に向けた前方後円墳で、6世紀中頃の築造レンチくびれ部に、円筒埴輪で区画された造り出しあり。

上矢印ここも、横穴式石室から鏡、馬具、鉄器、装飾品など、副葬品が豊富に発見されています乙女のトキメキ

上矢印後円部に上がらせていただき、前方部を眺めたところカメラ

草むらなので、後円部の盗掘坑は見えませんでしたあせる

上矢印横穴式石室は、建物の裏側にあり南南西に開口四角オレンジ

石室には土のうが詰められていて、中が見えないので妄想しましたラブラブ

 

石室は、両袖式で全長9.1m。

玄室長4.7m、幅は奥壁で2.5m、高さ2.5m虫めがね

 

二万大塚古墳は、勝負砂古墳や天狗山古墳とは系譜が異なる人物と考えられています旗

頑張って出世したリーダーなのでしょうか!!やり手ですな口笛

 

さてバイバイ

昨日は、土用の丑の日だったので、ガッツリとうな重を食べてきましたよスプーンフォーク

今日は選挙に行きましたランニングあっという間に連休が終わりそうですあせる

皆様も楽しくお過ごしくださいね走る人

 

(参考文献)二万大塚古墳発掘調査団「二万大塚古墳」2018

 

 

前回の続きで、岡山県の古墳巡りについてですラブ

倉敷市の天狗山古墳を見学してきました!!

5世紀後半築造の帆立貝形前方後円墳です王冠2

 

昨年10月から、東京国立博物館で特別展「はにわ」が開催されましたキラキラ九州会場もありましたねランニング

 

埴輪だけではなく、今回行った天狗山古墳の出土品も展示されていましたので、はにわ展に行った皆様はご覧になっているのだと思いますOK

覚えている方、いらっしゃいますか!?照れ

上矢印天狗山古墳は、小田川の南側、丘陵尾根先端部の標高約90mの位置にあります旗

看板があり、行くのはそんなに迷わないと思います拍手

 

地元の方にお願いして、連れて行っていただきました車

ありがとうございました!!

上矢印説明看板もありましたOK

上矢印まず後円部が見えてきます丸レッド

周溝、周堤ありOK

 

墳丘長57.0m、後円部径46.5m 、高さ9.7m (周溝底から)

前方部長17m 、最大幅推定22.7m 、高さ 1.6m 

周溝と周堤も含めた総長約80m

上矢印木がもっさもっさとありますが、周溝がはっきりとわかりました霧

前方部のほうも見に行きましたが、草が生い茂っていますあせる

上矢印後円部に上がらせていただきましたお願い

後円部は経46.5m丸レッドほぼ中央の6m下に、長さ3.8mの竪穴式石室あり。深い!

南側にある穴(黄色の線)は乱掘の跡です汗

上矢印後円部から北側を眺めると、平野部と右手に高梁川が見渡せます晴れ

 

古墳の副葬品が豊富で、鏡、武具、馬具が出てきているのですが馬

昨年開催された特別展「はにわ」で、天狗山古墳の挂甲(けいこう)と籠手(こて)が展示されていましたラブラブ

上矢印一部を除き撮影OKだったので、写真を持っておられる方がいらっしゃると思いますカメラ

 

挂甲は、鉄製の小札を繋げて作られたよろいなのですが、計算上でこの小札は757枚とされています。

実際に着用したら、コレ重いでしょうねバイバイ

私が着たとしたら、歩くだけで疲れそうですあせる

 

真夏なんて、鉄製のよろいを着たらめちゃ暑いでしょう晴れ汗だくでも、かき氷なんてまだないですし(笑)

練乳かけたらおいしいのに!!

 

古墳の首長も楽ではありませんね爆  笑

 

(参考文献)松木武彦・和田 剛・寺村裕史編「天狗山古墳」2014