※ネタバレあり。
佐野史郎さん小泉八雲の朗読会で映画に出演すると言っていたので見に来ました。
山口出身のグ・スーヨン監督と深町友里恵がタッグを組むロードムービー。
加藤雅也もグ・スーヨン監督と交流がありスポンサーもしているそう。
まぁ、内容はよく知らないのでとりあえず見る、ってカンジで。
女優を夢見て上京したものの30歳にして夢破れ、故郷に戻って来た富澤ユリ(深町友里恵)。
友達も仕事もなく、やむなく父・昌治(加藤雅也)が経営するラジオ局”カモンFM"を手伝う事になる。
ところがそのラジオ局は倒産寸前で、スポンサー(山崎静代)が閉鎖を迫っていた。
さらに、ユリの前に謎の不気味な青年(西尾聖玄)と、存在感の薄いお菊(大後寿々花)が現れ、ユリにつきまとう。
そんなある日、スポンサーからラストチャンスとして、ラジオドラマ制作の命令が下る。
オーディションをして役者を募るが評判はイマイチ。
そこで下関の赤間神宮を舞台にした小泉八雲原作の怪談『耳なし芳一』を放送することにするが…。
(ネットより)
なんかユリがね〜、めっちゃワガママでムカつくのよ〜(^^;💦
別に才能があって評価されないというならまだわかるんだけど、才能もないみたいだし、それならもっと早くに別の道を探していそうなのに。
それに30歳なら才能ある先輩たちが何人も辞めていくのを見てると思うけどなぁ。
でまぁ、故郷に帰ってきても上から目線でワガママで、父親がやってるFMラジオを手伝え、と言われて手伝うんだけど全くやる気なし。
挙げ句の果てには
「私に才能がないのは父親に才能がないせい。遺伝だ!」
と怒鳴る。
父親も「そうだな」とか言って甘やかしているのがまたイライラするんだよ〜。
ある日ユリにいじめられていたというお菊という女性が現れるがユリは「覚えていない」と突き放す。
お菊も「覚えていないんじゃ4んでも仕返しにならないか」と返している。
また自タヒした青年がユリに付きまとい「4ねばいいのに」と囁くがユリには特に響いていないよう。
この辺のドライなやり取りがなかなか理解できない。
自分もイジメられたことがあるけど加害者を今でも恨んでいるし、あいつらを叩きのめして有罪にしてやりたいと思ってるからね。
でも、こないだたまたま『ペントハウス』という韓国ドラマを見ていてちょっと納得した。
オペラ歌手を目指していた女性がライバルに喉を傷つけられて歌手を断念。
ライバルは父親の力で罪を逃れ今や声楽の教師として業界のトップに君臨している。
ここで日本人的にはいかに相手に罪を認めさせるか、いかに相手に反省させるか、と言う話になりそうだけど、
挫折した女性はライバルに「娘を一流の歌手にする」と宣戦布告した。
まぁ、なんだろ~な。
日本から近い大陸の人々も日本から遠い大陸の人々も、悪いことしても反省しなさそーだし、謝らなさそーだもんね(笑)
捨て身で相手に銃を突き付けるとかすればうわべだけは謝罪するかもだけど、基本的には「恨んでいる」とか訴えても通用しなさそう。
So what?みたいな。
だから戦わなければならないのか。
あんまり日本人には向いてないかもな〜💦
だから生き残れないのかなぁ?
佐野さんは『耳なし芳一』の和尚の役、と聞いていたけどラジオドラマの中の和尚だった。
法衣姿など見れるかと思って期待してたんだけど(^^;💦
でも、安定の演技で安心して見れる。
欲を言えばもっと聞きたかったけど、それはまたの朗読会に期待するか。
赤間神社が少し見れたのもよかった。
加藤雅也はちょっと弱々なとーちゃん、というカンジだけど、決して夢を諦めてはいないんだな、というのが最後にわかる。
まぁ、気弱なわりには赤のシャツとか着てるしな。(上記の写真参照☝️)
内に秘めた情熱みたいなものはずっとあったのかもしれない。
そして最後にラジオで生き生きと喋るシーンでは赤シャツは着ていなかった。
あと怖いスポンサーが何故しずちゃんなのかもわからないけど(^^;💦
何より下関の風景が美しくそれもすごく絵になる映画だった。
『幽霊はわがままな夢を見る』予告編。
👇️👇️👇️👇️👇️
大竹まこと×佐野史郎。『幽霊はわがままな夢を見る』👇👇👇👇👇
2024.5.6 佐野史郎&山本恭司。小泉八雲朗読のしらぺ。👇👇👇👇👇