六月大歌舞伎。夜の部。 | 旅食遊。祈恋。

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※ネタバレあり。



獅童の息子、中村陽喜と中村夏幹が初舞台と聞いてやって来ました。


二人が挨拶してる動画見たけどホントかわいい。


獅童との親子共演も見てみたい。





南総里見八犬伝

有名な話だけどうっすらとしか知らない💦
これも短い時間なので八犬士が名乗りを上げるいい場面だけなんだけどね。

犬塚信乃と恋人の浜路を同じ役者(米吉)が演じているのも歌舞伎ならでは。
橋之助、児太郎など若手を盛り上げるための舞台らしい。

何気に市川染五郎も出ていたのだが、とにかく30分くらいの短い舞台なのであんまり浸れなかった(^^;💦

そして私もそろそろ南総里見八犬伝くらい学んだほうがいいかも。



山姥

タイトル見て怖い話なのかとwktkしてたんだけど全然違った。

坂田金時(梅枝)を育てる母(萬壽)の物語。
その母親が山姥と呼ばれていると言う…何故かは知らん💦

熊と相撲をとっているほど強い息子だが、そこはやっぱり子供。母親に甘えたりする。
でも、大人が勝負を挑んできた時は母が慌てて駆け寄り、
手加減してあげなさい。
とこっそり耳打ちして笑わせる。


今回時蔵が名前を息子に譲って萬壽を名乗り、また中村梅枝が初舞台ということでご挨拶もあった。

中村陽喜くんと中村夏幹くんも侍姿で出ていて、小さいのに頑張ってた。

本当にちっちゃい(^o^)

獅童も源頼光役で出演していたのでいっしょにご挨拶。 
これを見れただけでもよかったなぁ。






魚屋宗五郎



獅童初役、魚屋宗五郎。

どんな話か全然知らなかったけど、『番町皿屋敷』の後日譚だそう。

宗五郎は大酒飲みで飲むと暴れていたが、そんな時妹お蔦がとある旗本の目に留まりお屋敷に奉公に上がることとなった。
その時支度金として200両を頂き、更に毎月のお手当まで出してくれている。
おかげで借金を返済し魚屋としてうまくいくようになった。
宗五郎はこれを大変恩義に感じ、酒を一切断つ。
しかし、お蔦が不義密通で成敗されたと聞いて…。



宗五郎、普段は親思いのいい人なんですよ。


ただ酒を飲むと暴れるっていう…。

あ〜、そーゆー人いるかも。

しかし、そんな人が酒を断てるんだ?と疑問に思わなくもないけど。


そこへお酒が届くんだよね。

それを持ってくるのが陽喜くんと夏幹くん。

「いい酒だよ。灘の生一本だか」

とか

「酒が好きで酒屋に丁稚奉公してる」

とかいちいち言うことがかわいい💕


ただ二人はここしか出番がないのが残念💦




酒を贈ったのはお蔦の同僚おなぎ(孝太郎)。
いや、酒はヤバイだろうと思うのだが、イヤホンガイドに寄ると、

おなぎはお蔦から宗五郎が酒好きだと聞いているが、『酒を飲むと暴れる』ことは聞いていない

のだそうで、この時点でもう結末が知れるなぁ💦

面白いのが酒の飲み方で、普通は湯呑みを口に近づけるじゃないですか?
宗五郎は湯呑みに顔を寄せるんですよ。
どんだけがっついてるんだか(^^;💦

しかも、お蔦は岩上典蔵というものが横領している事実を知ってしまったたため家宝の皿を割ったという罪を着せられて56されたと聞いて宗五郎は逆上。

酒の勢いも手伝って旗本屋敷に乗り込む。


この時女房のおはま(七之助)が宗五郎を追いかけて行くのだが、髪にさしていた櫛を胸元にしまうんだよね。

これは走ると櫛が落ちるからだそうで、

落ちるんだ?

まぁ、差してあるだけだからな。


とそんな細かい知識も入れつつ…。



宗五郎の二面性がおもしろかった。

獅童もお父さんがアレだったからいろいろ苦労したかもだけど、息子二人が育っているから安泰かな〜。