月。〈PG-12〉 | 旅食遊。祈恋。

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※ネタバレあり。

※長いです。



動画見てて偶然この映画知った。

津久井やまゆり園で入居者が元職員に大量虐殺された事件を扱っている作品。

(現在では相模原障害者施設殺傷事件と言われている)


考察動画でもネットの感想でも絶賛されているので、これは見ないとと思って。


あんまり宣伝とかされていないし、映画館も限られているので空いてるかな?と思ったけどほぼ満席。

事件への関心の高さがひしひしと伝わってきた。




深い森の奥にある重度障害者施設で新しく働くことになった堂島洋子(宮沢りえ)は、夫の昌平(オダギリジョー)とふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。

施設職員の同僚には陽子(二階堂ふみ)や、さとくん(磯村勇斗)らがいた。
そして、洋子は自分と生年月日が一緒の入所者、“きーちゃん”と出会う。
光の届かない部屋で、ベッドに横たわったまま動かない“きーちゃん”のことを、洋子はどこか他人に思えず親身になっていく。

しかし、洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする。
そんな理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく。

そして、その日はついにやってくる。

(ネットより)




ごめん。
あんまり刺さらなかった。 

そもそも津久井やまゆり園の事件を扱っているが、メインは洋子・昌平夫婦の話だよね?
そこで原作はどうなのかネットで見たんだけど、”きーちゃん"とさとくんの話らしくて堂島洋子と昌平は出てこないらしい。

(あくまで感想を読んだ限りで。間違ってたらすみません)

夫婦には子供がいたことがあるんだけと、先天性の心臓疾患で3歳で子供を亡くしている。
なので今、40歳を過ぎて妊娠したことに動揺している。

また何か障害があるのではないか?
健康でもこの子が成人する頃には私たちは60を越えているし。
じゃあ、検査をするか?
検査して障害があったら墮胎するのか?

そのことをやまゆり園の事件とかぶせて描いている。


さとくんと言うスタッフが事件を起こした植村聖のことなんだと思う。

さとくん、いい子なのよ。
ほかのスタッフに比べて入居者のこと考えてるカンジで、紙芝居とか作ったりして。

でも、この子が入居者を○害するに至った経緯と言うか心情がわからない。
自分の決意をとうとうと洋子に語るんだけど、全く伝わってこないのよね。

洋子が返す言葉も「そんなこと私は許さない!」とか、すごく平たくて、
でも、ここのシーンがすごく長くてどーしよーかと思った。



だから実際はどうだったのかとネットを検索してみたけど、植村聖死刑囚のことはよくわからなかった。

『京都アニメーション放火事件』や『秋葉原通り魔事件』の犯人にありがちな人間関係につまづいて自暴自棄になった、というわけではない。

成績は中の下、親とは問題ないが不良グループに属していた。
反社会的行動はないが当時は違法でなかった脱法ハーブに手を染め、そこから大麻を吸うようになったらしい。

とは言え男女問わず大勢の友人がいて彼女もいるリア充真っ只中の人生。
グループに溶け込めない人がいるとさり気なくフォローしてあげたりしていたそうだ。
その一方で何事も長続きせず、教育学部に進むも教師の資格は取っていない。
仕事を転々としたあと「楽だから」と言われてやまゆり園に転職。

やまゆり園の入居者のことも最初は「かわいい」と言っていたとか。
友人たちも「いつ植村の心情が変わったのか?」と話し合うこともあるがわからないそうだ。


わからないんだから書きようがないよな。


植村聖は○す前に「話せるかどうか?」ということを聞いてから犯行に及んでいる。
(劇中では「心があるかどうか?」に変更されている)
う〜ん、そうだな。
コミュ力がめちゃめちゃ高くても相手が話せなかったらコミュニケーション取れないからな。

精神鑑定では「自意識過剰でナルシストだが気遣いはできる」と言われている。
パーソナリティー障害という診断もあった。
何だろうな。
問題があったら乗り越えないといけないんだが、長続きしないというのは乗り越えずに逃げてるというか。

(もちろん”逃げる"という選択肢もある)

これは彼なりに問題に立ち向かった結果なのか。




そもそも論なんだけど、洋子と昌平は何故避妊しなかったの?

子供のことでそんな辛い思いをしたなら避妊するか行為を避けると思うんだよね。
まさかアラフォーになって「妊娠するとは思わなかったぁ〜!?」なんて小娘みたいな言い訳は通用しないし。
ゴムもピルも100%ではないからその上での話ならわかるけど。

昌平って洋子のことを「師匠」と呼んでいて一見尊敬してる風だけど、「大切にしてるなら避妊しなよ」って思う。
脚本が男性だから視点が違うのかなぁ?

まぁ、洋子が妊娠しないと始まらない話なんで仕方ないかもだけど。


でも、オダギリジョーが唯一癒やされる存在なのでそこはいいんだけど。


二階堂ふみの突っ込みもいろいろ気になるところはあるんだけど、それを書くとまたブログひとつ出来そう。
親が敬虔なクリスチャンなんだけど、父親が昔はめっちゃ浮気してたとか、子供時代にDV受けてたとか、3.11後の現地に行った話とか。


まぁ、気になった人は見てください。




 『月』予告編。👇👇👇