※ネタバレあり。
これは何で知ったのか忘れた。
でも、主演女優さんが歌手で撮影当時役と同じ92歳であったことを知っていたので何かYouTubeを見たのかな？
あまり多くの映画館で公開されているわけではないけど、かなり席は埋まっていました。
タクシー運転手のシャルル(ダニー・ブーン)は12時間勤務で休みもないし金もない。
しかも免停寸前で行き詰まっていた。
ある日客を迎えに行ってほしいという依頼が入るが遠いので断ると、今からメーターを入れていいと言われ受けることにする。
マダムはマドレーヌ(リーヌ・ルノー)と名乗り92歳だと告げた。
先日階段から落ちて骨折し、危ないから医者に施設に入るよう言われたと。
マドレーヌは思い出の地に寄ってくれるようシャルルに頼む。
父親がナチスに殺された場所。
そしてパリを解放したアメリカ兵と３ヶ月付き合ったこと。
恋人が去ったあと妊娠がわかったこと。
その後レイ(ジェレミー・ユラルト)という男性と結婚したが自分にも子供にも暴力がひどく、悩んだマドレーヌは睡眠薬で夫を眠らせバーナーで夫の下腹部を焼いてしまう。
裁判でマドレーヌは懲役26年という判決を受ける。
上告は許されない時代だった。
だが、時代は変わり13年で出所。
やっと息子と再会したが、息子はカメラマンとして逃げるように戦時下のベトナムへ。
犯罪者の息子として辛い思いをしていたことを知った。
そして半年後に戦死してしまう。
勝手に自分語りを始めるマドレーヌにシャルルは面倒くさいな、というカンジだったが、マドレーヌが夫にした仕打ち、また長すぎる判決に驚き引き込まれる。
いや、フツーに離婚すればいいんじゃない？
…と思うが、その時代は暴力で離婚する人はいなかったそうだ。
というか『離婚』という概念がないというか…。
夫の許可がないと何もできない時代だったから。
息子のためにダンナと別れたかったが、その息子も離れていってしまった。
父親が死んだ場所から始まり結婚した時住んでいたアパート。
まぁ、そこは警察署になってたけど。
二人で橋からコンシェルジュリーを見るが、そこはマドレーヌが裁判を受けたところ。
でも、この頃には二人はすっかり打ち解けていいてマドレーヌを
「男のアソコをバーナーで焼くなんてね！」
とか言って爆笑していた。
いや～、衝撃的だった～(^^;💦
『ミッドサマー』で彼氏を燃やした以来の衝撃だったわ～(笑)
何でそーなったのかというとマドレーヌはレイの子供を生みたくなかったらしい。
それにしても、思い切ったな～(^^;💦
お金のことで頭がいっぱいだったシャルルもこの頃には余裕が出てくる。
まぁ、懲役26年食らった人を前にしたら、ちょっと金がないことくらい小さなことに思えてくるよね(^^;💦
医者の兄に頼っていたシャルルだがこれからは世話にならないと電話で告げたり。
特に信号無視して免停を食らいそうになった時マドレーヌの機転で逃れることができた。
これがうまいんだよね。
シャルルはマドレーヌに感謝してディナーを奢ることにした。
施設から早く来るようにと電話があったけど、それを無視してレストランに向かう二人の楽しそうな顔。
なんかいたずらっ子みたいで。
マドレーヌにとっては外での最後の食事。
ところでマドレーヌが出所してきた時ってたぶん40手前だと思うんだけど、それからの50年間何してたかは語られていないんだよね。
パソコンに映った１枚の写真から女性の人権運動に参加していたらしい、ということくらいしか。
そうするとこの日はマドレーヌにとってご褒美のような１日だったのかも。
そしてシャルルにとっても
「困っている人を助けたら神様で、男の親切に喜んだ神様がご褒美をあげました」
的な結末になっててそこはちょっとファンタジーみたいなカンジだったけどね(^^;💦
しかし、ひとつ突っ込むとしたらタクシードライバー大変かもしれないけど、嫁は看護師なんだよね。
看護師だったらまぁまぁ稼いでないですか？
シャルルの家もわりとゆったりしてて広い部屋(パリでは普通？)だったし、あんまり金に困ってるカンジはしなかったけどなぁ(^^;💦
でも、私的にはすごく好きな映画。
後ろで流れている歌もすごくよかった〜。
終活について考えているから、こんなような奇跡みたいな出来事が降ってこないかな～、なんて思ったりして。
まぁ、それにはこのマダムのように素敵でないとダメかなぁ(^^;💦？
とりあえずバカな男共を叩き潰すところから始めますかね。
私、ひどいこと言われても２回までは許すようにしてるんだけど、最近それってムダかな？と思って。
だってこっちが何も言わないととつけ上がるんだよね、男って。
YouTubeの復讐動画とか見てるとみんな徹底的に叩き潰すとこまでやってるし。
やっぱそれが正しいよねー。
『パリタクシー』予告編。👇️👇️👇️
『パリタクシー』裁判編。👇️👇️👇️
『At Last』by Etta Jaoes。👇️👇️👇️
